2020年10月31日土曜日

【20201031:土】+++遠くからありがとう+++

 




■□

パナマ帽をテーブルの端に置き、背もたれにもたれず、いつも背筋を伸ばし、持参した本を静かに読む男性。

ぼくは勝手に「カトケンくんのお兄さんみたいな男性」と心の中でいつも呟いていた。そしてもう一つ勝手に僕は思っていたことがある。それは、この「カトケンくんのお兄さんみたいな男性」はきっと近所に住んでいる人だと。ひょっとしたら最寄りのマンションの住人かもしれないと。

彼は来店頻度の比較的高い常連さんだった。

だけれど、突っ込んだ話がなかなかできなかった。それはあまりプライベートなことは訊かれたくないのでは・・・とぼくは思っていたからだ。

でも、今日は思い切って訊いてみることにした。

「お近くですか?」とぼく。

一瞬間があって、彼はニコリと笑って「いえ、近くではありません?」

「名古屋・・・ですか?」

「いえ小牧からです」

「え!!そんな遠くから!・・・電車でですか?」

「はい。電車です」

 ・

 ・

 ・

こんな感じだった。

ついでにぼくは彼の名前も訊いてしまった。

これで「カトケンくんのお兄さんに似てる男性」と長いフレーズを頭の中で繰り返さないですむことになった。

まさか、そんな遠くから来てくれてたとは!

それが年に数回ならともかく、かなりの頻度で来てくれてる。

それに彼がスマホを出して写真を撮ってるところを見たこともない。


ぼくは、正直、ちょっと感動した。

感動しながら、とてもありがたく思ったし、とても嬉しかった。

彼は街歩きが好きで来た時には瀬戸の街を歩いて回ってるとのことだった。

ぼくは彼に瀬戸の辺境を訪れたか尋ねてみた。

車できてないのでもちろん辺境は行ってないとのことだった。

タイミングがあったら、ぼくの好きな瀬戸の辺境地帯を彼に案内したくなった。

 

10月の最後の日にとても嬉しい気持ちにしてもらって本当にありがとう、◯◯さん! 

*写真は「パントマイム」で個展を終え搬出作業を終えたあと来てくれたYOKOZCOちゃんと居合わせた二人。


2020年10月30日金曜日

【20201030:金】+++もう台風来ないかな+++


 

■□

寒くなってきた。

夜なんてかなり寒く感じる。

もう10月も明日で終わり。

ふと思い出した。

あれ?もう台風シーズンも終わりなのか?

もしそうならよかった!

ぼくの周りだけでなく全国的にも大きな被害がなかったわけだからね。

コロナ禍だけでも大変なのに、その上災害があったら、やる気なくなるものね。

さて、そろそろ冬物の服を用意しないといけないか。

夏の暑さをもう忘れかけてる今日この頃です。

 

 

2020年10月29日木曜日

【20201029:木】+++竹谷出さんの2冊目の写真集が届いた+++

 


■□

写真家竹谷出さんの2冊目となる写真集が届いた。

『影泥棒』

タイトルからしていい!

ぼくも好きなカリタイプという古典的印画技法の写真だ。

まず写真集の表紙にやられた。

とてもかっこいい!

99枚の写真がおさまっている。

税込5500円。

お店に5冊分送ってくれた。

竹谷さんのあとがきも良かった。

興味あったら是非。 

5冊とも全て竹谷さんのサイン入り。



 

 

 

 



2020年10月28日水曜日

【20201028:水】+++もう一度行ってみようと思ったんだ+++


 

 ■□

天気の良い朝。

何かをやってみよう・・・という気になる。

今日は、大曽根の喫茶店で開催中の横ちゃんの個展を再び見てみようという気になった。

朝ごはんは、我慢した。

あの喫茶店の豪華なモーニング(税込350円!)をいただくためにね。

 


 


9時半少し前にお店に着いた。

フリーペーパー『宙』の袋詰め作業を鈴木さんたち4名がお店でやってらした。ぼくは直接ぼくのお店の分をいただいた。

横ちゃんの絵には全て赤丸シールが付いてた。非売品以外完売だった!快挙!よかった!

芳名帳にコメントを書こうとページを繰ってみた。

最後の人の次に書くためだ。

そしたら、この芳名帳に最後に記したのは、チャーリーだった!

チャーリーも2度目の訪問だった!

