2023年2月25日土曜日

【20230225:土】+++英国ドラマの成熟度+++

 


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アマプラ中毒的なぼくだけど、本や映画同様ここでも気に入ったものを繰り返し見ている。

そんな中でぼくがとても感動したのは英国の刑事ドラマ。日本や米国のように格闘シーンや銃撃シーンは全く無く、地道な聞き取り調査や科学捜査を積み上げ、被害者や加害者を特定していく。

もちろん、それだけなら科学捜査を題材にしたドラマは日本にも米国にもある。

一番の違いは、被害者や遺族に対する『尊厳』があることだ。被害者や遺族の気持ちに終始寄り添っていることだ。

捜査のボスは女性であり、人種問題や障害者、LGBT、認知症等当たり前のようにドラマの中に盛り込まれている。

それぞれ6話から成るがいつも一気に見てしまう。

人物の描き方も厚みがあり、英国の落ち着いた、成熟した文化の片鱗を感じずにはいられない。

原題は『UNFORGOTTEN』。

邦題は『埋もれる殺意』。

副題は年代順に『39年目の真実』、『26年の沈黙』、『18年後の慟哭』となる。

それぞれ順に「ホモセクシャルに対する偏見と敵意」、「未成年者に対する性的虐待」、「10代少女を狙った連続レイプ殺人のサイコパス」がテーマとなっている。

テーマからすると残虐シーンがありそうだけれど、殺害シーンはこのドラマでは描かれていない。そういうところもいい。

警察官のプライベートな家庭状況の変化もあるので、この順に見るのがベストかな。

機会があれば、是非見てほしい。感想も話し合えたらいいなぁ。

2023年2月23日木曜日

【20230223:木】+++キーワードは『尊厳』だと思う+++

 


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昨年、元総理の国葬前からぼくはテレビを見るのをやめた。あの国葬実施(そもそも国葬の決定プロセスもぼくには納得できなかった)がぼくをテレビから遠ざけた大きな要因ではあったけれど、好きじゃない人がテレビやネットで重用されてることもぼくがテレビを見なくなった一因だ。

あまりネガティブなことを書かない方がいいんだろうけど、まぁぼくの極私的つぶやきだと思って聞き流すか、今日のブログはとばしてもらってかまわないからね。

『今だけ、金だけ、自分だけ』思想がマスコミやネットでもってこの国の隅々に浸透し、ぼくらは気づかないうちにそれがスタンダードであるかのように錯覚し、ついには常識と化していく。まるで真綿のプロパガンダだ。

『今だけ』でなく「これから先」、『金だけ』でなく「お金にかえられない豊かさ」を、『自分だけ』でなく「あとの世代、子孫にも」残し伝えていくことが、本来的に人のある姿だとぼくは思うけど、ぼくの好きじゃない人たちはあの多数派の余裕の薄ら笑いで、そんなことを言うぼくを馬鹿にして笑いのめすのだろう。

まやかしの三権分立、まやかしの安全保障、まやかしの復興、まやかしの原発安全神話等々等々等々・・・。

上から下までまやかしだらけだ。

それでも、損得や思惑だけで動く人間ばかりじゃないのも事実。体制に流されず踏ん張ってる人もいる。

だからぼくもわずかな希望であってもそれをゴミ箱に捨てず、今でも諦めきれずに持ち続けているんだよね。

権力や強いものに決してむけない批判は辛辣でもなんでもない。そんな輩たちが葬り去られる時代がいつか来ると思いたい。

ぼくは「人間に対する『尊厳』をその人が持っているかどうか」がカギだと思ってる。

国会での会議中、質問にたってる野党議員の質問を笑いのめしていた元総理と元副総理の二人の顔つきと、自分とは異なる意見に対し同じように笑いのめすコメンテーターたちのそれは全く同じものだとぼくは思う。

それは人に対する『尊厳』のかけらもない顔つきだとぼくは思ってる。

笑いのめしは、社会の上から下まではびこってる。

ぼくらの日常、ちょっとした人の集まり、組織の中にもある。

だからぼく自身に対しても『尊厳』のない笑いのめしを無意識にしてしまっていないか自己チェックを怠ってはいけないと思ってる。

また、ぼくは「愛想笑い」もしないように気を付けているけれど、これも根っこで「笑いのめし」につながっているように感じるからだ。

人に対する尊厳を失えば、名古屋入管であったような非人道的なことが日常的に起こりうるわけだ。『(経済的)成長』ばかりを求める社会でなく『成熟』を求める社会になるのも、同じように人としての『尊厳』がキーワードになるんじゃないだろうか。

