2023年10月29日日曜日

【20231029:日】+++120枚+++



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無印良品のノートになんとなく絵を描き始めたのが、去年の11月中旬だった。

その後、パッタリと描かなくなったことが何度もあったけれど、昨日(2023/10/28)最後の120枚目を描き終えた。

これらは下書きなんだけれど、描き始めるとついつい描き込んでしまうのがぼくの悪癖。本番を描けない『下描き作家』だと知人に揶揄される所以だ。

こうしたノートが気づけば何冊にもなる。

『下描き』で満足してしまい、本番前に燃え尽きた夥しい数のぼくの下絵たち。

彼ら彼女らを救うことはできないだろうか?

その一つの方策がZINEにあるような気もする。

どうかなぁ?  

そんなことを考えてたら、今日Mくんが来店し、彼が20代の頃、最初に作ったZINEをぼくにくれた。

ぼくの好みのイラストやコラージュ満載のとてもいかしたZINEだった。製本も含め、その完成度の高さに正直驚いた。

またまた刺激を受けた。

このZINEはもちろん永久保存版にする。

まさにナイスタイミング!

ありがとう、Mくん!



2023年10月28日土曜日

【20231028:土】+++なんという偶然+++

 


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土曜日の午前はピーター・バラカンの『ウイークエンドサンシャイン』とゴンチチの『世界の快適音楽セレクション』の日だ。

ぼくはお店の開店準備をしながら毎週聴いてる。

そしてゴンチチの番組も終盤、正確には1時間23分経過した時、チチ松村氏がスエーデンの映画監督ロイ・アンダーソンの2007年の映画『愛おしき隣人』と言ったからびっくり!

なんでも氏はその映画の音楽が気に入って日本語の歌詞を作り、大阪のシンガーソングライター良元優作さんに紹介し、彼が歌ってくれるようになったとのこと。彼が歌う曲がラジオから流れ始めた。

どの曲かと思ったら、あ〜なるほど!だった。そしてにしても、4日前の火曜日の夜、VOUSHO映画会で観たばかりの映画だったから驚いた。

ロイ・アンダーソン監督を知る人はそんなに多くないと思うし、『愛おしき隣人』を観たことある人も同様に多くはないと思う。だからこの偶然がぼくを驚かせたのだ。

 YouTubeで調べたらすぐにあった。

良元優作『光あふれる国』

スローテンポなメロディーの脱力感がいいね。

*今日の画像にYouTubeをリンクしておきました。

 

2023年10月26日木曜日

【20231026:木】+++水平線を求めて+++

 


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広い水平線を求め、ココロを解き放しに。

久しぶりだった。

波の音、風の音、鳶の鳴き声。

快晴。

光の洪水。

海面の煌めき。

そして

ぼくが拾った角のとれたコンクリート片と石たち。


水平線を満喫後すぐに帰路についた。

贅沢な時間。

やっと秋を実感したよ。




2023年10月24日火曜日

【20231024:火】+++3ヶ月ぶり+++

 


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嘘のようだけど本当のはなし。

前回のVOUSHO映画会は7月25日だったからちょうど3ヶ月ぶり。

あっという間だね。

今回はロイ・アンダーソン監督の2007年公開映画『愛おしき隣人』を観た。

ストーリーを追える映画と違い、個別のイメージを最終的には一つにまとめて愉しむような映画なので、睡眠映画になってしまわないか心配した。

ところが、観終えてからの感想タイムは予想とは違っていろんな意見が出てとても有意義なものになった。愉しかった〜!

ぼくはこの映画が好きで何度も観てるからある程度細かなところもわかってるつもりだったけれど、初めて観た人の方がぼくよりずっと細部まで把握してることがわかり自分の見方のいい加減さを知るとともに、参加者の人たちの深い理解力に感心した。

タイミング合わなくて来れなかったり、来店してくれた時に誘えなかった人はまた次回にね。

岐阜からの参加もありがとね!

