2021年1月31日日曜日

【20210131:日】+++2ヶ月に及ぶ企画展『BOOK+:2020』終わった+++

 


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『BOOK+: 2020 カフカ変身展』が今日でおわった。

感慨深い。

一つにはコロナ禍で8ヶ月ぶりとなる展示だったこと。

そして一つは昨年よりも人数を絞り、より制限をつけた作品作りを依頼したこと。

どのような作品が集まるか、同じ切り口の作品になるかもしれないし、不安要素はいくつもあった。

でも蓋を開けてみたら、力作ぞろい。

『変身』の捉え方や表現の切り口も様々なものだった。

某ギャラリーオーナーのお客さんからは『ここでやるにはもったいない』という言葉まで。

うん。確かに。

それほど、フランツ・カフカの『変身』を読んで、じっくり考えて、創作してくれた作品ばかりだったからね。 

あらかじめ『変身』を読んだり、読み直してみてくれたお客さんにも、それだからこそ楽しんでもらえたとぼくは思っている。

『BOOK+(ぶっくぷらす)』は今回で2度目だった。

次回の第三弾はこの方向性をさらにおしすすめることができるのか・・・できるといいのだけどね。

コロナ禍の中、足を運んでくれた方々、来ることはできなかったけれど気に留めてくれていた方々、そしてぼくのオファーを快く引き受けてくれた作家、クリエーターに感謝。

ありがとうございました。

2021年1月30日土曜日

【20210130:土】+++たのしいひととき+++

 


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朝少しだけ雪が積もってた1月最後の土曜日、ひさしぶりにyabuさん夫妻が名古屋から来店。でも二人ともちっとも変わりなくてついこの前会ったような錯覚。

yabuさんとの付き合いは新栄voushoの頃からだからもう10年くらいになるのだろうか。

ぼくは彼女の映画評がとても好き。映画だけで年間何十本観てるのだろうか。映画館へも足繁く行かれている(コロナ禍の現状では例年通りとはいかないだろうけど)。

もしVousho Coffee Factoryのフリーペーパーを作ったら是非ともyabuさんに映画評を書いてもらいたい・・・とぼくはずっと思っているのだ。

ぼくの頭の中には他ジャンルにもこの人に!という執筆陣が揃っているのだけど、フリーペーパーを具体化するだけのエナジーがぼくに残っているかどうかというのが一番大きな問題だね。

yabuさん夫妻に流れる時間はゆったりしていて心地よい。

ぼくはうれしくてちょっとはしゃいで多弁になってしまったくらい。

たのしいひとときだった。

ありがとう。

2021年1月29日金曜日

【20210129:金】+++痛いおもいをするけどホッとした+++

 


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先週の金曜日の検査をもとに今日の午前に外来外科受診した。コロナ第三波の緊急事態宣言で盲腸の手術が延期されたりするとやだなと思っていたのだけど来月初旬、予定通り腹腔鏡下手術することになっていた。

ホッとした。

外科の後、口腔外科と患者支援センターに。

口腔外科は手術の時、口から管を入れるので感染源となるものがないかチェックするためみたい。患者支援センターで入院の説明。とても丁寧でDVDを見たりした。腹式呼吸の宿題もね。

と言うことで、2月7日の日曜日までは平常営業するけれど、2月8日からしばらく・・いつになるかな・・・休業することに。

爆弾を取り除いてスッキリしたら、森を歩くぞ〜!

息を切らせ、汗をかいて歩くんだ。

聞こえてくるのはぼくの息と踏みしめる地面の音、そして時々鳥のさえずりのみ・・・楽しみだ。

2021年1月27日水曜日

【20210126-27:火-水】+++I WAS BUSY+++

 


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実は定休日のこの二日間、ぼくはけっこう忙しかったのです。ま、ざっとこんな具合にね。

 

1月26日火曜日は、午前中焙煎。

そしてお昼前に某作家のアトリエ初訪問。この場所は6年前からよく知ってて、散策しながら写真を何度も撮りに行った場所。お気に入りの写真スポットの一つだった。その古い木造工場にぼくの知ってる作家が現在アトリエとして使っているのだから感慨深かった。初めてそのユニークな建物を見た時、まさか6年後にその建物の中にぼくが入ることを許されるとは思ってもみなかったからね。プチ人生の不思議ってやつだ。こういうのがたまらない。