*写真はネット上から拝借しました。


2023年2月22日水曜日

【20230222:水】+++楽しめたインスタレーション+++


 

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これは実際に見るしかない。

見なきゃわからない。

正直言って、ぼくはインスタレーションの熱心な鑑賞者でも理解者でもない。

ぼくにとって作品のコンセプトと作品そのものとの関係や意味がわからない・・・というのがインスタレーションのイメージだった。

でも、小島さんの作品はどれも素晴らしかった。

真っ暗な空間というのもいい。

目が慣れる・・・という感覚。

そのアナログ感もいい。

ギャルリ百草の係の女性の説明も丁寧でわかりやすくよかった。



天気がよくないと楽しめないインスタレーションもあるから、陽がさす天気の時がおすすめ。

とにかく、見なきゃわからない。

ぼくはとても楽しめたよ。


2023年2月17日金曜日

【20230217:金】+++7回目のヤッホ〜!+++

 


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某カフェでモーニング。

天気がいいから外のテラス席でね。足もとはさすがに冷たくても陽の光がぬくいから幸せ。

そして7回目の植物園へ。

ヤッホ〜!とココロの中で。

きこえたかな?



岩本池で水鳥を双眼鏡で観察してから、ふるさとの森のいつものベンチに。

寝転んで空を見上げる。

今日はウィリアム・フィッシモンズで。

冬の木立と林、それに足もとの落ち葉を眺めながら聴くフィッシモンズはさらにいいよ。

今日もひとときの小確幸に酔いしれちゃったな。





2023年2月16日木曜日

【20230216:木】+++今年初の軽登山+++

 


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久しぶりのタカさんと一緒に彼のおすすめスポットである里山の頂上へ登山した。

蒲郡と三河湾が一望できる頂上へは登山口から30分で到着できた。

タカさんは平気そうなのに、ぼくは久しぶりの登山ですっかり息が切れてしまった。

運動不足と体力低下がはなはだしいことを実感した。

頂上にはベンチがあって、きっとここで多くの人が座っては、一人景色を眺めてたそがれたり、あるいは、友人やパートナーや恋人とさまざまな話を交わしたことだろう。

ぼくらも景色を眺めながら、お互いの近況なんかを語り合い、昼食をとった。

来る途中、タカさんの知り合いのテイクアウト専門のお好み焼き屋さんで買ってきたお好み焼きをぼくらは頬張った。

お金はかからないのに、なんと贅沢な時間だろう!

天気がよくて、海が鏡面のように輝いていた。

陽の光とそのぬくもりに包まれていると、まるで季節は春まっただ中のような錯覚にぼくはおちいった。

おそらく来る人も少なく、知る人ぞ知るのスポットなんだろう。

こんなナイススポットを案内してくれたタカさんに感謝だった。

本当にいい時間が流れていたなぁ。

2023年2月15日水曜日

【20230215:水】+++映画『Archive』を2回続けて見た+++

 


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ぼくはアマプラ中毒かな?

SF映画『Archive』は車の事故で亡くした愛妻を復活させようという男性ロボット工学者の物語だ。こういうテーマの映画は最近よくある。人間の記憶や感情をアンドロイドの記憶中枢に移植ダウンロードというやつだ。だから切り口が斬新と言えば、今ではそうでもないと思う。

ユニークだったのは米国映画なのに舞台が日本の山梨県ということ。しかし、ドローン撮影される森林や豪快な滝や湖のある風景は日本というより他の国のような気がする。

そしてブレードランナーのように、欧米人の考えるウルトラアジアンテイストの怪しい雰囲気のレストランとかも少しだけ登場する。

しかしほとんどの舞台はCGで合成したような渓谷に忽然と建つ研究施設の中のまるで宇宙船の中のような空間で展開していく。

低予算で作られた映画だと素人のぼくでも思う。

それでもだ。

ぼくをして映画のエンドロールを注視させ、なおかつすぐ2度目を見る気にさせたのは、セリフが少ない映画であることや暗い環境音楽の効果、さらにはJ1(ジェイワン)とJ2(ジェイツー)という旧型ロボットに感情移入させられてしまったからにほかならない。

