2022年7月31日日曜日

【20220731:日】+++2022年7月も終わった+++

 


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こんなに暑いからお客さん来ないだろうと思ってたらありがたい誤算。

7月最後の日を一抹の寂しさとともに迎えずに済んだ。

本当に感謝しかない。

ありがとうございました!



昨日、紙製のピンホールカメラで店内を撮っていたMくんが、早速フィルムを現像してもらって、それをぼくに見せにきてくれた。

アナログの極致。

まだ大学1年生で10代のMくんだけど、デジタル全盛の今、アナログに興味を持ってるのがほほえましかった。

普段見慣れた店内であっても、ピンホールカメラで捉えた世界は別物に見えるから不思議だ。

一枚プリントをもらったよ。

ありがとうね!

お返しに10年以上前に期限切れになってるカラーフィルムを1本あげたのだった〜。



2022年7月30日土曜日

【20220730:土】+++涙流してデトックス+++

 


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泣きました。

土曜ドラマ『空白を満たしなさい』の最終回。

原作者平野啓一郎いいね。

彼のツイートをぼくはフォローしてるんだ。

しかし、よくこれだけ涙出るなぁというくらい泣いた。

きっとこれって良いことだと思う。

感情のデトックス効果があるんじゃないかなぁ。

雨上がりに埃が全部洗い流されて、空気がクリアになったような、そんな感じだから。

再放送とかNHKプラスで機会あったら見てね。

2022年7月28日木曜日

【20220728:木】+++今のマイブームは?と訊かれて+++

 


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今月2度目の「とんかつの浅井」へ。

ぼくの定番のカウンター席に。

ここからお店のきれいな厨房が一望できるから。

撮った画像を見るとまるでモノクロ写真のよう。

きれいだからこそだね。

お昼を食べ終え車の中からZenさんに連絡した。

ちょうど正午だった。

天白植田の「カフェ・レイドバック」へ誘ったんだ。

ぼくの急な誘いにZenさんは応じてくれたので、Zenさんの家経由で彼をピックアップしてレイドバックに向かった。

レイドバックの店内の一番奥の席にぼくらは着いた。

この場所もぼくの定位置。

落ち着く場所。

店内が見渡せる側にZenさんに座ってもらった。

ぼくはブルーベリーのスムージーを、Zenさんはバドワイザーを注文。

今日もいろんなことを話した。

Zenさんから書道のこととか、掛け軸のこととか。書道にかかわる思わぬ人物がZenさんとぼくとを結びつけていたことも識った。毎度のことながら世界は広くそして狭い。

「ジュンさんの今のマイブームは?」と訊かれた。

ぼくは「〇〇〇〇プライムで映画を観まくってることかな」と答えた。

おそらくお金を出して映画館で見たり、レンタルもしない、ぼくにとっては食指の動かないちょっと遠い存在の映画を見まくってる。

はずれがほとんどだけど、中には当たりもある。

だから面白いのかな。


Zenさんから教えてもらった茶臼山方面にある峠の茶店に行けるといいなぁ。8月で閉店するというからそれまでに。


レイドバックで売っていた雑貨。

欲しかったものがまだ売れ残っていた。

それを買ってぼくらは帰路についた、暑い夏の光の中をね。




2022年7月27日水曜日

【20220727:水】+++ゴッコちゃん世界+++

 


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星新一の不思議な不思議な短編ドラマは面白かった。

もちろんすべてが面白かったわけじゃないけどね。

ぼくは『薄暗い星で』が秀逸だと思った。

次に良かったのが『生活維持省』。

この番組がきっかで星新一の中古文庫本を4冊購入してしまったほど。

読むのは中学生以来。当時、真鍋博の挿絵イラストも好きだったなぁ。


「ボッコ」ちゃんと少し語呂が似てる「ゴッコ」ちゃん世界。

「先生ゴッコ」や「学校ゴッコ」だよなぁと思ってたけど、実はこの世のすべてはゴッコで形成されてるんだとあるときぼくは悟ったのだった。大げさに言えばね。

「友だちゴッコ」だったり、「恋人ごっこ」、「夫婦ゴッコ」、「親子ゴッコ」・・・いくらでもある。

そして最近の出来事で言えば「民主主義ゴッコ」なんかもね。

あ、余談ですがぼくはあの人の国葬はもちろんありえないと思ってる人です。

先日久しぶりに来店されたお客さんが「ブログみてます」と言われ、ちょっと恥ずかしかったです。恥ずかしいのとは別に、ぼくにとっては意外な人も見てるんだなぁと改めて思いました。でも相変わらずアクセス数は二桁の最初の方なので気軽に書けていいです。ぼくは弱虫で気が小さいのでこのくらいでないとね。

2022年7月23日土曜日

【20220723:土】+++中立という名の幻想、もしくは言い訳+++

 