 

ぼくはゆっくりとモーニングをいただいた。 


そうだ。

ほんの7年前。

ぼくはこの喫茶店から車で10分もかからないくらい近いところに12年間勤務していたんだ。このお店から見えるビルに何度か仕事で来たりもした。当時、ここにこのお店があることも知らなかった。

人生は、だからこそ、面白いよね。 



2020年10月27日火曜日

【20201027:火】+++記憶の彼方から陽炎のようにたちあがってきた+++



■□

定休日のいずれかにやってるのが実家の片付け。少しずつ、少しずつをモットーに。不燃ゴミはもう5回くらい予約して回収してもらった。不燃込み40Lの袋にして10枚分だ。可燃ゴミは多すぎて数えていない。

そんな作業中、今日も思いがけないところからぼくの撮った写真がどさっと出てきた。

30年ほど前、沖縄に旅したときの写真だった。

沖縄本島と西表島、石垣島そして波照間島。

こんなに何本もフィルム写真を撮ったことすらぼくは忘れていた。

その写真を一枚ずつ見てるうちに、ぼくの中で時間が逆行し始めた。

当時のまだ若いぼくの感情が記憶の彼方から陽炎のようにたちあがりぼくを呑み込んだ。

ぼくは昔の自分の気持ちの中で揺らされながら、とても切なくなった。

思いがけなかったからなおさらだった。

 

人生は長いようにみえても、すぎてしまえば一瞬だ。ほんの一瞬の、まばたきの間の出来事のようだ。でもそれは自分自身が歳を重ねないとわからないことでもある。

だから今を大切に過ごすこと。これしか無いんだろうね。

 

*今日の写真

高校時代や大学生の頃のぼくの証明写真の他に、米国一人旅の時の思い出の品と、1982年5月8日大阪球場でのサイモン&ガーファンクルのライブの入場券の半券とかも出てきた。そしていろんな人たちからのハガキや手紙。ぼくがずっと昔におき忘れてきたさまざまな思い出たち。

2020年10月26日月曜日

【20201026:月】+++写真撮影について思うこと+++

 


■□

暇なのでまたぼくのこだわりを綴ってしまうのだ。

申し訳ない。

面倒な人は読まないで飛ばしてください。

 

ぼくがお店を始める前、それなりに意識していろんなお店を見てきたつもり。

ただ見るだけでなく、ぼくならここをこう変える・・・というそのお店の店主になったつもりで観察したものだ。懐かし〜。

その時、当然お店の様子を記録しておきたくてカメラにおさめたりもしたのだけど、中には写真撮影厳禁のお店もあった。

まぁ、念のために言っておくと、フラッシュはもちろん使わない。ぼくはフラッシュのわざとらしい光が嫌いだしね。それに何枚もパシャパシャ撮るわけじゃない。デジカメなら音は完全に消せたしね。

それから、もちろん、他のお客さんを写したりもしない。

それでも、写真撮影厳禁という飲食店が時々あった。

 

ぼくはそういうお店に遭遇するたびに不思議に思った。

写真を撮りたくなるような要素があるんだから嬉しいことじゃないのかなとぼくは思ってたし、そもそも飲食代の中にはその空間を利用する代金も含まれてのことではないかと思うのだった。

今では誰もがスマホを持ち歩き、誰もが写真を撮れる、そんな時代になった。

それでも頑ななに写真撮影厳禁というお店もあると思う。矛盾するようだけど、そこまで固執するならそれはそれで面白いとも思うのだけどね。時代に流されないところがいい。

ぼくは自分なりにまぁまぁおいしいかもというコーヒーとともに お客が一人で寛げるちょっとこだわりのあるモノと空間を提供できたらと思っている。それらは飲み物代の中に含まれている代わりに、気に入ったら自由に(もちろん常識と節度をわきまえて)写真を撮ってもらいたいと。ぼくの切り取り方とはちがったイカした写真をたまにネットで見つけたりすると嬉しいものだしね。なるほど、こう切り取ってくれたか〜!とね。

お客の多くはぼくに「写真撮ってもいいですか?」ってあらかじめ訊いてくれる。礼儀正しい。ぼくも見習わなければと思う。

「もちろんです。ご自由にどうぞ!」

今日もそう返答した。

これからどんどん日が短くなる。実はvoushoは、日が暮れてから本領発揮かも。店内の照明器具の光が自己主張始めるからね。

今が一番いい季節だね。



2020年10月25日日曜日

【20201025:日】+++ぼくが心がけてることの一つについて+++


 

■□

ぼくがお店をいとなむうえで心がけてることの一つ。

それは閉鎖的、排他的、選民的な雰囲気にしないこと。

 

