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カフカの『変身』を再読する。100ページ足らずなのですぐ読める。でも今回は情景を頭の中にしっかり描きながら、ゆっくり読んでみた。
辛い話だ。
バグに変身してしまった長男グレーゴルは家族とコミュニケーションが取れず、最終的には厄介者としてバグのまま、半ばネグレクトによる栄養失調で死んでしまう。
そして、グレーゴルの死は父母と妹から重荷を退け生きる意欲を付与することとなる。
グレーゴルの変身前は、父母も妹も彼の稼ぎにパラサイトしていたにもかかわらず。
不条理で思い通りにならないのが人生の一面と言ってしまえばそれまでか。
いろいろな捉え方や解釈があるだろう。
今日はじっくり読めたなぁ。。。
夕方、甲虫を墨汁使って描いてみたよ。
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