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ぼくに友だちが少ないのは、連絡を取るまめさがないこともあるけれど、過去に留まっていたくないこともその一因かもしれない。
小学校、中学校、高校、大学、教員時代とどの時代をとってみても、今現在付き合ってる人は本当に少ない。
ぼくの年季の入った無精さのためにぷっつりと縁の切れた人の中には、再会したい人もいるけれど、ほとんど『去るもの日々に疎し』状態となっている。
それも人生だから仕方ないか。
基本的には個の問題なんだけれど、元同僚だった人たちと話をすると、昔話がメインになることが多い気がする。
もちろんぼくも懐かしかったりするので全否定する気は毛頭ないけれど、そればっかりになると閉口してしまう。
今のこと、これからのことを話そうよ!って強く思う。
話題の中で過去のことをしょっちゅう引き合いに出すのもぼくは聞いてて白けてしまう。
そう言えば、作家の高橋源一郎は、良い人だと思ってるのだけど、ラジオ番組の彼の語りの中で、若い時にデモで捕まり刑務所に入れられたことにしょっちゅう言及する。ぼくは正直その言及に辟易している。
その例に似てる。
ぼくは今を大切にしたい。
過去が良くても悪くても、今が問題だ。
過去に生きるのでなく、今を生きたい。
そして、今を生きる人たちとこそ、ぼくは親交を深めたいと思ってる。
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