昔、友人から行ってみるといいと勧められたお店があった。

ちょっとマニアックで有名なお店だったと思う。

でも、お店に入った途端、ぼくは扉を開けたことを後悔した。

お店の人とその取り巻き(つまり常連さんだよね)が一見の客に過ぎないぼくを一瞥しただけで自分たちだけの世界に戻ってしまったからだ。少なくともぼくはそう感じてしまった。僻み根性だと言われたらそうかもしれないけど。

とにかくぼくはとても居心地が悪かったことを今でもはっきりと思い出す。

その空間の中に自分が存在することの居心地の悪さ。場違い感と言ったらいいのかな。

取り巻きがもし一人もその場に居なかったら?・・・と想像もしてみた。

でも、その排他的な雰囲気をよしとしてしまっている店主に問題があるんだとぼくは結論した。店主が客を区別しちゃいけないと思う人ならそれはきっと取り巻きにも伝播する。ぼくはそう思うからだ。

選民意識って言ったら大袈裟かもしれないけど、そう言うのがとても嫌なんだな。そのサロン的なメンバーになるには特定の知識や教養、あるいは学歴や社会的ステータスとか地縁や幼なじみとかね、そういうのが必要条件になったりして。あ〜めんどくさい!

一人の時間を楽しみたい人もいるだろうから、ぼくだって誰かれ構わずおしゃべりするわけじゃない。でもお客を区別しない。それをぼくは心がけてる・・・つもり。

まぁ、このことに関わらず、人を利用できるかどうかで態度を変える人もいるからね。しかも、本人がそのことに無自覚だったりしてね。人間関係は厄介なもの。だからこそシンプルにいきたいもの。

ぼくはそう思ってる。

こんなこと書くと、何かあったの?と思う人もいるだろうから言っておきます。そんなことはな〜んもありません。暇だとつれづれにあれこれ考えたり、思い出したりして、忘れるといけないから書いてるだけのことです。いつも紛らわしくてすみません。

*今日の写真

全体のデザインを意識して最初からスクエアーで切り取ってみた。自分でいうのもなんだけど、ケトラくん、かわいいなぁ。
 

2020年10月24日土曜日

【20201024:土】+++モーニングへ+++



■□

まだまだ先のことだと思ってるうちに、時は過ぎてた。約束の日になっていた。

定光寺公園の駐車場に一旦集合してから、目指すカフェへ。

薪ストーブかぁ。

今ではマストアイテムだよなぁ。

和テイスト。

モノが少なくさっぱりしてる。

ぼくのとは真逆だ。

いい椅子が揃ってるのも羨ましいね。


久しぶりに逢った人たちと話題が弾む。

あっちへいったり、こっちに戻ったり。

ぼくよりちょっと先輩で人生を楽しんでる。

まだまだ大丈夫と肩をたたかれてる気分かな。

楽しい時間をありがとう!




2020年10月23日金曜日

【20201023:金】+++嬉しい再訪+++

 



■□

昔の同僚。

先輩でもある。

同じ英語科。

嬉しい再訪だった。

月曜日にチャーリーとまさに彼のことを話題にしていたのだ。

そんな偶然が面白い。

次回は懐かしい共通の知人と一緒に来るとか。

楽しみだなぁ。

2020年10月22日木曜日

【20201022:木】+++またぼくの1週間がスタート+++

 


■□

今週の営業日のスタート。

森さんと山中くんで始まった。

人の居ないところに行きたいぼくだから、コロナ禍とはあまり関係なくて、なんのためらいもなく出かけてるのだけど、4人、5人で出かけるとなるとそうもいかないのかな。一緒に行く人の健康被害に気をつけないといけないからね。写真を撮りに行くのも気安く誘えないか。

今日の話題の中で、ぼく個人として納得出来かねたのは死後の世界のこと。タマシイやご先祖様の存在。商売繁盛のための参拝や神頼み。

もし本当に死後の世界があって、タマシイも存在して、ご先祖様も居るなら、それはそれで否定しないけど、できれば実際に可視化してくれたら(それも怖いけど)いいのに。そしたら認識を改めることができるかもしれないし。

また、商売繁盛を有名な稲荷とか神社で祈祷してもらうのに何万円もかけたりとか、ぼくにはとても出来そうにない。それなら、そのお金を宝くじの購入に充てた方がまだましと思ってしまう。罰当たりってやつだね。すみません。でも、信じてないのに二枚舌使う方が失礼だと思うから。

 まぁいろんな価値観があってよくて、正解があるわけではないんだからね。

今日も考えるきっかけを与えてもらってありがとう!

