2023年1月29日日曜日

【20230129:日】+++今夜の村上RADIOより+++

 


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今夜の(2023年1月29日)村上RADIOの最後で久しぶりに村上春樹が世情についてサラリとコメントした。村上RADIOをずっと聴き続けているぼくが実は一番ききたいのはこの番組の最後に彼が短いながら発するコメントなのかもしれない。

同時代に生きている彼が安心・安全・平和と言い切れない今の世情をどう捉えているのかとても興味があるからだ。

録音したものをぼくがテキスト化したので間違いがあったらごめんなさい。

ぼくらも言いくるめられないよう充分気をつけないとね。


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今日の言葉はロシアのプーチン大統領の言葉です。 

ニューヨークタイムズの記事によれば彼はウクライナの戦争で息子が戦死したある母親に面と向かってこういったそうです。

「このロシアでは年間何万人もの人がアルコール乱用や交通事故で命を落としています。あなたの息子さんはウォッカの飲み過ぎなんかで死ぬよりずっと意味ある死に方をしたのです。」

うーん、全くすごいことを言いますよね。
でもね、こういうのって巧妙なロジックのすり替えなんです。だってウォッカや自動車は本来人を殺すために作られたものじゃありません。あくまで付随的なねアクシデンタルな結果として不幸にして人が亡くなると言う結果が生まれるわけです。 

でも戦争はそうじゃない。
戦争は基本的に人を殺傷することを目的に行われる行為です。そういう本来は同じレベルに置くべきではない事柄を並べて比較することで、物事をねじ曲げて正当化していく。

これは何もロシアだけではなく、戦争に携わる国の指導者がしばしば行うごまかしです。
そして彼ら自身は決して戦場には行きません。

皆さんもね、そういう連中に言いくるめられないよう充分気をつけてくださいね。
それではまた来月。


2023年1月28日土曜日

【20230128:土】+++隣地工事+++

 



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隣地の宅地工事のことを記しておこう。

今日は午前からミキサー車が来て早くもコンクリートを流し込んだ。お店の土地と隣地との境界になるブロック塀を築くための基礎になるんだろう。

工事の進展はとても早い。プロの作業はやはり違う。

2月10日が工事予定最終日だから後2週間もしたらきれいに整地された宅地に生まれ変わるのだろう。

そして来年の今頃は新築の家に住人もいるんだろうな。

VOUSHOの周りの環境はまた様変わりするね。久しぶりに来る人はお店を見逃したりするかも。立派な住宅の間に埋もれ、ますます隠れ家度が増すかもなぁ。

2023年1月27日金曜日

【20230127:金】+++チームメイトのお通夜だった+++

 


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昨日の夕方、高校のバスケ部でチームメイトだったMから画像付きメッセージをぼくのスマホが受け取ったのを知らせる受信音がした時、ぼくはついにその時が来たのかと直感したのだった。

メッセージを開いてみると「訃報」の2文字が目に飛び込んできた。

Iちゃんが亡くなったのだった。前日1月25日だったらしい。

東京の大学卒業後、大手証券会社の営業マンとして猛烈に働いたのち、地元名古屋に戻り、ビリヤード場や喫茶店を経営したりして相変わらず猛烈に働いたIちゃん。きっと無理をしてたんだと思う。

そのためだと思うのだけど、彼は身体を壊し長らく患っていた。

そして2020年10月18日のこと。2年と3ヶ月程前になるね。

同じチームメイトのHの案内で、Iちゃんは奥さんを伴って車椅子でぼくのお店に来てくれたのだ。

その時、彼はぼくに「会いたい人に今のうちに会っておきたいから」と言ってたのだった。彼が会いたいと思ったうちの一人にぼくをエントリーしてくれてたことに、ぼくは嬉しさと申し訳なさが綯交になったような気持ちになった。そのことを昨日のことのようにぼくは思い出した。

そして、今日1月27日午後6時からIちゃんのお通夜が始まった。

午後まで雪がちらついていたけれど、夕方には完全に雪も止んだのでぼくは車で斎場に向かった。

半世紀ぶりに会ったチームメイトもいた。

9人の同級生のチームメイトもこれで7人になったとMからきいた。

他のチームメイトの名前は全て呼び捨てで言うのに、なぜか彼だけ『ちゃん付け』でぼくは呼んでいた。プレーについて口論になってもどこか憎めないところがあったからだろうか。理由なんてないな。ぼくにとっては何歳になってもIちゃんなのだ。