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『中立』って聞き心地の良いことばなんだろう。

『偏ったとらえ方』を自分はしていないと自己評価してる人は多いんだろうと思う。

でもぼくは『中立』なんて幻想にすぎないか、あるいは自分の日和見的な姿勢の言い訳にすぎないと思っている。どういう考え方に自分は立脚しているのか、それを自覚せずして中立だとか極論だとか言うのはナンセンスだと思っている。


ニュースを見るのが本当に嫌だ。

特にNHKとか、まさに『中立』を装っていて気持ち悪いし、人間の汚いあざとさをぼくは感じる。

他国のことであれば、正論をもっともらしく言うのに、自国のこととなると全くの腰砕けだからだ。自分がジャーナリスト、もしくはマスコミに従事しているものとしての矜持も糞もない。あるのは自己保身だけだ。

ロシア国営放送での女性スタッフのあの戦争反対アピールを彼や彼女らはどうとらえたのだろうか?

正義漢ぶってあんなことしなければ職も失うこともなかったのに、一時の感情で馬鹿なことをしでかしたもんだ・・・くらいだろうか。

今、自国で報道を生業としている自分は、損得抜きで自分が正しいと思っていることをしてるのだろうか・・・と自分に対して問う人はいないのだろうか。

命をとしている職業でもなければ、タレントのように見栄えや好感度が重視され、なんでも操れる従順さが求められるだけだ。しかもそんな職に就けるのは極少数であり、エリート意識と高収入で首根っこをがっちりと押さえつけられている。だから書かれた原稿をそのまま読み、書いたのは自分じゃないんだからと自己合理化する。

優等生なんて碌なもんじゃない。

優等生なんて本当につまらない。

昔教員をしてた時のことを思い出す。

生徒の前で「自分の意見をはっきり言いなさい」と言う教員にかぎって職員会議等で意見を言わなかったりするものだ。

理由はシンプル。

どちらの側にしても目をつけられたくないからだ。

イジメの現場で見て見ぬふりをするのと同根だとぼくはそんな同僚を見て思ってた。


というわけで、最近はテレビをますます見ないで、〇〇〇〇プライムで映画三昧。

「バイオハザード」シリーズは一気に6作目のファイナルまで見た。

ゲームのタイトルとして知ってたけれど、映画としては見たことがなかったし興味もなかった。

ストーリーや特撮自体よりも、主演のミラ・ヨヴォヴィッチが2002年26歳から2016年40歳までの14年間、体型や美貌を維持するためにどんな努力をしてきたかの方が気になって仕方なかった。途中から目の化粧が変わり印象も変化したように思った。仕方ないことだよね。それにしても、ほぼキープしてたのは並々ならぬ努力の成果なんだろうな。すごいなぁ。

またウクライナのキーフ出身でウクライナ語発音に忠実な日本語表記はジョヴォヴィッチでなくヨヴォヴィッチというらしい。

あと日本映画では片山愼三監督という人を知った。

「岬の兄妹」はいろんな意味で強烈な映画だった。それでもなぜか見終わった後、嫌な気持ちにならないのはダルデンヌ兄弟監督の作品に共通するようなかすかな希望みたいなものを感じるからだろうか。

「そこにいた男」、「さがす」も物語に引き込む力強さを感じた映画だった。

機会があれば是非ね。


2022年7月17日日曜日

【20220717:日】+++土曜ドラマが楽しみ+++

 


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土曜ドラマ「空白を満たしなさい」の迫力に圧倒されてる。俳優の演技も素晴らしいが平野啓一郎原作自体がいいからでもあるだろう。

まだ第三話までしか放映されていないけれど、昨夜放映されたばかりの第三話では話が一気に転換し、物語の強い渦に引きずり込まれていくようだった。話の先が見えないのがいい。サウンドも効果的だ。

俳優陣では復生者(生き返った人間)役の柄本佑、その妻役鈴木杏の演技もとてもいいのだけれどキーパースンである佐伯役の阿部サダヲの鬼気迫る演技が圧巻だ。ぼくは香川照之もきっとこの役を十分こなせると思うけれど、人としての雰囲気が醸し出す説得力という点で阿部サダヲならではの役どころだと思った。

カズオ・イシグロの小説「わたしを離さないで」では、人間に臓器を提供するためだけに生み出されたクローン人間が大前提として存在する社会だったように、「空白を満たしなさい」では死んだ人の一部が復生者として生き返りはじめた世界での出来事として枠組みされている。