2020年10月21日水曜日

【20201021:水】+++芝に横たわり空を見てた+++

 


■□

今日も定休日。

今日も秋の空はどこまでも青く、どこまでも高かった。

やらねばならないことをやってから、

今日も出かけることにした。

 

芝生に寝転び、空を眺めた。

しばらくしてから靴を脱いだ。

地面の柔らかさとぬくもり、陽射しとそよ風の爽やかさ、草の匂いを楽しんだ。

充電はできたかな。

 


2020年10月20日火曜日

【20201020:火】+++ちょっとだけでも散歩するか+++

 


■□

定休日。

あまりに天気がいいから、ちょっとだけでも散歩するか・・・という気になった。

しかも寒いくらいなのがいい。

遠出はしない。

疲れが溜まってるから。

近場で十分。

ちょっとした里山の中でもリフレッシュするものだね。


 

2020年10月19日月曜日

【20201019:月】+++いきなり冬だ!+++


 

 ■□

寒かった。

久しぶりに短パンから長ズボンに履き替えた。

上も半袖Tシャツの上に半袖トレーナーを着た。それでも寒かったのでネックウォーマーまでした。いきなりの冬だった。

最後のお客はチャーリーで営業終了後一緒にラーメンを食べに行った。ニンニクをたっぷり入れて、スープも全部飲み干した。それでやっとあったまった。

 


 

 

初めてのことだけどケトラくんのエンジンのかかりが悪く、ドギマギした。急に寒くなったからだろうね。人だけでなく車もびっくりな寒さだったかも。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年10月18日日曜日

【20201018:日】+++同級生と再会した日曜日+++


 

■□

イマイちゃんとヒデキとぼくは高校の同級生で同じバスケ部のチームメートだった。

イマイちゃんと最後に会ったのは30数年前。イマイちゃんが結婚してから32年とわかり、ぼくがイマイちゃんの経営するビリヤードや喫茶店に行った時はまだ結婚してなかったから35年くらい経つのかもしれない。

数字的に見るとすごく前だけど、ぼくの中ではちょっと前・・・って感じだから不思議だ。

本当に人生なんてあっという間だ。

こうして記念写真撮ると浦島太郎のようだ。

玉手箱を開け、一瞬で歳とったように。

 


 

 

ぼくは思うのだけど、命って連続してるから、連続したものとしてその人を見るんじゃないかな。たとえ老人になったとしても彼や彼女の溌剌とした若い時代も知ってて、ずっと繋がって今があるからね。

成人になってからその人を知ったとしたら、その人の子ども時代は繋がってないんだよね。だとすれば、随分とその人のイメージは違って見えるのではないかとぼくは思うんだ。

イマイちゃんがぼくに会いたいって思ってくれたこと。

そして車椅子に乗って奥さんと一緒に来てくれたこと。

そんなイマイちゃんの希望をぼくに伝え(9月27日に来てくれたんだよね)、イマイ夫妻を案内して来てくれたヒデキ。

ありがとう、こんなぼくだし、こんな店だけど、また来てくれたら嬉しいな。

 


 

2020年10月17日土曜日

【20201017:土】+++ぼくはメガネをよく落とすんだ+++

 


■□

メガネをぼくはよく落とす。

もちろんそのまま無くなってしまうこともある。

今まで何本メガネを無くしたことだろう。

 

ぼくは視力がとても良くて、その反動なのか、50歳くらいから老眼が進んだ。

だからぼくがかけてるメガネはシニアグラスなのだ。

遠くはとてもよく見えるけど、近くがボケてる。

 

最初はこまめにメガネをつけたり外したりしてた。

でもだんだん面倒になって(もともとぼくはかなりの面倒くさがり屋なのだ)メガネをかけたまま、少し鼻頭の下にメガネを移動し、そのまま遠くを見たりしてた。

傍目からしたらかなり間抜けな感じだ。

 

ドライアイや眼精疲労がひどくなって来て、メガネ用のストラップをモンベルの直営店で購入してしばらくそれで首にぶら下げて使っていた。でもメガネのツルがほぼストレートなので外れやすく、その都度はめ直す作業をするのがストレスになって来た。

そこで、例えばTシャツのネック部分にメガネをかけて、必要な時にそこからひょいとメガネをとってかけたりし始めた。

それこそが、

メガネを落としたり、

無くしたりする元凶なのだ。。。と今さらながら反省している。

 

昨日も、お店の営業終了後、老母を軽トラに乗せ、かかりつけのクリニックへ行った時のことだ。

インフルエンザの予防接種をしてもらうためだ。

老母を実家に送り届けた時、メガネが必要になり、首元に手をやってもメガネはすでに無くなっていた。

すぐさま車内を調べた。

カバンの中、

ポケットの中、

もちろん調べた。

またしても無くした!