アトリエの中は使い勝手を考えてリノベされてて、そこがまた見てて面白いし勉強になる。跳ね上げ式の窓の構造が具体的に理解できたことは予想しない収穫だったしね。


アトリエのご近所も作家さんに案内してもらって散歩した。どこか知らない山村を旅してるような錯覚に陥りそうだった。瀬戸にはこうした知らない場所がまだまだあるんだよね。


次に向かったのは春日井の松原神社。アーティストのサカオ・ケンジくんが深く関わってる(ように思われる)イベントで、神社の敷地内を使った野外展示。鉄を鋳造する「たたら」とも関わりありそうなのも行ってみたくなった理由の一つだった。「たたらの杜 藝能藝術奉納祭」という画数の多いタイトルだった。そこらへんもサカオくんらしい。


いろんな作家の展示があったけれど、ぼくはサカオくんの迫力ある顔のオブジェが一番印象に残った。彼の作品に限らず夜見たらきっとどれもこわいだろうなぁ。

 

・・

・・・

さて、今日1月27日水曜日もやはり午前に焙煎。それから実家の荷物整理をお昼までやってから、一宮のパン屋さん「サヴァシバ」に向かった。昨日行った松原神社は通り道だった。ざっくりと言えば中間点くらいかな。基本的に155号線をずっと行けばたどり着く。瀬戸から軽トラでちょうど1時間の距離だった。ここは一宮といえども小牧との境に近く、限りなく小牧よりな気がした。

移築して作ったという建物は味があって木肌が良い趣に変色していた。窓枠もいいしね。ご主人が溶接もこなし什器の棚も自作だというからすごい。刺激受けるなぁ。

どこもかしこもいけてるなぁ。

そうそう、久しぶりにぼくは猫に触れたんだ。

大きなオスの猫。

初対面のぼくにまっすぐ近づいてあしもとにまとわりついてきた。そしてデーンと床に腹ばいに。ぼくはしゃがんで喉やほっぺを撫ぜ撫ぜしたりした。何年ぶりかなぁ。

ハード系のパンをいくつか購入した。いうまでもなく、美味しかった。さすがだ。これで場所はインプットできたのでまた誰かさそって行こう。


そんな二日間の定休日だった。

来週は・・・おとなしくしてないとね。

 


2021年1月25日月曜日

【20210125:月】+++バックヤードは立ち入り禁止だよ+++

 


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初めて来店した女性のお客さん。

コーヒー代を支払ってくれる時、バックヤードにあるぼくの机の横にで〜んと立ちはだかって机の上やら壁やらを凝視していた。

DIYが得意な女性は最近珍しくないから階段裏にぼくが作った収納スペースとそこに並んだ工具類が彼女の好奇心をくすぐったのは容易に想像できるんだけど、やはりそこは立ち入らないでほしいんだよな。

だってさ、MacBookの上に無造作に何かの督促状が置いてあるかもしれないし、いかがわしい写真集のいかがわしい写真のページがひろがってるかもしれないじゃない。

百歩譲って、もし彼女が「階段下の収納見せてもらっていいですか?」って言うなら、「え〜、恥ずかしいなぁ。大したことはしてないんですけどね。まぁ、参考になるかどうかわからないけどちょっとなら・・・」と応じたかもしれない。

中には何も断らずにささっと入って来て、スマホでパチパチって写真を撮っていく女性だっている。そうそう、女性なんですよ。男性は今まで一人もいない。ぼくの記憶する限り、すべて女性なのです!さらに言うと、あなたが予想する通り、若い女性は・・・記憶にないんだなぁ。ほとんどが人生経験の豊富そうな女性でしたな。

しかし、

ぼくにも責任はあるのです。

「STAFF ONLY」とかの標識もなければ、「立ち入り禁止」とも張り紙してないから、目に見えないと言うか、常識的な境界線を侵入してしまう人が100%悪いわけじゃない。

