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今日、村上春樹の新作「夏帆(かほ)」を読んでるお客さんがいた。
帰り際、そのお客さんと少しだけど話をすることができた。
すでにこの新作を読了し、二まわり目だという。
村上ラジオも聴いてるという。
かなりの村上ファンとお見受けした。
ぼくも毎月逃さず村上ラジオを聴いてるのだけど(実は録音もしている)、番組最後に世情について彼のコメントが最近無いのが寂しいというか、残念というか、彼の見解を知りたいということをお客さんに打ち明けてみた。
どうやら今回の新作に彼の考え、捉え方が暗に示されているようだった(ぼくの捉え方が違ったらごめんなさい)。
そんなわけで「夏帆」をぼくもちょっと読みたくなった。
そのお客さんと世の中の見方も似ていると思った。
ぼくはこの分断され、排外的で、弱肉強食の非寛容社会と政治に無関心な人々の多さにうんざりしているのだけど、このお客さんもぼくと同様の考えのようだった。
このブログも読んでくれてるとのことで6月27日の記事のことまであげてくれて恐縮した。
「村上の小説で一番好きなのは何ですか?ってなかなか決められないかもしれないけれど」って訊いたらぼくと同じで「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だった。
お客さんは「ずっとあの図書館に居たい」と言ってた。
ぼくもあの壁に囲まれた世界にずっと居たいし、黄金色の一角獣たちを眺めていたい。
ぼくは「世界の終わり」を読んでた時、いつもアルボ・ペルトの曲を流していた。彼の楽曲は「世界の終わり」の雰囲気にぴったりだと今でも思っている。そのお客さんも気に入ってくれるといいのだけど。
短い時間だったけれど、楽しい時間だった。
ありがとうございました。
またね。