Iちゃんの冥福を祈り、ありがとうと心の中でつぶやいた。



2023年1月26日木曜日

【20230126:木】+++お寺と警察と期日前投票と+++

 


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日泰寺で手を合わせてから天白警察へ行った。

お店の名前の入った遺失物を預かっているという連絡が封書であったからだ。

何かを紛失してぼくは困ってなかったし、そもそもぼくの個人名の落とし物でもないのできっとたいしたものじゃないと思っていた。それでも気になるので廃棄期限の3月前に行くことにした。

受け取った落し物はぼくあての領収書だった。天白郵便局に落ちていたそうで、宛先のまだ書いてない封筒の中に(切手は貼ってあった)領収書が入っていた。

しかし、店名だけしかわかってないから警察の方でネット検索して住所を記して郵送してくれたんだろう。

とにかくすっきりした。

その後、区役所に寄って愛知県知事選挙の期日前投票をした。


そうそう、話は変わるけど、ぼくはカキフライが大好物で、この時季おいしいカキフライを求めて食べに行くことがある。

今日は覚王山の洋食屋さんで三重県産のカキフライ定食を食べた。11時開店のところ、11時10分にお店に着いたらすでに外で順番待ちだった。ぼくは三番目だったよ。1,300円也。



2023年1月23日月曜日

【20230123:月】+++隣地の宅地造成工事が始まった+++

 


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隣接する空き地の宅地造成工事がいよいよ始まった。

工事期間はおよそ20日間くらいだそうだ。

今日は騒音はそれほどでもなかったけれど、明日からはコンクリートブロックのハツリ工事とかもあるだろうからそれなりに騒音と埃や振動とかあるだろうな。

またしばらく我慢しなければならないね。

ぼくのお店は窓がほとんどないのでいいのだけど、普通の家屋のように窓があったら建売住宅の窓と接することになってたまったものじゃない。

どんな住宅業者がこの宅地を購入してどんな家を何軒建てるのか(まさか3軒は建てないとおもうけど)まだ全くわからない。

いづれにしても不安要素ばかりだね。

成るようにしかならないから、ぼくはいつものように自分の営業に専念するしかないね。

やれやれだ。


2023年1月22日日曜日

【20230122:日】+++ユミさんの写真+++


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写真友だちのユミさん。

ぼくはGRデジタルで撮るユミさんのハイキーなモノクロ写真が好きだ。よく言われる光と影のコントラスト。でもそれだけなら誰でもね。ユミさんはそこに彼女独自のスパイスを効かせ、センス溢れる写真にしてる。 

その一端がうかがえる写真をスライドショーにしてプロジェクターで店内の壁に投射してみた。今日から試行錯誤する。

陽が傾いてからでないとはっきり見えないのが難点。こういう時は天窓がわざわいする。

来店したら、壁を見上げてみてね。

あなたも気にいるといいな。 





2023年1月21日土曜日

【20230121:土】+++『VOUSHO楽描き帳』気づいてるかな?+++

 


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そっとメインテーブルの上に小さなスケッチブックと筆記用具が置いてあるの、あなたは気づいてるかな?

気づいてないよね。

何も知らせてないから気づくわけないか。

でもそのスケッチブックを開くと、文章だったり、絵だったりが既に何ページか描いてあるんだよ。

1日1回と言う縛りはあるけど、来店するたびに描いてもいいんだ。

もし気が向いたら何か描かない?

ぼくも描いたよ。

注意事項はスケッチブックの表紙裏に書いてあるからね。

あなたの参加を楽しみにしてるね。



2023年1月20日金曜日

【20230120:金】+++ヤッホー!5度目の植物園散策+++

 


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レイドバックでモーニングサービスしてから植物園を散策することにした。

快晴の大寒。

倍率10倍のビノキュラーも首からさげて植物園に入った。

最初は岩本池のほとりで野鳥観察の真似事。

面白いけど、ビノキュラーで見る世界は狭くて、しかも目が疲れる。

ぼくにはあまり向いてない気がした。

それからまっすぐ「ふるさとの森」に向かった。

ここはぼくには最高。

とにかく人が来ない。

でも、今日はぼくが1時間くらい居る間に3組5人が通過した。

初めてのこと。

ぼくはベンチに腰掛け、炭酸水を飲みながら、iPhoneで音楽を小さくかけてた。

おにぎりと本を持ってくるべきだった。

風もなく、陽射しも温かくて、一日だって居られそうな気がした。

ぼくの小確幸。

とても良い時間だったなぁ。



2023年1月19日木曜日

【20230119:木】+++ゲルハルト・リヒター展+++

 


