2026年8月2日日曜日

【20260802:日】+++酷暑の夏と『夏帆』の感想とか+++

 

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昨日から8月に入った。

8月の2日目の今日、当地の予想最高気温は41℃だ。

何もかも狂っている。

本当に何もかもだ。

不安を数え上げたらキリがない。

不安が現実となった時に考えることにして(先取り不安はやめて)人生の困難を乗り越えて行くしかない。それがたとえ満足のいく結果にならなくても。(そもそも人生は思い通りに行かないのがデフォルトだしね)

1週間ほど前に村上春樹の新作『夏帆』を読み終えた。

世の中が彼の新作にどんな評を下しているのかぼくは知らないし興味もないけれど、正直に言ってぼくにとってはこの小説はつまらなかった。

その理由の一番大きな点はアリクイの夫婦だとかジャガーだとかシロアリの女王と言った登場人物の起用に他ならない。小説内では日本語とかブラジル語といったような実際の言語を用いて意思疎通をするのではなく頭の中で思ったことが思念として伝わり、まるで言葉を話しているように意思疎通できる設定にはなっていたのだが、その設定自体にぼくは拒否反応を呈してしまったようだ。

現実離れしたちょっとダークなメルヘンという感じと言ったらいいだろうか。(CGを用いて映像化されたシーンを時々想像してしまった)

細かなことを言えば、繰り返されるカッコ付きの注釈もくどかった。村上作品は音楽のように文章のリズムが心地よかったりするのだけど、ぼくにはこの注釈のテンポが合わなかったのかも。

もちろんのことだけど、これはぼくの個人的な主観であり、もっと言えば偏狭なぼくの嗜好と読解力不足のゆえだとも思える。

愛猫家や愛犬家のように猫や犬の考えていることがわかるような人だったらアリクイの奥さんが話すのも受け入れられるのかもしれないし、突如歌い始めるミュージカルが好きな人だったら多少の非日常性も特段の違和感なく捉えられるのかもしれないからだ。

とは言っても、村上春樹は一流のストーリーテラーであり、ストーリー展開に引き込まれあっという間に読み終えたのだった。

読後に静かに包み込まれるような魂というかココロの震え、もうしばらくこの(小説)世界に居たいという思いが今回はぼくにはわかなかった。