両方ともありえない前提だし枠組みではあるけれど、どちらも物語としての説得力があるので引き込まれるのだろう。

今後どういう展開になるかも、またぼくの感想もどうなるかわからないけれど、今のところこのドラマが待ち遠しくてたまらないんだよね。

興味あったら見てみてね。

ぼくはNHKプラスで見てます。


2022年7月12日火曜日

【20220712:火】+++一読する価値あり+++


小出裕章氏は元京都大学原子炉実験所助教。以下は2022年7月9日に発表したコメントとのこと。一読する価値ありとブログタイトルにしたけれど、ぼくはもちろんこの文章を何度も読み返す価値ある「重要文書フォルダー」に保存した。

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アベさんに対する銃撃について思うこと

小出裕章


 アベさんが銃撃を受けて死んだ。
 悲しくはない。
 アベさんは私が最も嫌う、少なくとも片手で数えられる5人に入る人だった。
 アベさんがやったことは特定秘密保護法制定、集団的自衛権を認めた戦争法制定、共謀罪創設、フクシマ事故を忘れさせるための東京オリンピック誘致、そしてさらに憲法改悪まで進めようとしていた。
 彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争ができる国への道づくりだった。
 アベさんは弱い立場の国・人達に対しては居丈高になり、強い国・人達に対してはとことん卑屈になる最低の人だった。
 朝鮮を徹底的にバッシングし、トランプさんにはこびへつらって、彼の言いなりに膨大な武器を購入した。
 彼は息をするかのように嘘をついた。
 森友学園、加計学園、桜を観る会、アベノマスク…
 彼とその取り巻きの利権集団で、国民のカネを、あたかも自分のカネでもあるかのように使い放題にした。
 それがばれそうになると、丸ごと抱え込んだ官僚組織を使って証拠の隠ぺい、改ざん、廃棄をして自分の罪を逃れた。
その中で、自死を強いられる人まで出たが、彼は何の責任も取らないまま逃げおおせた。
 私は彼の悪行を一つひとつ明らかにし、処罰したいと思ってきた。
 私は一人ひとりの人間は、他にかけがえのないその人であり、殺していい命も、殺されていい命も、一つとして存在していないと公言してきた。
アベさんにはこれ以上の悪行を積む前に死んでほしいとは思ったが、殺していいとは思っていなかった。
 悪行についての責任を取らせることができないまま彼が殺されてしまったことをむしろ残念に思う。
 多くの人が「民主主義社会では許されない蛮行」と言うが、私はその意見に与しない。
 すべての行為、出来事は歴史の大河の中で生まれる。
 歴史と切り離して、個々の行為を評価することはもともと誤っている。
 そもそも日本というこの国が民主主義的であると本気で思っている人がいるとすれば、それこそ不思議である。
 国民、特に若い人たちを貧困に落とし、政治に関して考える力すら奪った。
 民主主義の根幹は選挙だなどと言いながら、自分に都合のいい小選挙区制を敷き、どんなに低投票率であっても、選挙に勝てば後は好き放題。
国民の血税をあたかも自分のカネでもあるかのように、自分と身内にばらまいた。
 原子力など、どれほどの血税をつぎ込んで無駄にしたか考えるだけでもばかばかしい。
 日本で作られた57基の原発は全て自由民主党が政権をとっている時に安全だと言って認可された。
 もちろん福島第一原発だって、安全だとして認可された。
 その福島原発が事故を起こし、膨大な被害と被害者が出、事故後11年経った今も「原子力緊急事態宣言」が解除できないまま被害者たちが苦難にあえいでいる。
 それでも、アベさんを含め自民党の誰一人として、そして自民党を支えて原発を推進してきた官僚たちも誰一人として責任を取らない。
 もちろん裁判所すら原発を許してきた国の組織であり、その裁判所は国の責任を認めないし、東京電力の会長・社長以下の責任も認めない。
 どんな悲惨な事故を起こしても誰も責任を取らずに済むということをフクシマ事故から学んだ彼らはこれからもまた原子力を推進すると言っている。
さらに、これからは軍事費を倍増させ、日本を戦争ができる国にしようとする。
 愚かな国民には愚かな政府。
 それが民主主義であるというのであれば、そうかもしれない。
 しかし、それなら、虐げられた人々、抑圧された人々の悲しみはいつの日か爆発する。
 今回、アベさんを銃撃した人の思いは分からない。
 でも、何度も言うが、はじめから「許しがたい蛮行」として非難する意見には私は与さない。
 心配なことは、投票日を目前にした参議院選挙に、アベさんが可哀想とかいう意見が反映されてしまわないかということだ。
 さらに、今回の出来事を理由に、治安維持法、共謀罪などが今まで以上に強化され、この国がますます非民主主義的で息苦しい国にされてしまうのではないかと私は危惧する。

2022年7月10日日曜日

【20220710:日】+++今日の備忘録的雑感+++

 


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ちょっと手前味噌になるけれども

今日のVOUSHOの営業は、年に数回くらいしかない理想的なものだった。

お客さんもそこそこ多くて、すべてのテーブルがふさがってたのに、

店内はとても静かだった。

音楽の音量が大きすぎるくらいだったかな。

皆、それぞれに店内の本や持参した本を読んでたからね。

ぼくも客席で「庭とエスキース」を読んでた。

こんな日もあるんだなぁと嬉しく思いながら。

もちろんお客さんが少なければ静かな店内は当たり前。それは日ごろのVOUSHO。

ポイントはお客さんが多く居たにもかかわらずということね。

読書喫茶のような私語禁止のルールもなく、自主的(?)というのかな。

それだからこそ、とても気持ちよく読書できた良い時間だった。

ありがとうございました!