それもあって、ぼくはかなり以前からパタパタドアをつけなければ、いや、つけたい!と思っていたのです。

今書棚の横に持ち込んで置いてあるのは、勝手口用の小さなサイズのドアなんだけど、パタパタドアとしては大きいし重量もそれなりにある。厨房との境につけていたパタパタドアを今は使ってないけれどフラッシュでできたドアなのでカットしてうまくサイズダウンして使えるかどうか疑わしい。だったら全くゼロから作っちゃうか・・・と悩ましい。

だけど、今年中には取り付けます。必ず。

バックヤードには見られたくないものだけでなく貴重なものもあるからね。本来的には立ち入り禁止なんだよ〜。

 

2021年1月24日日曜日

【20210124:日】+++新聞に掲載されたよ+++

 


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中日新聞の「なごや東版」に開催中の『BOOK+:2020 カフカ変身展』が掲載された。取材から実に1ヶ月以上たち、会期も残すところ1週間となってしまっていたけれどね。

それでも、紙面をかなり割いてくれて、カラー写真2枚。ありがたいことだね。

今日は最低でも10人くらいが新聞の記事を見て足を運んでくれた。これほど効果あったのは、足立健一さんの名鉄電車展以来かもしれないな。

テンテコ舞いしそうで、なんとか踏ん張ったと自分では思ってるけど、はたからみたらテンパってたかなぁ。

あ、それからね、石原さんの「utsuro」創刊号は昨日の時点で完売してしまい、人気がうかがえるね。次号も楽しみだね。



2021年1月23日土曜日

【20210123:土】+++らしいお便りでぼくは嬉しかった+++



 

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手間暇かけて作られた手紙をもらった。

糸で縫い閉じられているから、もったいなくてしばらく開封できずにいた。でも、開封しなければ中身も確認できずのジレンマ。

カッターで裏面をカットして中身を取り出した。

どれも素敵だった。

ありがとう。


ぼくもこういう手紙作ってみたいな。ぼくに限らず誰もがそう思うのかもしれないけど。 





2021年1月21日木曜日

【20210121:木】+++utsuro 創刊号販売+++





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実は今日から福岡在住の陶芸作家石原稔久(いしはらとしひさ)さんの冊子『utsuro』創刊号を10冊入荷し、販売することに。税込550円。

ぼくはYOKOZCOちゃんに見せてもらって一目で気に入り、今回の販売につながった。雑誌や冊子は殆どが消えてなくなってしまうので、ぼくは意識して気に入ったものはコレクトするようにしている。

初日の今日、取り置きも含め6冊売れた。 

予想よりも早くなくなりそうだ。

【追記】

2021/01/23(土)  完売しました。





2021年1月20日水曜日

【20210120:水】+++2021年大寒

 


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大寒なんだね。

少し日が長くなってきたね。

今ぼくは某店舗の屋上駐車場でさっきから快晴の大寒の空を見てるんだけど、午後5時6分でもこんなに明るいんだね。



平日だから店舗内も空いてるだろうけど、入らずにただ暮れゆく景色を見て帰るんだ。

今日は、午前10時まで焙煎してから、実家の片付け作業を黙々としてたのだった。整理すべきものはまだまだたくさんある。

学習机を一台つぶした。

こうして一つずつ地道に廃棄して行くんだ。


あ、景色がすっかり黄昏た。

そろそろ帰ろうかな。



2021年1月17日日曜日

【20210117:日】+++ぼくの失敗+++

 



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ぼくの失敗というか、いや、やはり失敗なんだけど、不注意と無意識からやらかしてしまったこと・・・というべきかな。ま、同じことですが。

まずは二日前1月15日金曜日の営業中のこと。

お客さんに飲み物をだしたあと回れ右して厨房にもどろうとしたのだけど、足元ならぬヒザモト見ずに直進したらアラジンストーブを見事にひっくり返してしまいました。アラジンストーブは倒しても灯油に火が引火しない・・・という逸話(?)を昔きいたことがあるのだけど、その真偽はわからずじまいでした。。ストーブつけてなかったからね、幸いなことに。

でも、灯油はもちろん流れ出てました。

ぼくはすぐに転倒したアラジンを起こしたのだけど、床には水たまりでなく灯油たまりが。困るのはそのにおいですね。すぐに紙ウエスで吸い取ったのだけど、においはしばらく仕方なかったなぁ。

これと似たことって昔あって、振り向いたときにちびっこがいるのに気付かずそのまま進んでちびっこを倒してしまったり・・・。注意散漫なんだな、きっと。いつも何かべつのことを考えてるのかなぁ。自分ではよくわからないのだけどね。それが先日金曜日のことだった。

さて次。

今日のことなんだけど、お客さんが途切れた時に、店の外にある郵便箱をチェックした後のこと。店内に戻り、無意識に入口の鍵をかけてしまっていたのだった!