2023年10月21日土曜日

【20231021:土】+++告知: 11月に遅すぎた夏休み+++

 


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周回遅れどころか、晩秋のような気候のなか、遅すぎた夏休みを取るのだ。

題して 

『VOUSHO 遅すぎた夏休み』

期間:  11月18日(土)〜21日(火) 


前後に定休日があるから、しっかり休ませてもらいます。

VOUSHO Coffee FactoryのホームページやTwitterにも告知した。

どうかお間違いないよう、無駄足にならないよう、がっかりしないよう、よろしくお願い致します。



2023年10月20日金曜日

【20231020:金】+++ギラギラしてる人は苦手+++

 


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ぼくは如才なく、抜け目なく、空気を読んでうまく世渡りしていく人や金儲けや出世、権力をもつことにギラギラしている人が苦手だ。

もちろん世渡り上手や金儲けが悪いわけではない。

人それぞれだから、それをよしとする人はそういう価値観のもとでやっていけばいい。

ぼくは個人的にそういう人が苦手であり、ぼくの人生からギラギラしてる人と距離を置いてきたし、意識的に排除してきた。

逆に、野心や野望が無い人はつまらない・・・と言われたこともある。


とにかく競争すること、勝ち負けをきそうことはうんざりだ。

なかには他人を踏み台にしたり、他人を利用して自己実現しようとする人もいて、そういう世界から抜け出したいこともあり、お店を始めた(個人事業主になった)と言っても過言ではない。

人が集まって組織化すれば必ずその組織は腐敗する(つまり、先に述べたような競争、マウンティング、権力闘争等が起こる)とぼくは思っている。


また、話は変わるが、花粉症などのようにSNSアレルギー症(?)を時々ぼくは発症する。

今まさにアレルギー症状真っ只中かもしれない。

『全て』面倒くさくなる。


SNSがなかった頃が本当に懐かしい。

ぼくにとってSNSはまるで人々の承認欲求のシャワーのようだ。

これを無制限に浴び続けて、いいわけがない。

自己防衛として厳選するしかない。

目を外側にでなく、自分の内側に向けないと自分を見失うことになる。

それは他人の物差し(=価値観)でなく自分の物差しでモノゴトを測らないといけないことと同じだ。


やれやれが続くなぁ。






2023年10月18日水曜日

【20231018:水】+++とても久しぶりの打ち合わせだった+++

 



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久しぶりすぎる個展の打ち合わせをした。

来年2月3日〜4月2日の2ヶ月間の個展だ。

三重県在住の作家さん。


作家さんとの初顔合わせはオンラインのビデオで。

ぼくは慣れてなくて、段取りよくできなかったのが反省点。


2階のギャラリースペースに文字がたくさん踊ることになる。

とても楽しみだ。

絵画や陶芸、木工でも紙や写真でもない、VOUSHOでは初めての画材?となる。

目下、個展のタイトルを作家さんとともに考慮中。

それも楽しい。

個展の詳細を告知する日が待ち遠しいな。



もう一つ。

やはり来年のことだけどライブの予定が入りそう。

4月か5月頃になるかな。

こちらもまた詳細が決定したらお知らせを。


ギャラリーの方がやっと再稼働する・・・かな。

少なくないお客さんから個展の予定を訊かれるたびに、もうそろそろ腰を上げないとなと思っていた。

やっとね。

ヨッコラショ。。。


目下一番頭を悩ませてるのは、ギャラリースペースを占拠しまくってるぼくの荷物。

これらの移動・収納スペースを設けること。

考えただけで気が滅入る。

やれやれ。


*今日の写真は本文とは無関係。ドイツ語の雑誌に絵を描いてみたんだ。英語や仏語でないところにこだわってみた。



2023年10月14日土曜日

【20231014:土】+++とても嬉しかったこと+++

 


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瀬戸に陶芸を学びに来てる外国の女性二人が来店しコーヒーとケーキを注文してくれた。そして片方の女性がぼくの紙版画を購入してくれた。

外国の人が買ってくれるのは初めてのことで、ぼくはとても嬉しかった。

なんて言うか、全く縁もゆかりもない、ぼくとの接点が一切無い初めて会った人で、しかも文化も異なる国の人で、陶芸というアートに関わってる人がぼくの作品を購入してくれたことが嬉しかったんだと思う。

今日はもうこれだけで中確幸を飛び越えての大確幸となった。

ほんとにありがとう!

2023年10月11日水曜日

【20231011:水】+++VOUSHO楽描き帳vol.2ももうすぐいっぱいになる+++

 


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VOUSHOの店内、一番大きなメインテーブルの端に『VOUSHO楽描き帳』が壁に飾ってあるのをご存知だろうか?