主人公のロボット工学者は2体のロボットとその進化系の3体目のアンドロイドの製作途中だった。

J1は知能が5~6歳程度。姉ということになってる。腕もなく、会話もできないが、よちよち歩行はできた。外で作業する工学者を研究施設の外通路で待つ姿がいじらしかったりする。

妹にあたる2体目のロボットはJ1より進化し、知能は15~16歳程度。人なら思春期でもちろん自我もある年頃。会話もできるし、腕もあり、歩行能力もJ1よりあるから、工学者と一緒に屋外での作業をこなすこともできる。彼からは姉の世話をするようにも言われていて、姉思いなのが彼女の動作からもうかがえる。

そして、特筆すべきはJ2は夢を見るし、悲しみや絶望という感情を持っていることだった。

ブレードランナーの原作のタイトルが「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」だけれど、その哲学的な問いをいとも簡単に飛び越えてしまっていた。

J1とJ2が見た目と能力が工場ロボットや初期の人型ロボットだとすると、J3はいきなり最新のアンドロイドだった。知能も身体機能も人間と同等だった。その短期的進化があまりにも唐突すぎるのだけど、3体目の新型製作に没頭する彼を見るJ2は、新型J3に嫉妬し、自分たちはトイストーリーのように古いおもちゃのように見捨てられる不安と悲しみを感じていたことだろう。SFとしてはありえないような陳腐な設定だけれど、見ていてかわいそうで、そんなJ2やJ1にぼくは感情移入してしまうのだった。



特に、J3と人間同士のように会話してるロボット工学者を柱の陰からJ2が盗み見するシーンや、J3を襲った懲罰として電源を切られ、数日後に再起動された時、自分の脚の部品がJ3に使われたのに気づいたときの彼女の絶望感と深い悲しみに心が痛んだ。

そしてこれもあり得ないことだと思うのだけれど、J2は自ら湖に入水する選択をするのだった。

映画の最後ですべてがわかる大ドンデンガエシがあり、そうきたかと思ったのだけど、その結末は有り体と言えば有り体だろう。

日本の山梨が舞台ということに関連し、監督は攻殻機動隊のファンなのかもしれないとぼくは思った。

一つにはJ3の人工皮膚を作る工程は、押井守監督の『イノセンス』のオープニング3D動画に似てるし、その後J3が目覚めるシーンは攻殻機動隊の草薙素子がセーフハウスで目覚めるシーンとも似てると思ったからだ。


低予算がゆえのつっこみどころが多々ある映画だけれど、ぼくは人間の感情をもったJ2の悲哀やもじもじとしてかわいいJ1に完全にやられてしまった。

そんなわけでこの映画はぼくの好きな異色のSF映画となった。

機会があったら是非見てください。

2021年1時間49分『アーカイヴ』監督:ギャヴィン・ロザリー

2023年2月14日火曜日

【20230214:火】+++映画『smother』の台詞から+++

 


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アイルランド映画、あるいはアイルランドのテレビドラマなのだろうか、『SMOTHER 行き詰まる愛 なぜ夫は殺されたのか?』のシーズン1、6話完結を見た。米国映画とは違う湿った雰囲気と寂寥感、閉塞感のある映画だった。

1話50分として全部で300分、つまり5時間に及ぶ。

登場人物の名前と顔を覚えるのは大変だけど、長尺物だけに、個々の登場人物の描写に奥行き感があって、ぼくは嫌いじゃない。

人間の強欲さや虚栄心、妬みは言動の原理にもなる。損得だけが価値基準になる人も少なくない。

ぼくの大嫌いな『今だけ、金だけ、自分だけ』の人たちも同類だ。利用できる者を平気で踏み台にし、踏まれる側の気持ちなんてお構いなし。踏まれたくなければ、他人を踏みつけるようになれと弱肉強食理論でせせら笑ってうそぶく。

このドラマの中もそんな人間の様々なネガティヴさが渦巻き、小さな田舎町特有のよそ者に対する排他性や偏見もあいまり、まさに「窒息させられる」ような気分になる。


そんな中で主人公の恋人男性のこの言葉にぼくは救われた気がした。暗闇の中に一条の光を見た気持ちだった。

それはこうだった。

『思惑のもとに動く人間ばかりじゃない。親切心で動く人間もいる。』

(行き詰まる愛 なぜ夫は殺されたのか? シーズン1、エピソード5より)

その男性自身もとんでもない誹謗差別を受けつつ、恋人の娘が横領した大金を肩代わりする時に言った言葉だった。

きっとぼくらの周りにだって、程度の差こそあれ、思惑のもとに動くばかりじゃない、損得とは関係なく動く人がきっといるはずだと思う。

そんなことを考えさせてくれるドラマだった。
寝不足要注意〜!