その直後、お店の携帯電話にコールがあってお客さんから「今日お店やってますか?」という問い合わせ。

ぼくは「はい。午後6時までやってますよ」と答えたら「今、お店に来たらドアがロックしてあるんですけど・・・」。

「え?!まさか?!また?!・・・」とココロの中でぼく。

急いで入り口の扉に行ったら、しっかり鍵がかかってたわけで。

「オーマイガー!」とココロの中でジェスチャー付きで。

扉を開けたらぼくのマンションのご近所にお住まいのカメブリさんでした。

電話していただいて本当に助かった。あのまま気付かなければ、諦めて帰るお客さんもいたかもしれないものね。

営業時間以外の時、ぼくはお店の扉の鍵をかける習慣になってるので、店にはいると自動的に背後でカチッとロックをかけちゃう『癖』なんですね。本来は悪いわけじゃないけど、無意識ってこわいこわい。

そんなわけで、ぼくの失敗があなたの他山の石になればいいけど、どちらも常人ならやらないだろうから、(他山の石には)ならないわなぁ。

*カメブリさん、ありがとう!

2021年1月16日土曜日

【20210116:土】+++わたしの好きなモノすべて+++

 


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まずは報告から。

探し物、昨日見つけた。やはり頭をリセットすることは無駄というわけではないかもしれないね。近くを通った時、ふと思い出したんだ。見つけられてよかった。

そして今日連絡も受けた。メッセージに気づかなかったそうだ。来週委託販売用に10冊発送してくれることになった。これもよかった。

・・

・・・

今日のブログのタイトルは、ぼくのお店Vousho Coffee Factory そのままだとぼくは思った。

実はこれ、スロヴァキア映画のタイトルなんだ。マルティン・シュリーク監督作品。

ぼくは彼の『ガーデン』という映画で彼の作品の存在を知ったのだけど、『ガーデン』同様この作品もとても好きだ。ウラジミール・ゴダールのテーマ曲も映画の切なさをより一層増してくれてると思う。最近店内で流してるほど好きなのだ。気づくお客さんがいたら嬉しいなぁ。

映像も印象的で美しい。

さらにはRenault 4 (キャトル)が主人公の愛車として使われているしね。

会話の間合も心地いい。カウリスマキほど無口ではないけど、どこか似てる。

一緒に見る映画の候補にしておこう。


2021年1月14日木曜日

【20210114:木】+++探しものをする時間+++

 


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一体ぼくの人生で探しものに費やす時間はどのくらいになるんだろう?

そう思うくらいしょっちゅう探しものをしてる気がする。

本当に嫌になる。

なるべく整理整頓に心がけてるのだけど、無意識に物を置く癖があるんだろうな。

それと、あとは加齢による物忘れ・・・が原因なんだろうけど。

ストレスと同じで多用される理由だよね、加齢もね。

今日探してるのはこの前横ちゃんからもらった冊子なんだけど、2冊もらったもののうち1冊はAくんに渡せたのだけどもう1冊ぼくの分が行方不明なんだな。今日お客さんに見てもらおうと思ってたのに結局探し出せなかった。

