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ぼくは『非日常の狭さ』を好む。
狭いけれど、否、狭いからこそ、落ち着くのだろうか。
ぼくのお店だってそうだ。
狭くて小さな箱みたいなものだから。
コロナ禍があってずっと行くことを控えていたこの居酒屋&ライブハウスはぼくにとっては名古屋にずっと在り続けて欲しいお店の一つだ。残念ながら今年閉館・閉店してしまった名古屋 シネマテークや千種正文館書店や今でも頑張ってくれてるウニタ書店に通じるものがある。
やっとコロナ禍も収束期を迎え、友人と待ち合わせて行ったらまさかの臨時休業だった。あれは今年の夏の終わりの頃だったかな。
今日はいきなり冷蔵庫の中に入ったような冬本番の寒波にこの地方もすっぽり包まれ、夜には雪が舞い散る冬らしい寒い日だった。
それでもこの居酒屋の中はあったかくて、ぼくの気持ちをリラックスさせるのだった。
以前必ず注文していた料理のセットはやめてしまったそうで、セットになっていた料理を思い出しながらいくつか単品注文した。
車で行ったので、飲み物はノンアルビールにした。
『非日常の狭さ』以外にぼくが感じる居心地の良さの理由は、付け加えるなら、『雑然として見えながら清潔感があること』、さらには初めて来た時から20年くらい、あるいはそれ以上経つはずだけどいつ行っても『変わらないこと』だと思った。
ぼくもそんなお店にVOUSHOをしたいなぁと思うのだった。
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