2023年2月13日月曜日

【20230213:月】+++懐かしい人と楽描き帳+++

 


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先日、高校時代の部活のチームメイトのお通夜で再会したYが初めて来店してくれた。30分ほどの時間だったけれど、彼と談笑できて楽しかった。とても嬉しかったな。こんな時間が何十年ぶりに彼ともてたことがね。

もう1人久しぶりのお客さんが来てくれた。

去年大学を卒業し大阪で就職したEさんだ。大きなガラガラ引っ張るバッグを携えて来店してくれた。

彼女は250ccの中古オフロードバイクを購入して通勤したり、ツーリングしてるそうだ。10ヶ月ぶりに見るEさんは立派な社会人に成長していた。本当なら駅に着いてそのまま電車に乗って大阪への帰路につけば楽なのにわざわざ来てくれたことが嬉しかった。

ありがとう!



その彼女がお店に置いてるスケッチブックにコメントを書いてくれていた。

半分以上のページがすでに埋まっていることもあって、せっかくなのでVOUSHOオリジナル表紙を作ってみた。

これでもう少し楽描き帳の存在が目立つようになって活用されるといいのだけどね。


2023年2月12日日曜日

【20230212:月】+++ドキュメンタリー映画『太陽の塔』(2018年)より+++

 


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先日『岡本太郎展』を見に行ったのだけど、その前に見ておけばよかったのがこのドキュメンタリー映画『太陽の塔』だった。

「岡本太郎→アメーバー、南方熊楠→菌類」という対比や太陽の塔とチベット仏教、曼荼羅への言及も面白かった。「自発的隷従」という国民性を端的に表した言葉や、これから先は「成長でなく成熟」という言葉も納得するものだった。

さらには、東日本大震災の原発をめぐる登場人物の発言がぼくのココロをつかんで離さなかった。特に民俗学者で学習院大学教授の赤坂憲雄氏の発言がココロにささった。『資格がない』というフレーズがね。

備忘録として以下にその発言の抜粋を記しておくことに。

興味あったらどうぞ。

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思想家/人類学者 中沢新一

社会を作っているいろいろな原理、でそれは矛盾に満ちたものだけど、この世界はそれについて考えるなというのが大前提になっていますね。でそのためにマスコミとか教育とかいろんなものが総動員して考えるな考えるな。
考えそうなやつをバラエティー番組に出してきてわーって笑っちゃうわけね。で何かちょっと考えてるふりしてるコメンテーターとかタレント出して、「あ、その人たちが言っていることでいいや」ってことで済ませちゃうんですよ。

だけど3.11みたいな出来事になるとそうはいかなくなったでしょう。その時に考えざるをえなくなる。エネルギーのことも考えなければいけない、農業のことも考えなければいけない、人間のつながりもこれでいいのかとか、そういうことを考えさせられたわけね。ところがあれが数年経つともうまた同じになってくるんですよ。あんなこと考える必要は無い。で、原発は再稼働しないとこの社会はちゃんと動いていきませんよって言うメッセージがどんどんどんどん送り込まれてくるようになって、また考えなくなっているわけですね。

なんかまた元に忘れちゃった。なぜ忘れたかって言ったらそれは忘れさせるようにしてるって言う力がかかっている面もありますね。

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民俗学者/学習院大学教授 赤坂憲雄

原子力発電所って福島では200%安全だって言い聞かせられていたんですよ。そのくせその原発を管理する人たちはきちんとした安全対策をとってなかったわけですよ。しかもその安全対策に何百億かかるからとか、ちんけな額じゃないですか。

その時に僕はいろんなことがむき出しになったなと思いますけども。
1つは、我々日本人は原発を持つ資格がない。モラルにおいても、技術においても、その社会のシステムにおいても、あんな強大な自分たちがコントロールできないものを扱う資格がないよ。