 

ダメもとでクリニックの駐車場まで車で行ってみた。

先ほど駐車してたスペースには他の車が停まっていた。

他人の車の周りを夜うろつくのはかなり異様な光景だ。

できるなら回避したい。

と、その時、車のそばに落ちてるメガネを発見した!

運よく、車に轢かれてなかった。

ありがたい!

 

遠近両用メガネってのはあるけど、遠普両用ってないよね?

何か良い方法はないかと思い続けてるぼくでした。

しかし、昨夜無事救出できて本当に良かった〜! 

もう手持ちはこのメガネを入れて2本しかないからね。

2020年10月16日金曜日

【20201016:金】+++ぼくは声優がわかって背筋がぞくっとした+++

 


■□

熱心なアニメファンでもないのにわかったようなことを書くのは気がひけるけど、まぁ、それはそれとして。

最近背筋がぞくっとするようなことがあった。

映画『ブレードランナー2049』のDVDを今でも見続けているのだけど(銭亀さん、ありがとう!)、特典映像の中のアニメーション作品『ブレードランナーブラックアウト2022』(15分くらいの作品)のこと。

渡辺信一郎という日本人監督の作品なのだが、これがとても秀逸な作品なのだ。

若いレプリカントの女の子トリクシー役の声がとても良くて、一体何という名前の声優なんだろうとエンドロールを一時停止させながら調べたけれど、英語版での声優名が載ってるだけだった。そして数日後それが誰だかわかったのだ。

青葉市子だった!

例えば、押井守の『攻殻機動隊』の草薙素子の声が田中敦子でなく、英語版の米国の声優になったら少佐の人物像すら違ってしまうように、アニメのキャラと声優とは渾然一体となっているわけだ。ぼくは単に聞き慣れてるだけではないと思うんだけどね。

このトリクシーの青葉市子のセリフはとても少ないのだけど、ぼくのココロに響くものがあった。青葉市子の声だからこそ、トリクシーに何かが宿った・・・なんてぼくが思ったりするとは!

まぁ、それほど良かったということ。

 ネットで検索すれば動画も出てくるので興味あったら見て(聴いて)ください。

2020年10月15日木曜日

【 20201015:木】+++過去も今も筆不精+++

 


■□

ぼくは筆不精だ。

せっかく旅先で知り合った人たちにも、数少ない職場の同僚にも、同じく数少ない友だちにも、生徒たちにもぼくは不義理を果たしてきてしまった。ずっとだ。

なぜ急にこんなことを書くかというと、実家のぼくの部屋から見つけた封書とハガキの束を整理していて自分の不義理のひどさを思い知ったからだ。

ハガキをくれた人の中にはすでに亡くなってしまっている人も数人いた。

高校の同級生、大学の時の友人、気がつけば誰一人やり取りしてる人は今やいない。きっと何年もこうやってぼくに連絡を送っても何の返事もないから諦めることになるのだろう。当たり前のことだ。ぼくのせいだ。

これまで生きてきて、ぼくはいつも過去を振り返ろうとしなかった。もっと率直にいうなら、過去の人間関係を切り捨て、その時その時新たな環境の中でいつもゼロから関係を築いて生きてきた。

歳を重ね、こうして切り捨ててきた人間関係の多さに正直たじろぎのような感情を抱いてる。後悔もしていると思う。きっと大切な人たちをぼくは何人も放置し置き去りにしてしまったのだ。

今更どうにもならないなら、せめて今ある交友関係や、これから知り合う人たちには不義理をしないよう努めようと思ってる、今日のぼくだ。

 

2020年10月14日水曜日

【20201013-14:火-水】+++二日間はあっという間に+++

 


■□

定休日の二日間がすっ飛んでいく。

空は青く、高くなったね。

半ズボンと半袖シャツだと寒くなってきた、特に夜ね。

 

12月から再開する2階の回廊ギャラリー。

まずはVOUSHO企画のグループ展。

BOOK+2020 / VOUSHO『変身』展 

14人のクリエイターによるグループ展。

ぼくも出品するので、その下描きをしたり、

チラシに関する打合せをテトデザインとしたり、

ベイクド・レモン・チーズケーキを仕込んで焼いたり、

駐車場と側溝の雑草を除去したりしてすぎて行った。

 