元総理の銃撃は思想信条とは関係ないようだから、これは「テロ」ではないし、民主主義の根幹を云々するものでもない。怨恨による「殺人」に他ならない。

それでも与党議員や一部マスコミは「テロ」という言葉を使い続けている。敢えてそう言ってるんだよね。そういう駆け引きを平気でする人間をぼくは信用できないんだよな。目的のためならなんでも都合よく利用する。本当になんでもね。

今日の参議院選挙投票率は50%をぎりぎり上回ったくらいだという。

ぼくの周りではあきらかに50%以上の友人、知人が投票してるのに、本当に不思議だ。投票率が60%以上にならなければ組織票で固められる与党が勝つようになってるみたいだね。

与党圧勝。憲法改正発議を可決できる数を上回ったようだ。

また一歩、戦争への道に足を踏み込んだね。

自分の子供や孫を戦争の駒にさしだしてもいいってことなんだよね。原発は安全で事故なんて起きないと信じ込まされてきたように、憲法改正しても、それがただちに戦争をはじめたり、戦争に徴兵されたりするわけじゃないと都合よくとらえてるんだろうか。

選挙に無関心、あるいは投票しないことが反対の意思表示と勘違いしてるのだろうか。

いじめを日々目撃してても、いじめに自分は直接加担してないからいじめてないというのと同じじゃないのかな。

こうして毎回選挙結果や投票率の低さに落胆するわけだけど、それでもぼくは毎回必ず期待して投票するよ。

どれだけ先になるかはわからないけれど、「奢れるものは久しからず」「盛者必衰」だとぼくは思ってるからね。


*写真は久しぶりに鉱石喫茶店のある場所へ。ここは秘境だ。時間が昭和で完全に停止してる。選挙ポスターだけは令和のものだけどね。鉱石喫茶店は営業してたよ。次回は2度目の喫茶店内訪問を実現するぞ。鉱石がちょっとほしかったりするんだ。

2022年7月9日土曜日

【20220709:土】+++昨日のこと+++

 


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昨日のこと、今日のTwitterに少し述べた。

ここでは違う観点で。

一日たって容疑者の供述によると動機は思想信条ではなく某教会がらみの怨恨だったよう。

となると、昨日どの党首も言っていた「民主主義に対する暴挙、蛮行・・・」のような政治的なものではないということか。

でも今日になっても「暴力に屈しない」と異例の厳戒態勢で選挙戦最終日を迎えたとか。

昨日はとにかく「民主主義」という言葉が乱発されていたね。

それに総理大臣経験者が怨恨で暗殺ではなく、政治信条を封殺目的で暗殺されたとしたいのかな。

Twitterでも記したように、問題はこれから。

プーチンのウクライナ侵攻にしても今回の犯行にしても、それを利用して世論を誘導しようとする勢力がいるからね。しかもそちらの方がマジョリティーかもしれないからね。


*今日の写真は読み始めた「庭とエスキース」奥山淳志著。

北海道の新十津川という小さな町のはずれで自給自足生活を一人でする老人とそれを記録し続けた写真家の本。友人の笠井くんの実家から近いと言えば近いのかな。写真ももちろんあるけれどほとんど文章。まだ60ページくらいしか読んでないけれどとてもいい本。







2022年7月4日月曜日

【20220704:月】+++とんかつ屋さん+++

 



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知り合いの陶器作家さんのご両親が切り盛りされてるとんかつ屋さんに久しぶりに行った。

高齢のお二人が寡黙にとんかつを焼き、盛り合わせを用意してだしてくれる。

厨房はピカピカで掃除が行き届いている。

とんかつはフライパンで揚げた後にオープンでじっくり熱を通す。

肉厚で柔らかく、油が少なくさっぱりしてる。

つまり、とても美味しい。




愛想がいいとかそう言う次元とは別のお店。

奥さんがお冷のおかわりを持ってきてくれた時、さりげなく「ほっぺに何かついてますよ。ご飯かな」と。

その言い方、声のトーンが優しく親しげで、ぼくみたいな一見さんのような客にも分け隔てせず声をかけてくれたことも嬉しかった。

また食べたいな。もっと間隔短くしてね。