ヘリコプターから何かしょんべんみたいな水ひっかけましたよね。つまり見ちゃったんですよ、われわれは。途方もないカタストロフィーを。でもそれを引き受ける事ができない。引き受ける覚悟もない、だからなかったことにしたいんですよ。で、なかったことにするためにみんなでよってたかって隠蔽、嘘と隠蔽をして僕は巨大なモラルハザードが起こったと思います。

で僕は思いましたけどもソ連邦と言う国家体制はチェルノブイリの6年後に崩壊するんですよ。1つの理由だって言われています。
つまり、原発の事故っていうのはそのくらい巨大な負の遺産を我々に残してしまったんだと思います。そこから逃げようたって逃げられないのに、今一生懸命逃げようとして、なかったことにしようってことをやっている。

津波でひっくり返されたビルを前にして巨大な防潮堤作ってるじゃないですか。もう本当に巨大ですよ。唖然とするような。あんなものが本当に沿岸部の村や町を守ってくれるか。次の震災が来たときには、もうコンクリートなんてボロボロになっていて崩れてますよ。でもメンテナンスするだけの経済力もわれわれはない。それは未来の地域社会、地域の村や町を守ってくれない。もう皆気がついてますよ。






2023年2月11日土曜日

【20230211:土】+++こんな日もある+++

 


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集中力が欠けて、食器を割ったり、包丁で指を切ったり、やるべきことを完全に失念したり、今日はまさにそんなぼくにとっての危険日だった。

今朝なんてせっかく焼いてカットしたばかりのチーズケーキをタッパーに移し替える際あやまってタッパーごと4切れ落として潰してしまった。

ぼくの想定外の出来事。こんなことが起きるなんて!

「あ~あ、やっちまった~」とぼくは情けない声で何度も独り言を繰り返した。

ため息も何度もね。

しかし、これも経験の一つ。

落としたのは一部だし、これからこんな事態も招くことを肝に銘じ、同じ失敗を繰り返さないようにすればいいこと。

なんて自分をなぐさめた。


こんな日もあるよね。


今日はなんだか頭の芯がぼーっとしてる気がする。

集中力が続かないんだろうね。

ぼくは珈琲を淹れるお湯でやけどするんじゃないかとか、飲みものを運ぶときに落として割るんじゃないかとか、最悪の場合、お客さんのテーブルで珈琲をひっくり返すんじゃないかとか不安になった。

そんなことがないようにいつもの倍以上は注意したので、いつもの倍くらい時間がすぎるのが遅かった。

これも幸いなことに、おそれたことは何も起きなかった。

よかったー。

閉店後すぐにケーキの仕込みをした。

明日はカットしたケーキを落とさないように気をつけないとね。



2023年2月9日木曜日

【20230209:木】+++休館、閉店、さみしい現実+++

 


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一つ一つ文化の灯が消えていく。

そして実は消しているのは残念に思っているぼくら自身でもあるという現実。

変わらないものなど無いというのが世の常だとはわかってるのだけど。

なんでもワンクリックで済ませられる便利なデジタルの時代の波の中に、一つ一つ実はとても貴重なアナログなものがのみ込まれ消えていく。

大手資本の前になすすべもなく淘汰されていくのをぼくらはただ茫然と傍観するしかないのだろうか。

名演小劇場が3月で休館し、正文館書店本店が6月で閉館する。

ぼくは思うのだけど、こういう時にこそ活用するのがクラウドファンディングではないのだろうか。猫も杓子もクラファン利用が大嫌いなぼくであってもね。

さみしい現実だよな。



2023年2月8日水曜日

【20230208:水】+++碧南市の展示へ+++

 


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天気がよかったので、久しぶりに海を眺めたあと、碧南市の哲学たいけん村無我苑へ。

サカオケンジさんの展示が昨日から始まっていたからだ。これで彼の展示は春日井市の神社の森のとで2回目となる。

碧南市の哲学たいけん村無我苑は若月さんの展示を見て以来で、こちらも2回目。遠いけれど車で行く道順はほとんど覚えたと思う。

サカオケンジさんの立体作品は独特の力強さと躍動感があると今回も思った。

正直言って、彼の作風やテーマはぼくの好みや興味と必ずしも一致しているとは言えないけれど、なぜか彼の作品展はぼくの足を会場に運ばせるのだ。それは一つには彼の作品には彼のものづくりにかけるエネルギーとこだわり、そして彼のアーティストとしての生き様までが色濃く出ている気がするからかもしれない。

