2024年2月29日木曜日

【20240229:木】+++寒くない2月が終わる+++

 


■□

底冷えする2月。

体調要注意の2月。

ぼくにとっては鬼門の2月なのだけれど、それがもう終わろうとしてる。

そしてすでに酷暑の夏が長期予報で告げられている。

つくづく肌寒いくらいの季節が、冬の始まりや終わりの頃の季節がぼくには合っていると思う。


ところで世間知らずのぼくが最近驚愕したこと。

一つは、100円硬貨が不足してきたので銀行に両替に行ったら、無料なのは一日10枚まで、つまり1000円分しか両替できないということ。そして驚愕したのは11枚目から手数料が550円もとられるということ。

驚くとともにぼくは腹立たしくなった。ますます銀行なんて使いたくなくなった。


そしてもう一つ。

それは世の中、ぼくが想像するよりはるかに多くの悪意が渦巻いているということ。

認知能力の衰えた老人からなんとかお金をくすねとろうとする詐欺や詐欺まがいの商法がはびこっているのを目の当たりにして驚くとともに腹がたった。今回はなんとか阻止できたけれど、言葉たくみに無料をよそおい、署名も代筆して契約書をつくってしまうから質が悪い。

本当に弱肉強食のせちがらい世の中になってしまった。

この責任はもちろん政治にあるけれどそれを選択してきたのも、あるいはどこに投票しても同じだとして投票すらしないのも、搾取される側自身でもあるわけだから絶望的なんだよね。言い換えれば、今の状況って、自分が奴隷だとわかってなくて奴隷化してるようなもの。本人には主人と思わせ、実際は隷属化されてても気が付かないようにされてるだけ。

現状の既得権益者たちは選挙の重要性がわかってるから組織票で絶対投票させるのに、搾取される側は「政治は誰がやっても同じ」「自己責任論」を骨の髄までしみこまされ、投票の重要性を理解していない・・・とぼくは思ってるよ。





2024年2月27日火曜日

【20240227:火】+++『658km、陽子の旅』+++

 


■□

久しぶりに映画の感想を記してみる。

映画「海炭市叙景」の熊切監督で音楽が同じくジム・オリーク、主演が菊地凛子。

東京から青森までのロードムービーときいては見ずにいられなかった。

2022年製作でコロナ禍が落ち着きはじめて久しぶりに撮った映画だったと熊切監督が語っていた。

ぼくはDVDを購入し見ることにした。


ここからはぼくの個人的な感想なのでそれに惑わされず実際に自分で観て良し悪しを判断してほしい。

というのも、ぼくはちょっとこの映画にのめり込むことができなかったからだ。

良い映画だと思うのだけど、何がぼくのこころを震えさせなかったのか考えてみた。


一つは、この映画は菊地凛子で始まり、菊地凛子で終わる映画だったということ。

彼女の演技は先輩共演者が言う通り役柄が憑依したような演技だった。とてもうまいのだと思う。

菊地演じるところの主人公には人とのコミュニケーションになにがしかの問題があるのも見て取れるし、ヒッチハイクをしながら徐々に他人に自分の気持ちを言葉や表情、態度で表現できるように変化していくのもわかる。

でもぼくには何か違和感が残るのだ。

そもそもこの主人公がヒッチハイクをして青森を目指すことをチョイスするかということだ。おそらくここでまずぼくはつまずいてしまったのだろう。


何週間もヒッチハイクをしたわけでなく、翌日のお昼過ぎに到着するわけだから、結局1日半くらいのはなしだ。

ヒッチハイクで拾ってくれた人たちもそんなに多くない。5組くらいのことだろうか。

またその人たちがそれぞれに特徴のある人たちでそれもぼくを白けさせることになった。


ラブホテルでほぼレイプに近い扱いを受け、そこから逃げるように一人海辺に向かい、真冬の浜辺で行き倒れのように横たわっているシーンや、そこから起き上がり暗くうねる冬の海を見つめるシーンなど絵的に印象的なシーンもある。

でも、ぼくはいつも海のシーンで思うことだけど、この映画の場合、真冬の東北の波打ち際に横たわり、波に洗われるに任せる人っているのだろうか?ということだ。

そもそも波がまだ来ない干潮だったとしても湿った砂の上に横になるだろうか?真冬の東北だよ。

服も靴も髪の毛も下着も海水で濡れ、事後処理がとんでもなく大変なはず。

風も吹いてるので、寒さでカラダは震え低体温症になり生命の危険だって考えられるほどじゃないのかな。どう考えてもそんな状態で冬の海を茫然と眺めていられないはずだ。


また、登場人物のキャラクター設定もはっきりしすぎてるようにぼくには思えた。

ステレオタイプとまでは行かなくてもね。


この映画に感銘を受ける人はきっと多いだろうし、良い映画に違いはない。上海の映画祭では賞も獲得している。

でもぼくには安直なものに思えてしまう。

就職氷河期で夢破れた女性、20年地元に帰っていない、突然の父親の訃報と里帰り、父親との確執の記憶、高速道路サービスエリアで置いてけぼり、ヒッチハイクで葬儀に向かう、ヒッチハイクしてくれた人とのぎこちないやりとり、レイプ、冬の海、震災被災地、雪の降る実家・・・。