しかし、雑草の生命力はなんとも凄まじいものだね。

 

2020年10月12日月曜日

【20201012:月】+++久しぶりに海上の森へ/そしてその後+++

 

■□

久しぶりに営業時間前に海上の森を歩くことにした。

午前11時20分歩きはじめた。

海上砂防池(通称大正池)まで行きはアドベンチャーコース。

ぬかるみが多くてコンバースのズック靴はもう泥々に。やっぱりビーンブーツを履いて来るべきだったと後悔。(お店に戻ってから靴を洗う羽目に)

大正池はすでに水が抜かれいて、廃墟感が漂っていた。

水がいっぱいの時までまた半年待たねばならないね。



帰りはサテライト経由で普通の道を帰ってきた。

往復45分の散歩。

汗をかいて、気持ちよかった。

 


 

 

海上の森の駐車場からの帰り道、天気が良かったので少しだけ遠回りして某ガラス作家のアトリエの前の道を通過。

秋だね〜。

 

そしてその後の営業時間のこと(追記:20時39分)

ぼくのお店の常連客の岩田さんが出版したばかりの本を献本としてくれた!これで2冊目。

今回はコロナの本。ずっとコロナつながりを調べてたからな。こうやって本になるとすごいね。かなりの分厚さ。岩田さん、いつもありがとう!

 



 

 

さらに岩田さんの本にサインしてもらってるところにタカさんと稲葉さんが来店。

 




 

 

稲葉さんは長久手在住の木工作家で自家製ベーコンを作ったりする人。今日は稲葉さんが作った虫の話題。面白かった。タカさんにその作品の一つである「ガガンボ」を見せてもらった。実物の2倍の大きさだという。まるで今にも飛びそうで、虫嫌いなぼくには気持ち悪い。それくらいリアルなのだ。完成度がとても高い。全て木で作ってるのもいい。

今日は営業時間も中身が濃かった。

タカさん、稲葉さんを連れてきてくれてありがとう!また一緒に行こうね。

 


 

 

 

2020年10月11日日曜日

【20201011:日】+++筆談+++

 


■□

点字は読み書きできるけれど、手話はできない。

できれば手話も身につけたかったな。

もちろん今からでも勉強できるのだけど、人生のロスタイムに入っているぼくには時間使用の優先順位が上がらないとね。

この5年間に一度だけ聴覚障害の人がいらしたけど、その時はぼくにもわかるようにオーダーする品を発音されていたのでノープロブラムだった。

今日いらした人は帰りに持参のメモ用紙にパッと走り書きしてぼくに渡してくれた。

ぼくはそれを読んで、そのメモ用紙にすぐに鉛筆書きして返した。

全部で3枚メモ用紙にやりとりした。

 

とにかくぼくの字はだだくさでいけない。上手い下手の前段階の問題。こう言うときにスラスラと綺麗な文字が書けたらいいのにと書いていて思った。

コミュニケーションすることって素敵なことだとぼくは思う。

それが聴覚障害の人との筆談にしろ、外国語にしろね。

意識したことのやりとりをできるって本当に楽しいこと。

ありがとう!

またいつか会えるといいな。

 




 

2020年10月10日土曜日

【20201010:土】+++とんぼ返りで森田朋展へ+++

 



■□

営業前のトンボ返り。

栄のハートフィールドへ。

『森田朋 銅版画とドローイング展』

滞在時間わずか10分!

理由の一つは手土産を持って出るのを忘れ、途中で気づき引き返したことと、もう一つは国道19号の新栄交差点手前が舗装工事による車線減少の影響で交通渋滞だったため。急いでるときに限ってこうだからね。やれやれだわ。

本当に駆け足で展示作品を見て帰らなければならず、朋ちゃんに申し訳なかったなぁ。

でも展示された作品はすべて売れていて、朋ちゃんの作品の人気がうかがえた。それは本当によかったし、嬉しかったな。

 


 

 

ちなみにぼくが欲しいなぁと思った作品は非売品だった。

朋ちゃんは毎回個展で表現技法や展示方法、什器等に趣向を凝らしていて、偉いなぁと思うのだった。





丹羽くんもすでに森田朋展に行ったとのこと、さすが! カトケンくんがYOKOZCO展に行ったと聞いて、丹羽くんも近日中に行くとのこと。