今回の展示とは関係ないけれど、ぼくは彼が昔たずさわっていた雑誌「手の仕事」に毎号掲載されていた彼のイラスト付きコラムが面白くて好きだった。

ほんとうに多才な人だ。

茶室にも彼の作品が一つ飾ってあったし、水谷一子さんの作品も思いがけず見ることができてよかった。

そして西尾が近いからなのか抹茶がとてもおいしかったことも付け加えておかなくては。和菓子付き350円はのまないてはないな。





2023年2月3日金曜日

【20230203:金】+++ヤッホー、6回目!+++

 


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池のあるカフェのモーニングサービスを楽しんでから6回目になる植物園へ。

ヤッホー!

曇天で寒空だった。

でも、それはそれでいい。

冬っぽくていい。

今日も岩本池の野鳥をビノキュラーで観察モドキしてから

お気に入りの「ふるさとの森」の奥へ。

ベンチに座り、植物園の入り口にあった自販機で買った柚子レモンを飲みながら

スマホで音楽を聴いた。

小確幸。


どこにでも居るカラス。

森の中でもカラスの鳴き声が他の鳥の鳴き声より大きくこだましていた。

ゴミをあさったりするから、嫌われモノでもあるのだけれど、コロナ禍になってからカラスの数がかなり減ってるとの報告もある。

カラスはネズミや害虫を捕食してくれるという人間にとって好都合のところもある。

今日はそのことを考えながらカラスをみた。

そしたら、いつもの憎たらしさがかなり軽減していた。

ぼくらはついつい人間中心、人間に都合よいか悪いかでモノゴトをジャッジする悪癖があるからね。この星に共生させてもらってるんだという意識をもたないといけないよね。


2023年2月2日木曜日

【20230202:木】+++カキフライと岡本太郎展とサブカル古本屋+++

 


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この時期だからこそ、おいしいカキフライを食べたい。

今のところやはりここのカキフライが一番おいしい。

ぼくの味覚による判定なので、全くあてにならないことをお忘れなく!

大粒のカキ5つで大満足。

NHK名古屋の地下にあるお店。

何年ぶりにここで食べたかなぁ。

昔と変わらずおいしくてよかった。



岡本太郎展。

平日だけど来館者が多かった。

ぼくは絵画よりも彫刻の方が楽しめたかな。

それより展覧会の出口のちかくに作られた特設ショップの岡本太郎グッズの多さに驚いた。

商売っ気がすごかった。

岡本太郎の作品はグッズを作りやすいこともあるだろうけど、ちょっとどうかなぁと思った。



伏見地下から移転してもう何年も経つ古本屋にやっと行けた。

ここは名古屋のサブカル系書店の筆頭だと思う。

午後2時からの営業ということもあってタイミングが合わずなかなか行けなかった。

しかもわかりにくい場所にあるしね。

ぼくは中古本を1冊購入した。

入店してすぐに見つけた本だった。

ポイントをためると交換してもらえるこのお店のトートバッグがとてもほしくなった。

販売はしてないとのこと。

15,000円買うともらえることがわかった。

あと14,000円かぁ~。

先が長い。

その間にトートバッグの印刷デザインが変わらないことを祈るしかないね。



2023年2月1日水曜日

【20230201:水】+++こんなパフェが食べたかったんだよね+++

 


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フルーツてんこ盛りのパフェもいいだろう。

新鮮なフルーツを使えばおいしくて当たり前ともいえる。

ぼくがパフェで嫌なのはパフェの最下層で嵩上げするコーンフレークだ。

だからコーンフレークを使ってるパフェをぼくは注文しないようにしてる。

今日行ったお店のパフェは期間限定メニューで1,100円したが納得のおいしさだった。

アイスクリームもチョコレートも自家製だし、もちろんコーンフレークなんて使ってない。最後の最後までいろんな味変が楽しめるスグレモノパフェだった。

毎月変わる期間限定のパフェを毎月食べに行きたいと本気で思った。

このお店を教えてくれたお客さんに大感謝!

お店の場所はとてもわかりにくいところで、土地勘がなければナビ無しで行けないと思った。

お店の具体的情報はここには記さない。

ヒントは岐阜県多治見市の住宅街の中にお店はあるということ。

車でしか行けないだろう。

これで見つけたらそれもすごいよ!