きっと知らないよね。

一見さんでなくてリピーターとして来てくれるてる人であっても、気づいてない人が多いと思う。まぁ、殊更に宣伝しないのがVOUSHO流だから仕方ないか。

この楽描き帳を始めたのは去年の11月15日だから来月でちょうど1年になる。2冊目が今年の5月5日からだからいずれにしてもとてもゆっくりしたペースだ。

ほとんどが絵だけれど、中には文章だけのものや絵と文章と言うものもある。どれも個性的で、力作揃いだから、来店時に見てもらえるといいな。

画材は4Hから6Bまでの12本の鉛筆セットとシャープナーと消ゴムを用意してあるのでご自由に。

利用ルールとしては、(1)一人一日一枚、(2)裏ページは白紙のままで、(3)著作権フリー了承の人のみということで。

時間があったら是非楽描きしてみてください。



2023年10月10日火曜日

【20231010:火】+++今さらにZINEを教えてもらった+++


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昨日お客さんでもあるM君から彼所蔵のZINE(ジン)を10冊ほど見せてもらった。

ぼくはこのZINEを今までしっかりみたことがなかった。

M君によるとMAGAZINEからとった『ZINE』らしい。

言葉的には聞き覚えがあるけれど、ほとんど知らないに等しかった。


ウィキで調べてみた。

『ZINEとは、個人または少人数の有志が、非営利で発行する自主的な出版物のことである。 作者自身の個人的な思いや考え、主張を色濃く反映した小冊子が多いが、内容も形式も自由とされる。主にコピー機やリソグラフ、家庭用のインクジェットプリンターなどで印刷し、ホチキスやクリップ等で簡素に製本された冊子の形態をとるものが多い。』


今では、ほとんど有料化されてるし、印刷所に印刷・製本を任せてるものも多い。

ぼくが見せてもらったのは2005年くらいのものから最近のものまで。

イラストだったり、写真だったり。


ぼくの印象を一言で表すなら、「自分の好きの缶詰みたい』だ。

見る人を意識してなくて、「自分の好きはこれさ!」って感じでストレート&シンプル。

写真はとてもプライベートで赤裸々だったりする。ある瞬間がフリーズドライされてるみたいでページを繰るとその時間と空気が一瞬にして蘇る・・・・みたいな。

記念撮影的なものなど全く無くて、被写体へのこだわりやその場の雰囲気が大胆に切り取られてる。ピントとかブレとかトリミングなんて関係ない(みたいにぼくには思われた)。

恋人のヘアヌードも惜しげなく載ってたりもする。

市販の写真集とは違ったエナジーをぼくは感じた。

それだからこそ一晩経った今日でもいくつかの写真やイラストが頭から離れない。


インスタ等でスマホやパソコンで見るのとは違い、こうしてモノとして物理的に存在することのいとしさもあるのかな。それが手作りの印刷や製本でチープな感じがしてもそれだからこそ一層いとしくなる。


今日ここに載せた写真のZINEはM君に見せてもらった中でぼくの一番好きなもの。

これ以外にも手元に置いておきたいなぁと思うZINEが数冊あった。

ほんとにとてもいい刺激をもらった。

M君に感謝!


ぼくも作ってみたいなぁ。



2023年10月9日月曜日

【20231009:月/スポーツの日】+++第三の人生もありか?!+++

 


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昨日のこと中学時代の同級生Wくんが久しぶりに来店してくれた。彼は事業の一つとして上海でコーヒーチェーン店を何店舗も展開をしてる人物。今では東京に居を構えてる実業家。

すごいよね。

同級生のよしみでぼくなんかでも彼と直接話ができるわけなんだけれど、彼からこんな問いかけをされたんだ。

「ジュンくんは、今後はここをどうしていくつもり?」

「今9年目なんだけど、とりあえず10年はやろうと思ってる。そのあとはぼくの親のこともあるし、状況によってその時に考えるってことかなぁ。」とぼくは答えた。

このやりとりは、なぜかぼくの頭の中に根を張っただけでなく、時間が経つごとに増殖していった。

『今後』

『今後』

『今後』

つまりは『VOUSHO後』。


ぼくはVOUSHOを出来る限り続けていこうと思っているだけで、『VOUSHO後』について考えていなかったことに気づいた。

まだぼくにも『今後』があるのか!と大袈裟に言えば一つの壁が壊れ、その先の世界が垣間見れた気がした。

壊れた壁の先にあるものが、はっきりし始めた。

それはまだぼくの胸の内にひめるだけにし、しばらく醗酵させてみようと思った。

ぼくは第二の人生で満足しかけていた。

先のことなんてわからないけど、第三の人生も悪くない。

そう考えるきっかけをW君からもらった気がした。

そしてこんな小さく隠れた店を気にかけてもらい、ありがたいことだった。


2023年10月8日日曜日

【20231008:日】+++これが一番の褒め言葉かも+++

 


