2023年11月27日月曜日

【20231127:月】+++アキ・カウリスマキの映画+++


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アキ・カウリスマキの映画を久しぶりに何本も続けて見てる。

彼はぼくの好きな監督の一人。


「敗者三部作」。映画内では「負け犬」というセリフがしばしば使われている。

この三部作は「浮き雲」、「過去のない男」、「街のあかり」。

その他の作品も基本的にはどれも社会の底辺層の人々の暮らしぶりと生き様をセリフと表情少なに淡々と描いている。カウリスマキ独特の『間』がユニーク。

「マッチ工場の少女」だったり「パラダイスの夕暮れ」だったり、「真夜中の虹」だったり。

ぼく自身はどうなんだろう?と自問する。

少なくとも日本で言う「勝ち組」でないのは確かだ。となると、程度の差こそあれ、「負け組」=「敗者」=「負け犬」ってことになるね。


でも、それは他人の価値観、つまり他人軸で捉えた場合のことだ。

自分軸で世界を見回したら、見え方は随分違ったものになるはずだ。。。

ぼくは「勝ち犬」じゃないけど、他人に惑わされず自分の軸をしっかりもって生きていきたいなぁ。



2023年11月26日日曜日

【20231126:日】+++「いただきます」というコトノハが好き+++



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食事をとるとき『いただきます』と言うのをぼくは忘れないように心がけてるけれど、それに反して忘れてるときがある。

ひとり飯の時でも、外食の時でも、家族や友人と一緒の時でも忘れずに言えてるかというと結構忘れてたりするのだ。

そこでぼくは忘れないよう、かなり意識するようになった。

できる限りきちんと手を合わせ、たとえ小さな独り言のような声であっても『いただきます』と言うことを。

これはぼくにとっては宗教とも道徳とも全く関係ない。

何より理にかなってると思うし、良い習慣だし良い文化だと思うからだ。

靴をきちんと揃えて脱ぐとか大切にすることももちろんいいけれど、食は命に直結するもの。だから尚更忘れないようにしたい。

もしぼくが『いただきます』とも言わず、食べものをほうばろうとしてるところに遭遇したら、『あれ?忘れてない〜?』と指摘してね。

それから、これはぼくの個人的なこだわりであって、『いただきます』を言わずに食べることが習慣の人にまで強制するようなことではありませんので。ご安心ください。

*今日の写真は本文と全く関係ありません。6歳、4歳、2ヶ月・・・だったかなぁ。。。

2023年11月25日土曜日

【20231125:土】+++Roundrect Xの画像を額装してみた+++

 


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ロシア風のピンボケた風合いでアナログ感を煽る画像処理ソフトが昔あった。そうしたフィルターをかけることに特化したソフトだけれど画像の四隅も角丸に自動処理してくれた。

当時は(もう20年近く前かな)カードサイズの300万画素のデジカメをポケットに入れていて、ノーファインダーで気の向くままに撮っていた。カードのように薄いのでホールドが効かず、画像の多くが手振れしていた。ぼくは不器用だから尚更だ。

さて、そんな画像を集めてA4サイズにポスター化してみた。

この作業が楽しかった。

Photoshopで仕上げ、コンビニでプリントアウト。

仕上がったプリントを今度は額に合うようにカット。

8種類作ったけれど同じサイズの額がそんなに無いのでとりあえず2枚を額装してみた。

眺めてると、不思議にも写した当時のことが蘇ってくる。

切ないね。

自己満足以外のナニモノでもないね。


2023年11月24日金曜日

【20231124:金】+++好きな写真に説明なんて要らない+++



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写真集専門店に入り一通り店内の蔵書をチェックした後、ぼくは1冊の写真集を手に取った。そしてページを繰りながら、どんどんその写真に惹かれていった。