やれやれだなぁ。

こう言う時は、探してること自体も忘れてしまうに限る。今日の捜索はやめて頭をリセットしよう。

・・

・・・

定休日、実家にいる時は実家の片付けを相変わらず少しずつしてるのだ。

今日のゴミ出しでは、40Lの可燃ゴミ袋を実家の分だけで9袋出した。ほとんどが紙モノ。

どうしてこんなのを後生大事にとっておくのかぼくにはさっぱり理解できないものばかり。

とても一気にはやれないので、こうやって少しずつやってる。

まさに塵も積もれば山となるだね。

狭い家なのにモノが多いので(ぼくの責任でもあるね)それを少なくして老母の動きも楽にしたいし、部屋自体も明るくしたい。

まずは台所から手を入れることにした。そのための準備も少しずつ進行中。

そんな折、作業中にまた過去のぼくがひょっこり出てきた。

ぼくと言うか、ぼくの昔の作品や写真だね。

B4サイズの半画用紙に木版画。

おそらく瀬戸物祭りが題材だったんだろうな。

裏に六年加藤 淳と書いてある。

写真は小学校の入学式の時の集合写真とかね。

約半世紀ぶりの再会ということになる。

この作品見て思ったのは、今のぼくよりちびっこのぼくの方が几帳面でしっかりしてるなぁってこと。

ウブでドウテイなころのぼくは社会に真正面から対峙してるね。

たまにこんなのが出てくるのも片付けの楽しみの一つだね。

2021年1月10日日曜日

【20210110:日】+++ノコギリ+++

 


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営業開始からしばらくの間、かなり暇だった。

そこでぼくはおもむろにノコギリを右手にもって店の外に出た。

このところの寒気で寒さに対してちょっと腰が引けていたけれど、店の裏ののび放題の樹木の伐採を始めたのだ。店の壁面に接触し、風がふくとバンバン当たり始めていたからだ。

1時間くらいの間に木の幹直径30cmくらいの樹木を含め、まずまず大きなのを3本ほどカットし、小さいものも含めると10本近く切ったと思う。

その時ちょうどお客さんが来店するのがわかったので作業はそこまでとした。

もちろんぼくのカラダは汗ばみ、あたたかくなっていた。

ただ、右手の握力を使い切ったのかしばらく右手が筋肉疲労しうまく動かなかった。

そういえば、お店の工事をしてる時、コーキング作業しててバネ指になったことを思い出した。

チェーンソーがあればもっと楽に伐採できるだろうけど、手ノコも悪くない。

なんていうか、それなりにコツがあり、うまくまっすぐに切れると気持ちがいいんだな。

 

三連休の二日目日曜日。

寒い日にはあたたかい汁物が無性に食べたくなるね。

お客さん情報で瀬戸にも讃岐製麺だか丸亀製麺のチェーン店が今月末にオープンするらしい。今までなかったのが不思議なくらい。ぼく的にはとてもうれしいな。

 

2021年1月9日土曜日

【20210109:土】+++三連休初日なんだね+++

 


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年に数回しかあえない岡田くんがきてくれた。岐阜からランクルに乗って。

「変わりはない?」

「はい、変わらずにやってます」

そんな会話だけど、それで間隙は埋まってしまうからいいんだな。

ありがとう!

・・

・・・

話は変わる。

ラジオでこんなコピーのCMをきいた。

これはそのCMの中のフレーズの一つだけど、これが一番ぼくの

ココロにひっかかった。

 

『意味なく群れるよりも意志のある孤立を。』

 

きっと「群れる」「群れたがる」人にはそれぞれに理由があるんだとぼくは思う。

群れの中に居た方が安全だと思う人は少なくない。ぼくは好きじゃないけど、「寄らば大樹の陰」や「長いものに巻かれる」ことが得策だと判断してそうする人が多いようにね。自分で気づかずにそうしてる人も含めてね。

だから「意味なく群れる」とはぼくは思わない。

「意志のある孤立」

自発的でなく、他者から「孤立」させられるのをのぞけば、「孤立」自体、マイノリティー側に自分を敢えて置くことだから当然意志がはたらいてのことじゃないかとぼくは思う。

そんなこんなで、このフレーズはちょっとかっこつけすぎな気もするのだけど、基本的にぼくも同意している。

さしずめぼくなら、こんな風にいいたいかな。

『群れるのに疲れたあなた。群れから離れ孤立してみるのも悪くはないですよ。』

なんてね。

2021年1月8日金曜日

【20210108:金】+++自己嫌悪+++

 


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ぼくのこのブログを読んでると言うお客さんがいらした。実際に面と向かうと照れくさいものだね。読んでる人はほんの少しだけ・・・というのはあまり変化ないだろうけど、書く方としては「世界にむけて」発信してるんだ(大げさ!)という気持ちも多少なりとももっていないといけないのかもね。中身がないのは恥ずかしい。