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三連休の中日。

予想に反しお客さんが途切れなかった。

ありがたいこと。


最後のお客さんが帰る時の立ち話でのこと。

若いカップルの男性が「ここは誰にも教えません。」とぼくに宣言するように言った。

話を聞くと二人はカフェをいろいろ回ってきたけれど光栄なことにぼくのお店を断トツで気に入ってくれたそうだ。

好みは人それぞれだからね。

知られて混み合って欲しくないということ。自分だけのお店にしておきたいということだった。

「ド・ストライクのお店です!」とか「近くにあったら絶対毎日通いたいお店です!」なんて言ってくれるお客さんもいたけれど、何かきっと思い違いしてるような、実態とは異なるこそばゆさの残る言葉にぼくには思えた。

考えてみるとぼく自身も本当に気に入ったお店は内緒にしておきたいものね。


「内緒にしておいてください。」とぼくは言った。


実は今日のお客さんの言葉がぼくにとっては一番嬉しい褒め言葉なのかもしれないな。



2023年10月7日土曜日

【20231007:土】+++いのっち的な+++


 

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話題になってるジャニーズ事務所の記者会見もこの国の縮図とぼくにはうつる。

金と力のあるものが少数派を力でねじ伏せるような準備周到な茶番劇。

国民的に好感度の高いタレントが余裕の体で必死で異議申立てをする記者を大人気ない行為と諭す。

ところがあらかじめ発言させない記者をリストアップし挙手を無視し発言の封じ込め。更に質問の返答に対しての更なる質問は認めないと言う独自ルールの強制。

絶対安定マジョリティーの驕り。

これってカルト宗教絡みで殺された元総理とその後継の手法そのもの。  

でも、鬱陶しいネット社会であっても、メリットはあるわけで、その会見の異様さと指名NGリストさえネット社会では隠し切れない。壁に耳あり障子に目ありどころではない世の中だからね。

この茶番会見を見て識るだけでも暗澹たる気持ちになるのだけど、温厚を装った好感度抜群のタレントがぼくを更に暗く澱んだ淵に気持ちを沈ませる。

それは能力的にたいしたことはない単なるイエスマンでありながら、空気を読むのには長け、一見温厚そうに見える人情タイプの人物が学校や会社、職場などで重用される現実をぼくは経験的に知っているからだ。強面のパワハラ管理職よりもある意味たちのわるい狡猾な管理職。そのような人物、あなたの周りに見覚えないだろうか?

ぼくには何人も思い当たる。

このタレントの諭し発言に拍手を送った記者たちがいたそうだが、これらの輩はジャーナリストではなく力のあるものに媚びへつらう本当の意味でのゲスの極みだ。

なんてまた思ってることストレートに書きすぎてしまった。

気分を害したらすみません。



2023年10月1日日曜日

【20231001:日】+++Tumblr再開した+++

 



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実はTumblrを再開した。

ぼくの好きな画像を集めるだけなんだけど、それをアーカイブにして見てみると自分の好きの傾向がはっきりわかるから面白い。

2年ほどやめてたのは、急に規制が厳しくなってヌード等が削除されたり表示できなくなったから。確かにポルノサイトが参入してきて身も蓋もないお下劣な無法状態になってたけれど、それはそれでアナーキーで個人的には面白かった。

そうしたエロ動画とアートとを十把一絡げで削除しまくりだしたのでつまらなくなってやめたのだった。

今はその時よりもましになったけれど、ぼくと同様にそんな規制にうんざりしてやめてしまった人が少なくなく、時間をかけて探さないとぼくの好みの画像になかなか巡り会えない感じだ。ぼくがフォローしてた人の大部分が去ってしまったからだ。

1ヶ月に数回程度だけれど、8月から気に入ったものを再び自分のページにリブログし、それをアーカイブ表示してこっそり楽しんでる。

ちょうど秋の夜長だからいいかもしれないね。