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三連休の中日。
予想に反しお客さんが途切れなかった。
ありがたいこと。
最後のお客さんが帰る時の立ち話でのこと。
若いカップルの男性が「ここは誰にも教えません。」とぼくに宣言するように言った。
話を聞くと二人はカフェをいろいろ回ってきたけれど光栄なことにぼくのお店を断トツで気に入ってくれたそうだ。
好みは人それぞれだからね。
知られて混み合って欲しくないということ。自分だけのお店にしておきたいということだった。
「ド・ストライクのお店です!」とか「近くにあったら絶対毎日通いたいお店です!」なんて言ってくれるお客さんもいたけれど、何かきっと思い違いしてるような、実態とは異なるこそばゆさの残る言葉にぼくには思えた。
考えてみるとぼく自身も本当に気に入ったお店は内緒にしておきたいものね。
「内緒にしておいてください。」とぼくは言った。
実は今日のお客さんの言葉がぼくにとっては一番嬉しい褒め言葉なのかもしれないな。
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