2020年9月5日土曜日

【20200905:土】+++営業の電話+++

 


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今日も開店時刻の30分前の準備に忙しいときにお店の電話に着信があった。最近は090や080で始まる携帯電話番号で電話をかけて来るのでお客さんからの問い合わせかと思って電話に出る。

すると、

大抵はカタカナ的横文字会社の名前を言い、

「オーナー様ですか?」と訊いて来る。

オーナーなんて言うほどの立派なものじゃないけれど、電話して来るタイミングが悪いよ。

「ごめんね、今準備中で忙しいから」

あるいは、

「今、接客中なのでごめんなさい」と言って電話を切る。

 

切った後でため息が出るときもある。

それはなぜかと言うと、おそらくけんもほろろに電話を切ったことに対するいわれない罪悪感なのかと推測する。

電話をかけて来た人も仕事で、しかもかなりブラックな職場で、とんでもないノルマを背負いながらも、とにかく手当たり次第に電話をしなければ・・・と頑張っている人なのかもしれない。

相手によっては怒鳴られたり、罵倒されたりで、 それだけでトラウマになりそうなのに、生きて行くために電話番号を押し続けなければならないのだ。たとえ電話番号を押す指が震えていたとしても、ココロが折れるまで電話して一方的に電話を切られ続けるのだ。

せめて自分が勧める集客方法が他社よりも断然優れていたりお得だったりするなら、説明するにも自信を持って臨むことができるのに、どうせこんなことやったってお金をかけただけ集客実績が上がるわけじゃないし、自分がオーナーだとしてもこんなことにただでさえコロナ禍で客が減って大変な時期にお金をかけるわけがない・・・と思うから、余計に説得力を持って説明なんてできないのだ。

そんな事情を抱えていた人かもしれない・・・と思ったりしてしまうのだ。

 このようにぼくは電話の向こうの見ず知らずの人の事情や人生を妄想し、勝手に申し訳なく思ってしまったりする。ただ単に暇だからなのかもしれないけど。

実際はカバンを持って汗しながら一軒一軒玄関のインターホンを押して飛び込みセールスするわけでもなく、空調の効いた涼しい部屋でスマホ片手に電話して、当たれば儲けもの・・・と言った感じなのかもしれない。

God Knows!

しかし、電話でのセールスもココロが強靭でないとやっていけないよね。

ぼくには絶対無理だ。 

それだけは確かだな。

*写真は午後1時のもの。今は快晴に近いけど、これが夕方には予報通り雨になるのかな?

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