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抽象絵画は苦手なのだけど、リヒターのは実物を見てみたかったんだ。

彼のフォト・ペインティングは抽象じゃないから、ぼくのようなトウシロウにもそれなりに楽しめる作品もあると思ったしね。



抽象画であっても大きな作品のマチエールは間近で見ると面白いね。

最近の美術館の入館料はどこも高くて、ぼくなんかはそれで行くのをあきらめたりするわけだけど、良くなったこともあって、その一つは写真撮影がかなり許可されるようになったことだね。

それと、こういう現代アートを見に来る人ってファッションもおしゃれな人が老若男女問わず多くて、これも目の保養になった。

リヒター展は予想したより良かったので、安くはなかったけれど図録も買って帰ったよ。

あとね、作品を見ることに疲れて美術館の外の景色を眺めてたら、雲がそれこそシュールで何枚も写真撮っちゃった。

館内、少しあったかすぎてゆでダコみたいになったのはぼくだけかなぁ。




2023年1月15日日曜日

【20230115:日】+++メニューブック+++

 


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メニューをメニューブックにしてみた。

タイトルを変えたってことね。

VOUSHOのメニューをとてもしっかり読んでくれるお客さんを時折見かける。

それならもっと読みごたえあるものにしたらどうかと思い始めたからだ。

できればメニューも一つの作品のように仕上げたい。本来なら製本も自分でやるのがいい。そんなメニューらしからぬ力作ができたらとてもいいよね。

時間と労力がかかるので一朝一夕ではできないけど、とにかく最初の一歩を踏み出そう。

ということで、2ページ追加してみた。

誰も気づかない程度だけど、気づいたら全体が大きく変わってた、そんな感じで少しずつやっていくね。

期待せずにお待ちください。



2023年1月11日水曜日

【20230111:水】+++夜、太君とのヒトトキ+++

 


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スマホを持ち忘れ外出してた。

帰ってからスマホを見ると、着信履歴。

太君からだった。

すぐにリダイヤル。

神奈川から昨日急遽当地に来たことを知った。

お酒を呑んで食事してからホテルに戻りシャワーするところだとか。

「30分後、9時に。ぼくはそれまでに夕食とっておくから。珈琲でも飲みながら話そう」

とぼくは提案し、そういうことになった。


トム・ヨークのミュージックビデオ等を流しながら11時過ぎまであれこれ話した。

毎回いつもそうなのだけど、たのしいヒトトキだった。

これもぼくの小確幸だ。


太君はぼくから見たら独特の美意識と生きる上での美学をもってる。

考え方に似てるところもあれば、そうでないところもある。

参考にできることもあれば、ぼくには到底できそうもないこともある。

こだわりが強くて偏屈なぼくを大きく包み込むような懐の深さを彼と接しているといつもぼくは感じる。


今度はいつ会えるかな。

次の約束もせず、今夜も太君を見送った。

冬の夜空は星がくっきりと見えるほど、寒さが張り詰め冷え込んでいた。

連絡してくれてありがとう。

必ずまた!




2023年1月10日火曜日

【20230110:火】+++すごい世界観だ+++

 


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知り合いのお二人からいただいたものを組み合わせてみた。

ひとかたからは、紙製の箱を。

そしてもうひとかたからは、ニューイヤーカードを。

それぞれ独特の世界観の持ち主。

ぼくは刺激を受けるばかりでアウトプットがちっともできない。

でもきっといつか・・・って思ってる。

結局何も生みだせないままぼくの人生は終わってしまうかもしれないけど、

それでもきっといつかと自分に対して期待してる。


今回ぼくがした作業は写真ではわからないけど、厚紙で土台を作り嵩上げし、同じく厚紙でカードの裏打ちして強度を増したこと。そしてそれを紙箱の内紙になるべくダメージを与えないように固定したこと。

こんな作業だけでも楽しくて時間を忘れちゃった。




2023年1月7日土曜日

【20230107:土】+++ことし最初の営業日だった+++

 


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ぼくが予想したよりもお客さんが来てくれて1日目からありがたい気持ちになった。

本当にありがとう。

そして今日から値上げさせてもらった珈琲豆もかわらず購入してくれたお客さんにも感謝の念しかない。

本当にありがとう。

初心の気持ちを忘れず、驕ることなく、1杯500円の高い珈琲に値するものを提供できるよう努めなければならないとぼくは改めて思いました。

珈琲の味と量はもちろんのこと、寛げる空間作り、偏ってはいるけど蔵書の拡充と精選、情報の提供や紹介などなど、昨年以上に来てくれた人に何かしら役立つ刺激を与えられるお店にしたい。

毎週土曜日から火曜日、午後1時から6時まで、ぼくはこの小さな箱のような店に居て、まだ来ぬあなたがいつか来てくれるのをじっと楽しみに待っています。

本年も変わらず宜しくお願いします!






