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YouTubeをさまよっていて、久しぶりにこれは?!っていう音楽ユニットを見つけた。
英国を拠点に活動してる『Still Corners』という男女二人のユニット。
最初に「The trip」というミュージックビデオを見たんだ。
なんとぼくの好きな英国のケン・ローチ監督の代表作でもある『ケス』の少年が走ってるシーンが二重露光のようにして使われてたんだ!
この映画を名古屋シネマテークで見たときの衝撃を今でも覚えてる。
何十年も前。
ぼくがケン・ローチ作品をそれからずっと見ることになった思い出の映画でもある。
ミュージックビデオはその後もずっと『ケス』の映画シーンが映像コラージュされていた。
Still Cornersのリズムも曲調もなつかしい感じで、複雑でなく、単調なんだ。
若いころの色褪せたような粗い動画が『ケス』のシーンに重なる。
So many miles,
So many miles,
So many miles,
Away.
とリフレインされる。
ぼくはなんと遠いところ(かつ、長い年月)まで来てしまったんだろうと思わずにはいられない。
ぼくは遠くに、そして過去に何か大切なものを置き忘れてきてしまったような気持ちになる。
ヤルセナイんだよなぁ。
ぼく的には、「ウナセラディ東京」のウナセラディとちょっと似た語感なんだよなぁ、このヤルセナイってことば。
ヤルセナイボーショ。。。あああ~。
お客さんの飲み物をだしおえた時に、ぼくは友人が撮ってくれて、プリントしてくれた写真を缶箱から何十枚も取り出して整理してたんだ。
そんな時、この曲がながれてたので、ヤルセナサ・マックスで胸がキュンとして目頭があつくなった。
Still Cornersのどの楽曲も切ないのだけど、ぼくは特にこのThe TripとBlack Lagoonが好き。
興味あったら、YouTubeで検索して聴いてみてくださいね。
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