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とてもとてもびっくりしたのだ。
以前から時々来てくれてる女性のお客さんのこと。
彼女が帰るときに駐車場で彼女が乗って来た車について話していたときだった。
唐突ではあったけれど、ぼくは
「ところであなたの名前はなんていうの?」って訊いたのだ。
「○○○ノリコ」
「 瀬戸では多いよね」って返したら、
ぼくの名前のことになった。
っていうのは店内のぼくの銅版画に名前が入ってるからね。
「英語の先生・・・だった?」
「うん、そうだよ」
「もしかして・・・N高の○○○ジュン先生?!」
「えっ? そうだよ」
「え〜〜っ!わたしの担任だった〜!」
「えええ〜〜〜?!」
ぼくはすぐさま彼女の名前をぼくの曖昧な記憶の中で検索したよ。
すると現在の彼女と十代の彼女とがぼくの脳内で見事一致した!
覚えてる!
高校生の時の彼女の面影はしっかり残ってた。
いや〜、驚愕!
今日のこの驚きのポイントは、彼女もぼくも今日の今日までお互いに全然気づいてなかったことにある。
彼女曰く、「先生、絵なんて描いてなかったから・・・」
そうか。クラス通信は毎日書いてたけど、クラス通信の絵はスクラップブックからコピーしたりしてたか。
もう何年も前から彼女はVousho Coffee Factoryのお客さんだった。なかなか名前を訊くタイミングが無かった。以前、一度だけ「ひょっとして焼きもの作家とか?」と訊いたことがあった。その時はそうではないと答えてくれただけで話は終わった。どことなく彼女には話しかけない方がいいような気もしてた。
だから今日は全く唐突に、勢いで訊いてしまったのだ。
本当にびっくりした。彼女もそうだったろう。
でもこうして、仕切り直しで再会できたこと。
人生って面白い。
それに何より嬉しかったなぁ。
・
今日は彼女が居たとき、偶然同じ高校の卒業生でぼくが教科担任だったイトウ○○○さんも来てくれて、過去を振り返るデー・・・みたいだった。
ぼくは何十年も前に教室のイトウさんに「リップクリームくらい塗っとけよ〜」なんてことを軽々しく言ったらしく、それ以来イトウさんは気をつけてるとのことだった。なんて失礼なことをぼくは言ったもんだ。自分が恥ずかしいし、申し訳ない。言ったぼく自身が覚えてない不用意な発言がきっと他の多くの人にもあって、嫌な思いをさせたんだろうなぁ。。。ごめんなさい。
ちなみにその当時の高校ではリップクリームを塗ることはお化粧と勘違いされるから、そんなことを言う教員は他にいなかったとのこと。 そうだったかもなぁ。。。
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