■□
アキ・カウリスマキの映画を久しぶりに何本も続けて見てる。
彼はぼくの好きな監督の一人。
「敗者三部作」。映画内では「負け犬」というセリフがしばしば使われている。
この三部作は「浮き雲」、「過去のない男」、「街のあかり」。
その他の作品も基本的にはどれも社会の底辺層の人々の暮らしぶりと生き様をセリフと表情少なに淡々と描いている。カウリスマキ独特の『間』がユニーク。
「マッチ工場の少女」だったり「パラダイスの夕暮れ」だったり、「真夜中の虹」だったり。
ぼく自身はどうなんだろう?と自問する。
少なくとも日本で言う「勝ち組」でないのは確かだ。となると、程度の差こそあれ、「負け組」=「敗者」=「負け犬」ってことになるね。
でも、それは他人の価値観、つまり他人軸で捉えた場合のことだ。
自分軸で世界を見回したら、見え方は随分違ったものになるはずだ。。。
ぼくは「勝ち犬」じゃないけど、他人に惑わされず自分の軸をしっかりもって生きていきたいなぁ。