■□
昨日の夕方、高校のバスケ部でチームメイトだったMから画像付きメッセージをぼくのスマホが受け取ったのを知らせる受信音がした時、ぼくはついにその時が来たのかと直感したのだった。
メッセージを開いてみると「訃報」の2文字が目に飛び込んできた。
Iちゃんが亡くなったのだった。前日1月25日だったらしい。
東京の大学卒業後、大手証券会社の営業マンとして猛烈に働いたのち、地元名古屋に戻り、ビリヤード場や喫茶店を経営したりして相変わらず猛烈に働いたIちゃん。きっと無理をしてたんだと思う。
そのためだと思うのだけど、彼は身体を壊し長らく患っていた。
そして2020年10月18日のこと。2年と3ヶ月程前になるね。
同じチームメイトのHの案内で、Iちゃんは奥さんを伴って車椅子でぼくのお店に来てくれたのだ。
その時、彼はぼくに「会いたい人に今のうちに会っておきたいから」と言ってたのだった。彼が会いたいと思ったうちの一人にぼくをエントリーしてくれてたことに、ぼくは嬉しさと申し訳なさが綯交になったような気持ちになった。そのことを昨日のことのようにぼくは思い出した。
そして、今日1月27日午後6時からIちゃんのお通夜が始まった。
午後まで雪がちらついていたけれど、夕方には完全に雪も止んだのでぼくは車で斎場に向かった。
半世紀ぶりに会ったチームメイトもいた。
9人の同級生のチームメイトもこれで7人になったとMからきいた。
他のチームメイトの名前は全て呼び捨てで言うのに、なぜか彼だけ『ちゃん付け』でぼくは呼んでいた。プレーについて口論になってもどこか憎めないところがあったからだろうか。理由なんてないな。ぼくにとっては何歳になってもIちゃんなのだ。
Iちゃんの冥福を祈り、ありがとうと心の中でつぶやいた。
0 件のコメント:
コメントを投稿