 さて、今日はぼくのお客さんへの対応で自己嫌悪におちいったことについて。それは簡単に説明するとこんな具合。

そのお客さんは常連ではないけれど数回来店されたことがあり個人的にも知ってる人。

お客『今日時間がないから、また今度ゆっくり寄らせてもらうので、展示だけ見させてもらうね』

ぼくは、想定外の言葉に全く不意をつかれたことと、その場に共通の友人がいて雰囲気を固まらせたてはいけないと咄嗟に思ってしまい、「あぁー、どうぞ」と了解してしまったのだ。ぼくのこの腰砕けなところ、日和ってしまったこと、空気を吸うのでなく読んでしまったことをとてもとても後悔しそのあとずっと引きずってしまった。他のお客さんにとても申し訳ないことをしてしまったからだ。

それでその日の夜中に、イラレをたちあげ、お店の入り口に以前貼ってあったお願いをより強い表現に書き直した。それが今日の写真だ。『固く・・・』ってところね。

強い表現にしたのはお客さんに対してというより、ぼく自身に対してと言った方が妥当なのかもしれない。これを読んでマイナスイメージをもつお客さんもいるかもしれない。お店にとってはマイナスかもしれない。でも、お客さんに対して公平を保つことの方が大切だからもっとしっかりしろ!と自分に対して檄を飛ばすつもり・・・と言ったらきれいごとすぎるかな。。。でも、正直そうなんだな。

原点にもどろう。

組織の一員として働いていた頃の反省をもとに、嫌なことは極力しない!というのが自営業を始めた大きな理由の一つだった。

もちろん、ケースバイケースで柔軟な対応も必要で、遠方からやってきたのに満席だった場合とかだってある。その時は他のお客さんだって理由を知れば納得してくれるだろう。少なくとも今回はそれとは根本的に違う。

時間がないけれど展示だけ見るというなら、珈琲豆は見てる間に十分用意しお出しすることはできるのだ。だから珈琲豆をおすすめするということができたわけだ。

こういう事例は忘れた頃にやってくる。そしてその時々の店内の状況とぼくの精神状態で対応が変わってしまうというのが実に情けない。

ついでに説明しておくと、先に注文してから展示をみてもらうようにしてるのは、混みだしたりするとぼくはてんてこ舞いになってしまうので、すこしでも余裕をもって飲み物を淹れるための方策なんだな。これも水をだす前に二階にあがられて徹底できないことが時々あるんだけどね。でもこれについては不公平ということでもないので、改善目標の一つということにしてるわけです。

と、書いてきたけれど、ありがたいことに99%くらいのお客さんは理解してくださってるわけで、本当にぼく自身がブレないようにしっかりしないといけないということなんだよね。

この掲示にはそんな意味合いが込められていたわけでした。


2021年1月7日木曜日

【20210107:木】+++ありがとう、2021年営業初日(追記あり!)+++

 


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2021年の営業初日、一番乗りはタカさんだった。営業時間となり入り口を開けるとタカさんの軽トラがぼくの目に飛び込んできた。うれしいスタートとなった。

タカさんには実家の内扉のことで仕事を依頼したかったので、あまりのタイミングの良さに驚きもした。現場を実際に見てもらうこともできたので本当によかった。

その後、初めてのお客さんたちのあとで、雪が舞い散り始め、その中を丹羽くんが名古屋からやってきてくれた。ありがたいことだ。

今年の営業初日は30分延長して終わった。平日なのに週末のような感じだった。応援してもらってることをひしひしと今日も感じた。本当にありがとう!

*写真は丹羽くんがお年玉としてプレゼントしてくれたEPレコード。ぼくは丹羽くんから今までに何枚レコードをもらったことだろう。あがた森魚の赤色エレジー。林静一のイラストもいい。感謝!