あれこれ詰め込みすぎではないだろうか。


やはり菊地凛子で始まり、菊地凛子で終わる、彼女の演技力だけが際立ち印象に残った映画だったように思えた。

ごめんなさい。



2024年2月25日日曜日

【20240225:日】+++2月がもうすぐ終わってしまうね+++

 


■□

ちょっと色々焦ってしまう。

だってさ、もう2月が終わってしまうからね。

3月15日が迫ってきてる。

そろそろ必死でやらないと。


脳内計画中のこれまた久しぶりのグループ展の要項も完成させないといけないし。

全てやれてない。

日々の生活に追われてるだけだ。


井田さんの個展ももうすぐ折り返し地点になる。

2ヶ月は学校の夏休みよりも長いのに、始まってしまえばあっという間だ。


井田さんを通して新たな出会いもあり、刺激はたっぷり受けてる。

でもとりあえず、しばらくはこもってパソコン仕事に専念します宣言!

映画会も海を見に行くことも(+カラオケなんかも)しばらく我慢することに。

よろしくお願いします。




2024年2月15日木曜日

【20240215:木】+++2024年2月のぼくのTumblr+++


 

■□

2024年2月のぼくのTumblrにリブログした9点。

スキ!に加えておいた候補の中から選ぶんだけど最近はスキ!に加えるものがとても少なくて毎回選定に時間がかかる。以前はありすぎてリブログしすぎだったからね。

自分のスキ!を客観的に見る(識る)ことができるのでやってるんだ。

2024年2月14日水曜日

【20240214:水】+++取り壊しじゃなくて良かった〜!+++

 



■□

某公園のぼくのお気に入りの展望台に久しぶりに行った。

今日は4月並みの暖かさだったからね。

段差をのぼって目に飛び込んできたのは、展望台を覆うシートだった!

恐れていたことがついに来たか!とぼくは思った。

老朽化して崩壊の危険があるので取り壊し・・・なんてね。

近づいて覆いの中をのぞいてみるとペンキで塗り替え中だった。

良かった〜!

取り壊しではなくて本当に良かった!

これからまだ10年はのぼれるかなぁ。

こんな昭和テイストの展望台は希少貴重だ。

この後、池の改修工事中のカフェでサンドイッチのランチを食べた。

ここも久しぶりだ。

この池にいた多くの鯉や亀はどうなったんだろう?

店主に尋ねると、おそらく隣の池(某公園内になるのかな)に持っていったらしいとのこと。

2年程かかるこの工事が終わった時に、このカフェのテラスから見える景色は随分違ったものになるんだろうなぁ。

それも楽しみだね。

それにしても今日は暖かったね。


2024年2月12日月曜日

【20230212:月】+++34年ぶりの再会で嬉しかったこと+++

 


■□

K津さんがいきなり一人でぼくのお店にやってきた。

入ってきて、じっとぼくの顔を見つめていた。

どのくらいの時間お互い見つめあっていたのか定かではないが、

ぼくはしばらくして気づいた。

ぼくが新任の県立高校教諭で赴任してから最初の転勤になるまでの6年間主に部活動の顧問としてお世話になった人だった。

K津さんの髪の毛は白くなっていたけれど、現役の頃とほとんど変わってないのがぼくはとても嬉しかった。

「ジュンくん、ぼくはもう80歳で今年81歳になるんだ。」と言って少し照れくさそうに微笑んだ。

「以前も2回ほどジュンくんの店に来ようとやってきたんだよ。結局わからなくて、今日はもう一度チャレンジして今日こそジュンくんに会おうと思ってやってきたんだ。」

「ぼくのお店は目指して来てもたどり着けない人がいるくらいだから」とぼく。

ぼくは懐かしさのあまり、K津さんと強く握手した。そして、彼が今でも元気にいてくれたことが嬉しくて思わず肩を撫でたほどだ。

「生きてるうちに、ジュンくんにあいたくてな。」と冗談のようにK津さんは言ってまた微笑んだ。

ぼくが転勤してから24年。

そして早期退職してからちょうど10年が経ったから、34年ぶりとなる。

以前大病をされたとは思えないほどはつらつとしていた。

現役時代、正直ってすごく親しくしていたとは言えないかもしれないけれど、お互いに部活動指導でそれぞれの存在を意識していた気がする。

学校と言う組織を離れ、今一人の人間として再び接することができたこと、そしてこうして生きていてくれたことが本当に嬉しかった。

また会います!




