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四十九日の法要に向かう途中、寄り道したくなった。
海を見たくなったからだ。
予定外だったけれど迷わずハンドルを切った。
わずか10分くらいではあったけれど、ぼくは馴染みの海をただただ眺めた。
それだけでもココロはリフレッシュし解放されたようだった。
海岸とは逆方向にあたる、半島の丘陵地帯を抜け(ここには牛舎がいくつかある)11時少しすぎに目的地に到着した。
11時半の予定よりも少し早く法要は始まり、厳粛な読経のあと、親しみと慈しみ溢れる住職のお話で四十九日の法要は終わった。
12時半頃には場所を料亭に移しての会食会が始まった。
ぼくは住職の隣の席に座り、ひさしぶりに彼といろいろ話した。
1995年発行の季刊雑誌「手の仕事」No.9をぼくは持参してきたので、それを彼に見せた。
(*常滑の画家、岩崎里香さんから数十冊借りてる「手の仕事」の中の1冊。岩崎さんはイラストや表紙絵を担当していた。毎号、内容豊富でこの地方の若手作家の紹介等今では資料価値のある貴重なローカル雑誌だとぼくは思ってる)
その号の巻頭ページに44歳の頃の若い住職へのインタビュー記事とともに彼の三人の息子たちと一緒に写ってる写真が掲載されていたからだ。
彼のお寺にもバックナンバーがあるはずだそうで、この号のあと、10回ほど彼が執筆した記事がこの雑誌に載ってるそうだ。その記事を探すのも楽しみになった。
おいしい料理とともに、たのしいひとときだった。
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臨時休業したお店には、やはりお客さんが何組か来てくれてたことがわかった。
せっかく来てくれたのに申し訳なかった。
これに懲りず、またタイミング合ったら来てほしいものだけど・・・。
ごめんなさい。
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