【追記】

そうだった。ちょうど1年前の1月7日にぼくは急性虫垂炎になって入院したんだった。早いなぁ。残念ながら1年経たずに11月21日に再発したけれど、今回も抗生剤でおさえこんじゃった。小さいけど結構威力というか影響力のある爆弾だ。来月原因の源を取り除く手術が予定どおり行われるといいけど、コロナ第3波がこのような状況だからどうなることやら。。。

2021年1月6日水曜日

【20210106:水】+++また明日から営業始めるよ+++

 


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年末年始休業も今日でおしまいだ。始まりがあれば必ず終わりがある。昨日と今日は明日の営業のための準備に追われた。だから実質昨日が仕事始めみたいなものだったけれどね。

とにかく今開催中のBOOK+:2020 カフカ変身展を終え無事に2月を迎えたいものだ。


ところで話はいつものように突然変わるのだけど、ラジオを聞いてて『え?』っと首を傾げたくなる表現があったので記しておくことに。

それは自己紹介で自分の職業を述べるときのことだった。こんな具合に。

『役者をやらせてもらってる◯◯◯◯です。』だった。

ぼくがひっかかるのは、「やらせてもらってる」というところ。

え?誰にやらせてもらってるの?と問いたくなる。これは「役者をやってる◯◯◯◯です」でいいんじゃないの?ってぼくは思う。

「やらせてもらってる」ということによって、へりくだってるのかな?例えば、「(下手くそでとてもプロとはいえないですが)役者をやらせてもらってる◯◯◯◯です。」とかね。

こういう表現は日本的なのかもしれないけれど、めんどくさいなぁーとぼくは思ってしまう。日本語として正しい表現だったらごめんなさい。そんなぼくの『え?』・・・でした。

*丑年ということらしいので、ぼくの好きなアナログレコードのジャケットを今日の写真にね。ATOM HEART MOTHER

2021年1月5日火曜日

【20210105:火】+++エネルギー量+++

 


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予定通り何もせず、テレビも全く見ず、正月三ヶ日が飛びすぎて行った。そしてもうお店を開ける準備期間になってしまった。幻のような実体のない年末年始休みになった。それはそれでいいのかもしれないけれどね。


1月3日のことだけれど、買うものがあって、ホームセンターに行った時のこと。思ったよりお客も少なくてゆっくり商品を見ることができた。

必要なものを購入し、見る必要はなかったのだけれど、資材売場で材木を見ることにしたのだった。

そして、この杉の木でドアを作ってみるかなぁ、なんて思って、あれこれ想像しはじめたのだった。

ドアを作る手順を頭の中でシュミレートしたりしてね。ホームセンターでまずは設計図に基づいてカットしてもらって、それを持ち帰ってサンダーで面処理して、ビスでとめて、色塗って・・・という具合に。    

頭の中で思い描いただけにも関わらず、それだけでぼくは疲れてしまったのだ。ちょっと驚きだった。

その時ぼくは最近インスタでフォローした人のことを思い出した。その人が毎日生業も含め活動しているエネルギー総量は驚きのものだからだ。ぼくよりひとまわりほど若いということはもちろんあるが、それにしてもぼくのエネルギー量の減衰も相当なものだ。頭の中で作業工程を想像するだけで疲れちゃってるからね。

定年5年前に勧奨早期退職したのは、ひょっとして動物的勘だったのかなと思うほど。今、お店の改装工事等々のことをあの頃と同じようには絶対にできないと断言できるからね。

今までとは違う自分に合ったエネルギーの使い方を考える時期ってことなんだろうね。



2021年1月1日金曜日

【20210101:金/元旦】+++2021年が始まったね+++

 


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年が明けた。

待ち遠しかった年明けはこれで2度連続、2年連続だった。

1度目は 父が亡くなってからの諸々と老母のことで疲弊しきった年。

2度目は昨年の1月7日に急性虫垂炎で入院し、その後のコロナ禍、さらに虫垂炎の再発と言う昨日までの年。

2度あることは・・・って考えないようにしたいんだけど、2月初旬には盲腸の手術で入院することになってるから病院との関係はもう少し続くんだな。やれやれは続く。。。

でも、昨年、一昨年にはなかった楽しみも今年はまってる。

今年の目標は、よりペースダウンしてゆとりを持つこと。そして、溶接をマスターまでは行かなくていいのでとにかく実用できるようにすること。お店を始める前からずっといけてない泊をともなう旅をすること。そして映画館で映画を見ること。

ちょっと欲張りだけど、例年になく具体的な目標を掲げることのできた2021年の元旦となったよ。