「この写真、どれもとても好きだ!」とぼくは心の中で叫んだ。

買おうか買うまいか悩んだけど、一期一会、この機会を逃したらいけないと思い購入した。

それがこの写真集。

作者は既に他界している。

オランダの詩人であり、画家でもあるジェラルド・ペトリュス・フィエレが撮った写真集だ。

モノクローム。

リコーのオートハーフでも撮ってたみたいだ。

彼は自分の写真に名前をサインし、2種類のスタンプも押したりしている。

これはオレ様が切り取った時間と空間、人、モノ、写真だぞ!って宣言してるみたいにも見える。

なぜ好きかなんて説明するのはナンセンスだ。

好きだから好き。それでいいとぼくは思う。

頭でっかちになる必要などない。かえって白けるだけだ。

とにかくぼくの波長と一致してて次のページの写真を見るのが楽しかった。

今も手元に置いて時折見てる。

珍しくぼくにしては良い買い物をした。




2023年11月22日水曜日

【20231122:水】+++辛さ、嬉しさ、感謝で胸がいっぱいになった+++

 


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VOUSHOを始める前、ぼくが教員を早期退職してから始めたブログ『No Color's Ark II~無色のハコ舟II~』(もちろん無色は無職となったぼくをかけてるんだけどね)を読み返した。

2014年から2015年の大晦日までを読んだ。このブログは2020年7月31日まで続けたんだ。


ぼくの胸はいろんな思いでいっぱいになった。


お店を始める前の不安や戸惑い、そして発見と希望と落胆。またあるときは様々な喜びや感謝だったり。

新たな人々との出逢い、VOUSHOの建設工事、新栄VOUSHOとの別れ等々。

あの頃、ぼくのココロは揺れ動き続けいた。


2015年8月29日にオープンしたもののお客は来ず、毎日当てもなくお客を待つ辛さだったり、そのような時に来てくれたお客や友人にまるで救世主のように感謝したりと当時の思い出がよみがえり胸が詰まった。

9年目となった今でも基本的には何も変わってないのだけど、当時は嬉しさと辛さの天秤がいつも交互に振れ続けてたことをはっきりと思い出した。ぼくの感情の上下も激しかったと思う。喜んだり凹んだりとね。

『待つことも仕事のうち』と思い知らされる日々だった。

今のVOUSHOもお客が来て当たり前のような人気店でも有名店でもなく、当時同様お客が来ない閑古鳥の日だってあるけれど、あの頃と比較するとぼく自身の気持ちの上下も随分と振れ幅が狭くなったと思う。

読み進んでいくうちに目頭が熱くなったよ。

このブログは既に非公開にしてネットから消えてるけれど、こっそり再び公開してもいいかもしれないと思った。

お店以外の世相のこととかも率直に書いてて、こんなことも書いてたんだなと書いた本人が驚いたりしてね。

毎日真面目に書いていたなぁ、ぼく。


2023年11月21日火曜日

【20231121:火】+++「遅すぎた夏休み」でご迷惑をおかけしました!+++

 


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ネットに休業案内をしていたからと言って、営業してるか確認して来店するのが当たり前なんかではない。臨時休業をとにかく避けるよう努力し、代わり映えしなくてもいつものように営業するのが飲食を生業とするものの基本中の基本だとぼくは思ってる。

だから、この『遅すぎた夏休み』期間中に足を運んでくれたお客さんに本当に申し訳ないと思ってる。

「せっかく来たのに〜!」ってさぞかしガッカリされたことだろう。

ぼくもお客さんの立場で同じ経験を何度もしてるからよくわかる。

本当にごめんなさい!

これに懲りずまた足を運んでくれることを祈るのみです。

またよろしくお願いします。


2023年11月11日土曜日

【20231111:土】+++覚書:衣替えした+++

 



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昨夜から気温が随分低くなった。

それで今日から長ズボンに衣替えした。

ぼくの中で冬のはじまりかな。

毎年いつ衣替えしたのか覚えておこうと思いながらいつも忘れてる。

何十回同じことを繰り返してるんだろう。

11月中旬になったら、否、11月11日、1111が冬の始まりって覚えておこう!

