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8月だ。
太陽が真上から地面を焼いてるね。
音はしないけど、ジリジリと効果音を付け加えたくなる。
まさに夏本番!
安全な室内から雷を眺めるのが好きなように、涼しいところから真夏の太陽と空と入道雲を見るのは嫌いじゃない。
そんな8月朔日の午前に開店準備をしながらぼくが聴きたいと思う曲を考えた。
Tom Waitsは・・・違うな。
Arvo Partも・・・ちょっと重いなぁ。
ここは久しぶりにKings of convenienceかと決めかけたとき、別のプレイリストが目に入った。
Vashiti Bunyan。
10年くらい前、お洒落な雑貨屋や骨董屋に行くと静かに小さな音量でよくかかってたものだ。ハンバート・ハンバートもそうだったなぁ。
それら、ある意味、定番曲をかけるのがちょっと気恥ずかしく感じてしまって、気がついたら何年も長いこと聞いてなかった。
久しぶりだった.アルバム数枚分の曲を聞くのは。
いい!
天気のいい真夏の日曜午前にVashitiの声はまだ半分くらいまどろみの中にあるようで、ぼくの動き始めた頭とカラダにうまいことシンクロしてくれてるみたいだった。
鼻歌のような、ささやくような声が心地よかった。
ぼくはこれらの曲に促されるようにスムースに離陸できたみたいだった。
ただそれだけの話。
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