2024年7月9日火曜日

【20240709:火】+++刺激をいただいている+++

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この仕事を始めて識ったことの一つは(お客さんを)待つのも仕事の一つということだった。これはぼくのお店のように、認知度が低く、わかりにくい場所に位置し、かつ、特定の人用の一般受けしない趣味の偏った店にはとても厳しく辛い仕事だと言える。

今週のように酷暑の季節は特に暇を持て余し気味になったりする。9年経とうとする今でもそれはオープン時と基本的には変わらない。

でもありがたいことも多々ある。

それはお客さんから様々な刺激を日々いただいてるということだ。

世の中、ぼくの知らないことだらけ。そんな無知、不勉強なぼくにお客さんがいろんな情報を与えてくれることだ。

今週もワックスペーパーを自作する方法を教えてもらい、暇な時間を利用してろうそくから細かな蝋を刻みアイロンで熱して試しに作ってみたりした。

もの作りは楽しい。

時間を忘れる。

また、ステーキ用の焼印を板に流用できないか試作したりもした。

これもお客さんと話していて思い付いたことが発端だった。

必ずしもうまくいくことばかりではないけれど、何でも試してみるのは楽しい。

カリンバもハッピバースデーの曲だけどうにか弾けるようになり昨日初めてお客さんの誕生祝いに演奏することができた。動画で録画すると言われて緊張し、途中で間違えてしまったけれど、これも経験の一つ、やっと第一歩を踏み出した感じだ。

このようにして、楽しさや興味を共有し、ぼくに刺激を与えてくれるお客さんの存在にいつもぼくは励まされているのだ。

今までどれくらい知らなかったことや、場所や、本や、作家や展示会や音楽等々をお客さんから教えてもらったことか。

本当にありがたいと感謝してやまない。

これからもどうかよろしくね。

2024年7月2日火曜日

【20240702:火】+++人としての器+++

 


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先日観た昔のドラマ『仁』の中のやりとりで最も印象深く、納得したものがあった。

それは南方仁がペニシリン量産のため、パトロンとして富裕な商人に金銭面の援助を請うた際のやりとりの中にあった。

その商人が支援を惜しまなかった生前の緒方洪庵は器の大きな人物だったからであって、器の大きさの定まっていない得体のしれない南方仁に支援はできないと彼はきっぱり断った。

のちに彼が支援を約束したのは、南方仁の人としての器の大きさではなく、人々を引き寄せる飾り気のない器の美しさ故だった。

ぼくも人としての器の大きな人は憧れる。言い換えれば、懐の深い人だ。自分軸がしっかりしていてどんな時にもブレたりしない。

ひるがえって、ぼくのような器の大きくない普通の人間にとって何が最も大切なのかといえば、器を実際よりも大きく見せないことだと思う。

SNSでの発信内容を見るまでもなく、個人においても様々な業種においても、世の中の少なくない人たちは自分の器をことさら大きく見せることに躍起になってると思えてならない。

ぼくにはどうしてそこまで自分を粉飾し大きく見せたいのか理解できない。

他人にどう見られるか、他人軸を基準としたら決して満足など得られるはずもないのに。

ぼくはそのような器を現実より大きく見せようとする人や商売を信用しないし、貴重な時間の無駄使いとなるから関わらない。

器はおおきくなくともありのままの自分で接したいし、ありのままの自分で接してくれる、そんな人間関係の中にぼくは居たいと切に思っている。

2024年7月1日月曜日

【20240701:月】+++10年目の小屋という妄想+++

 


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小屋を建てたい。

VOUSHOをオープンして来月で丸9年が終わる。

10年の区切り。

そこまではなんとかお店を続けたいと思っていた。

その区切りに小屋を建てるってのはどうだろうとぼくの中の一人のぼくが進言した。

まだ妄想の段階だけれど、イメージだけは出来上がってきてる。

小屋の形と外装はほぼ決定なのだ。

木製の電信棒も小屋の横に1本建てるとか。

建築申請の不要な小さなサイズ。と言っても10㎡以内だから最大で6畳近くある。

高さは3〜4mは欲しい。

焙煎機と生豆と焙煎グッズ用の棚と作業台、断熱仕様はマスト。

でもまだ妄想。

乗り越えるべき課題は建築費用以外にも多々ある。

現在の駐車場をさらに削らないといけないとか。

その前に塀も今より高い木の塀にしたいとか。

妄想は続く。

そして妄想は楽しい。

それがたとえあれこれ考えを巡らせるだけになったとしてもね。

*店内に小屋ライフNo.1〜4まで揃って置いてある。値段と大きさの参考になる。