タル・ベーラ監督の映画は『ヴェルクマイスター・ハーモニー』しか見てなかった。

なんとアマプラで見ることができるのがわかったので、7時間18分の『サタンタンゴ』を見始めた。 

タルコフスキーに似てるが彼ほど詩的ではないし、ソクーロフほど冗長でななく切れも良い。アンゲロプロスほど政治的ではないけれど、現実感と説得力がある。

なんて勝手なことを言わせてもらった。

つまりは、彼の映像が好みだということだね。


 

2023年11月3日金曜日

【20231103:金/文化の日】+++オブジェじゃなくなったぜ!+++



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映らない古いテレビとか使えないパソコンとか使えないカメラを飾っていても仕方ないってのがぼくのこだわり。

でもアナログ放送が終了してデジタル放送になったりして、ハード側は問題ないのに使えなくなるモノってあるよね。

世の中の都合でね。切ないね。

VOUSHOに置いてるあるソニー・ジャッカルと厨房に置いてるソニー・ネロはモノクロTVが映るのだけど、長らく使えない状態が続いていてずっと懸案事項だった。

でもやっとRFコンバーターを入手できてDVDやデジタル放送(別途デジタル・チューナーが必要)を映すことができるようになった。

小さな画面に映像が映った時、単純に嬉しかったなぁ!

息を吹き返したって感じだよな。

お披露目をどうするか考慮中です。

もちろん両方とも音も出ま〜す。

*映ってるのはブラザーズ・クェイの「ストリート・オブ・クロコダイル」をDVDプレーヤーからね。コンポジット端子が無い古いテレビでもDVDをアンテナ端子を通して映せるんだよね。以前ノスタルジックテレビで個展の時のスライドショーや動画をDVDに焼いてDVDプレーヤー経由で流してたようにできるよ。






2023年11月2日木曜日

【20231102:木】+++足の指ってどうして打ちつけるとこんなに痛いんだろうね+++

 


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期間限定パフェが食べたくなったので多治見のモーニングサービスへ。

今日から提供されるのはフルーツキャラメルカスタードパフェ。

それとモーニングサービスでつく飲み物は紅茶でなくコーヒー(コロンビア)を選択したよ。

本当にパフェが美味しい。

味変も食感の変化も素晴らしい。なんて言うとまるでぼくは食通のように思われるかもしれないけど、特別な舌はもちあわせてないんだよね。普通の舌でも美味しさのレベルの違いをわからせるからすごいんだよな。



それは良しとして、本題。

夕方、上り框で左足の人差し指(って言うのかな?足の指で人を指せるほど器用じゃないぞ)を本気で打ちつけた。

誰だって経験があるよね。これって本当に痛いよね。涙がちょちょ切れるよね。

少し経ってもずっと痛いので靴下脱いでみたら、紫色になってた!

やばいなぁ。骨折してたら困るなぁと思って様子をみてたけれど、とりあえずすごく腫れたりして来ないので骨折は無いと自己判断。

その後近くのポストまで封書を投函しにサンダルを履いて行ったのだけど、途中で指が痛くて足を引きずって歩かざるを得なくなった。

やれやれ。

しばらくVOUSHO店内でも歩き方が変だと思うけれど、それはこの足指のせいなのです。速くもスムーズにも歩けないので、よろしくお願い致します。




2023年11月1日水曜日

【20231101:水】+++コーヒータイム+++

 



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11月になった。

そして今日は、名古屋市若年者自立支援ステップアップ事業として南部ステップアップルーム『ミライデア』を運営してる知人の依頼で講師を勤める日だった。

喫茶店のマスターとコーヒータイムということで、コーヒーの淹れ方を実演し、利用者さんたちとおしゃべりするというもの。

本当に6〜7年ぶりの出張店舗みたいなもので、持っていくものとか準備に手間取った挙句、とんでもない忘れ物なんかもして、始まる直前に大須に買い物に行ったりとドタバタだった。

でも始めたらそんなことはすっかり忘れて、若い利用者さんたちと淹れ立てのコーヒーを飲んでもらいながらおしゃべりしてぼく的にはとても楽しい時間を過ごせた。2時間があっという間だった。

このコーヒータイムを手伝ってくれた友人やミライデアのスタッフさんたちのおかげでもある。本当にありがとう。

利用者さんにも何か印象が残ってくれるといいなと思った。

こんな大人もいるんだなって感じでね。

*ポスターの紹介文で「定年後」になってるけど、正確には定年5年前の早期退職なんだけどね。『ミライデア』のリンクはこちら。