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昨日の午後のこと。
多治見にある岐阜県現代陶芸美術館に行った。
リサ・ラーソン展。
ぼくはかわいい系作品は趣味ではない。
そこに毒や闇があるなら別だけれど。
そんなぼくでも彼女の作品の中にはとても良いなぁと思うものがいくつもあった。やはり先入観はいけないね。
実は一旦展示場から出たあとで再入場した。
どうしてももう一度観ておきたい作品があったからだ。
それはリサ・ラーソンの作品ではなく、彼女の夫、グンナル・ラーソンの絵画だった。
今回の展示の一番最後の部屋に彼の作品が少しだけ飾られていた。ぼくにとってはこの彼の展示が最も印象的なものになった。
題して「座る人」
こういうことは時々ある。
例えば、ヤン・シュワンクマイエルよりもぼくは妻のエヴァ・シュワンクマエイルの絵の方が実はすきだったりと。
世に名の知れたアーティストであっても、パートナーの理解と共感と援助がなければ才能を発揮できなかった人もいるだろう。
今回の展示を一言で表すなら『自由だなぁー!』ってことか。
そう思える展示を観られてよかった。
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