2024年2月8日木曜日

【20240208:木】+++深夜トーク+++

 


■□

秋田の柊さんと深夜トーク。

午前1時少し前まで1時間半ほど音声通話した。

とても久しぶりだった。

柊さんとは1996年くらいにネットで知り合ったから、既に四半世紀以上経ってることになる。

ぼくより6歳ばかり歳上だったと思う。

ぼくは東京の荻窪にあった彼の下宿先にお邪魔したこともあるし、同じく荻窪の名曲喫茶ミニヨンで柊さんのギター演奏会を聴きに行ったこともある。また逆に名古屋市栄の芸術文化センターでクラシックコンサートを聴いたあと、柊さんは新栄のVOUSHOを訪問してくれてお茶したことも。

さらには、柊さんが故郷である秋田県鹿角市の実家に戻ってから、その近くにある自家焙煎珈琲店アートヒルズでぼくの個展を開催したこともあった。彼が個展開催を取り持ってくれたのだった。

25年間に直接会ったのは5回ほどでしかないけれど、ずっと友人関係が続いているのだから、ぼくにしてはいたって稀有な例と言える。

今夜も話は尽きることがなかった。

持病をかかえているので健康状態が気になっていたのだけれど、声も張りがあり、プライベートも充実しているようだったので安堵した。

何歳になろうとも、好奇心を失わず、探求心を持ち続けることが人間的魅力の素なんだなと柊さんと話していて思ったのだった。


2024年2月7日水曜日

【20240207:水】+++ライブ予定決まったよ+++

 


■□

まだ詳細は未定だけれど、今年の5月11日(土)にオツベルくんのライブをやることに決まった。

2年ぶりと言うことになるかな。

約3ヶ月後ってことだからきっとあっという間に当日になってしまうだろうね。

楽しみだな。

それとは別に山田庵巳さんと松浦湊ちゃんとオツベルくんの夜音会もいつか実現しようと言うことでそちらもどう展開していくか楽しみ。

とりあえずオツベルくんのライブの詳細が決まったら正式に告知しますね。

2024年2月6日火曜日

【20240206:火】+++idaaya個展1週目終了+++


 

■□

井田さんの個展の1週目が終わった。

見てくれたお客さんに感想を伺うと一様に面白いと言う返事がかえってくる。

「でしょ!」とぼくは心の中で何回リアクションしたことか。

こんな作品は見たことがないはずだから当たり前と言えば当たり前なのだけど、

みなさんそれぞれに視点が違って面白い。

刺繍自体の作り方に興味もつ人。

標本されたコトノハの内容自体に共感する人。

アート作品としての見え方にこだわる人。

内容と表現方式の連携のたくみさに感心する人。

等々。

さて、あなたが見たとしたらどう感じ、またどこに着目するのだろうね。


第1週目の4日間だけでこんなお客さんがぼくが知るだけでも二人いらした。

それは、InstagramやTwitter(Xではなく敢えてこの名称を使ってます)で以前からフォローして井田亜矢さんの作品は知っていて見たいと思っていたけれど、まさかこんな近くで見られるとは思ってもいなかった・・・と言うものだった。

そして付け加えておくと、当然のことながら、同じ市内であってもVOUSHOの存在も井田さんのSNS告知で初めて知ったとのことだった。隠れすぎてるからね。

この機会に少しでも多くの人に井田さんのこの作品群を見てもらいたい!と心底思えること、そしてギャラリースペースを一望するたびに、この個展をVOUSHOで実現できたことがぼくは本当にうれしいと思うのだった。

そんな第1週目だったなぁ。

*来週月曜日の三連休最終日に井田さんがまた在廊予定です〜!駐車場は満車かもしれないのでその時は宮前市営駐車場をご利用ください。




2024年2月1日木曜日

【20240201:木】+++2月個展搬入終了!+++

 



■□

井田亜矢さんの個展『某所コトノハ蒐集展示室』の搬入日。

午後1時過ぎから午後5時半頃まで搬入・展示作業。

ぼくはその前段階で自分の作業場になってた二階展示スペースを復旧するのに何日間要したことか。実はそちらの方が大変だったかもしれない。

今日は井田さんご夫妻がいらしての作業。

補助的な作業をすこししただけでほぼほぼお任せ状態だった。

ご夫妻が帰られてから、すこし微調整することに。井田さんの了解も得て、一部展示位置を変更し、作業を終えた。

久しぶりの展示だし、井田さんの準備は完璧で勉強になることがたくさんあった。

納品書からプライスシールまでここまできちんと準備されてるのには頭がさがった。

展示点数も多く、見応えがある。

2ヶ月のロングラン展示なだけに責任をもって展示管理していかなくてはとあらためて気持ちを引き締めた。

井田さんのご主人も収集癖があるご様子でMacの話で盛り上がって楽しかった。