2023年1月5日木曜日

【20230105:木】+++カーボン紙で描いてみる+++

 


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今投函してきたところ。

1月6日午前2時12分。

ポストまでの道のり、真っ暗な道はやはり薄気味悪い。

怖いのはお化けではなく、人間なのだけどね。


先日のことだけど、以前からやってみようと思っていた方法でお絵かきしてみた。

カーボン紙を使って描くというもの。

一枚、カーボン紙というフィルターを入れるだけで随分と絵の趣は変わるものだ。

自分が描いた絵でありながら自分の線と違う感じがして面白い。

利き手ではない左手で描くのに似てるかな。


さて、今日は焙煎したので、明日は(正確に言えば今日だけど)1月7日(土)の今年初営業のための準備の日。チーズケーキとクッキーを焼いたりせねばね。

*絵の黒い背景は筆ペンであとから塗った。それ以外の線はすべてカーボン紙でできたもの。



2023年1月2日月曜日

【20230102:月】+++2023年1月2日+++


 

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今、深夜1時38分。

郵便ポストまで歩いて年賀の返信を投函してきたところ。

気紛れのぼくは、今年のニューイヤーカードを年内に完成させることをずっと前から諦めていた。来たものにだけお返しすることに決めていたのだ。

と言うことで1月1日に届いた分だけ返信できてよかった。


今日のメインイベントはちびっこの訪問者。

ちびっこは軽トラが好きだ。

荷台に乗っては降りを繰り返し、荷台のあおりをレバーをはずして倒したり、レバーのメカニズムを確認しながら繰り返していた。学習してるんだよね。軽トラといえども4歳と2歳のちびっこにはとても大きな車に見えるんだろうな。荷台だって恐竜のお腹ぐらいに思えるかもしれない。

助手席にも座り、飽きずに何度も手動レバーを回しながら窓ガラスを上げ下げしていた。今の車はほとんどが電動ウインドウだから、これも楽しい遊びなんだよね。

広い私有地をぼくが持っていたなら、ちびっこ二人を荷台に乗せたまま軽トラをゆっくり走らせるんだけどなぁ。ちびっこにとってはそれは何よりの冒険だし、ジェットコースターに乗るようなものだもんね。

残念ながらそんな土地を持っていないので、停まった軽トラで我慢してもらうしかなかったけどね。

ちびっこを見てると、ぼくがちびっこだったときのことを思い出す。

気の小さいぼくには世界は怖いものでいっぱいだった頃の気持ちをね。




2023年1月1日日曜日

【20230101:日】+++2023年あけましたね+++

 


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あけましておめでとうございます。

昨年はプーチンのまさかのウクライナ侵攻からウクライナ戦争に発展したり、元総理が銃で殺され統一教会との関係があきらかになったりと、コロナ禍以外に関して、国内も国外も混迷の一年だった。

こういう時は早くその年を終えてしまい、新年に気持ちを入れ替え、臨みたくなるところだ。

ぼくはというと、午後9時頃から紙版画の印刷を始め、気づいたときは日付が変わり、年をまたいでいたのだった。

我ながら、なかなか良い年越しのありようだった。


新年のぼくの抱負としては、まず第一に旅する年にしたいと思っている。

もちろん旅慣れてないぼくがいきなりあちこち行けるわけはないので、旅をし始めたとあとで振り返れるような年にしたいと思っている。

それと、昨日の大晦日から今日の元旦までやってた版画等の創作活動を継続できたと言える年にしたい。これはちょっとハードルが高い目標ではあるのだけどね。

そして病気や怪我や災害や戦争等で打ちのめされたひとたちが、再び立ち上がれる年となるといいな。

ぼくの周りにも、きっとあなたの周りにもそんな人たちがいるはずだから。

それではVOUSHOともども本年もよろしくお願いいたします!