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アマプラ中毒的なぼくだけど、本や映画同様ここでも気に入ったものを繰り返し見ている。
そんな中でぼくがとても感動したのは英国の刑事ドラマ。日本や米国のように格闘シーンや銃撃シーンは全く無く、地道な聞き取り調査や科学捜査を積み上げ、被害者や加害者を特定していく。
もちろん、それだけなら科学捜査を題材にしたドラマは日本にも米国にもある。
一番の違いは、被害者や遺族に対する『尊厳』があることだ。被害者や遺族の気持ちに終始寄り添っていることだ。
捜査のボスは女性であり、人種問題や障害者、LGBT、認知症等当たり前のようにドラマの中に盛り込まれている。
それぞれ6話から成るがいつも一気に見てしまう。
人物の描き方も厚みがあり、英国の落ち着いた、成熟した文化の片鱗を感じずにはいられない。
原題は『UNFORGOTTEN』。
邦題は『埋もれる殺意』。
副題は年代順に『39年目の真実』、『26年の沈黙』、『18年後の慟哭』となる。
それぞれ順に「ホモセクシャルに対する偏見と敵意」、「未成年者に対する性的虐待」、「10代少女を狙った連続レイプ殺人のサイコパス」がテーマとなっている。
テーマからすると残虐シーンがありそうだけれど、殺害シーンはこのドラマでは描かれていない。そういうところもいい。
警察官のプライベートな家庭状況の変化もあるので、この順に見るのがベストかな。
機会があれば、是非見てほしい。感想も話し合えたらいいなぁ。
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