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予約しないわけにはいかなかった。
先ほど予約した。
二つの大きな理由があった。
村上春樹、6年ぶりの新作タイトルは、1980年に文芸誌「文学界」に発表されたものの単行本化されてない「街と、その不確かな壁」とほぼ同じ、「、」が無いだけだった。
『街とその不確かな壁』
この文学界の作品をぼくは以前、鶴舞中央図書館でコピーし、それをパソコンに入力したものだった。あきらかに「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「世界の終わり」の方の原型だった。
ぼくは村上作品で一番好きなのが「世界の終わりと・・・」なのでこれは予約するほど読みたい一つ目の大きな理由だった。
そして二つ目の理由。
それは装画がイラストレーターのタダジュン氏だからだ。
ぼくの好きな版画家。
今までも柴田元幸氏をはじめ多くの作家の本の表紙や挿絵を担当している。その作品が好きすぎて、表紙に使われている本をあれこれ所有してる。
VOUSHOの2階の棚にはその本がなにげに並んでいたりする。
昨年5月8日にOn Readingでタダジュン氏と奥さんのさかたきよこさんの紙版画ワークショップに参加して直に接することができたことも良い思い出だ。
そんなわけで4月13日に届くのが楽しみ。
タイトルはほぼ同じでも内容はかなり違うだろうなぁと予想してるのだけど、どうかな。
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