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NHKのニュース報道に対してぼくもとても不満だ。安倍元首相の頃からだ。こんなのに受信料を支払いたくないと本気で思う。それだからと言ってN党を支持もしないが。
以前も同様のことを書いたが、国内政治以外、外国のこと等になると途端に勇ましく正論をまくしたてる。日和ってるんだよな。それだからこそ、ぼくは逆にNHKの報道姿勢の使い分けがさもしい気がしてより罪深く感じる。
ところが、ドラマやドキュメンタリーになると優れたものが多い。
NHKとひとくくりに考えてしまうが、おそらく社員(?)もとんでもなく多く居て、組織の一員であってもニュース報道の在り方にぼくと同じように間違ってると思っている人も少なくないはずだ。。。
残念なことにNHK内部からのそうした意見はぼくには届いてこない。総体としてのNHKは権力に巻かれるまま、プロパガンダを垂れ流すよその国々と変わりない。
そのような時に、映画監督大島新(おおしまあらた)氏が昨日の朝日新聞に次のような記事を書いた。
全く同感!
ちょっとすっきりした。
そんなに長くないので、興味あったら読んでみてね。
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(テレビ時評)NHKの旧統一教会報道 大島新
先週、ある識者の「まさか『ミヤネ屋』を録画して視聴する日が来るとは」というツイートを読んで笑ってしまうのと同時に、考え込んだ。旧統一教会関連報道では、読売テレビ(日テレ系)の「情報ライブ ミヤネ屋」をはじめ、TBSや日テレなど民放の報道や情報番組が気を吐いている。そんな中、まったくいただけないのがNHKだ。いったい、どんな力学が働いているのだろうか、この稿を書いている時点(9日)までは、旧統一教会と政治家との関係についての報道が、極端に少ない。
最近強く感じるのは、同じNHKで放送されている、歴史や海外事情についての番組と、報道系の番組の落差だ。例えば先週のETV特集「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」(6日)は、戦中の為政者の失政について新資料をひもときながら丹念に描いた。翌7日のNHKスペシャル「戦火の放送局~ウクライナ 記者たちの闘い~」では、戦時下の政治とメディアの関係に切り込んだ。
「過去の日本」や「今の外国」については、権力の問題についてとことん追求し、見応えのある番組を放送しているのに、なぜ「今の日本」については、それができないのか。
例えば7月31日に放送された特別番組「安倍元首相は何を残したか」には落胆させられた。ゲストは3人、御厨貴さん以外の2人は安倍晋三元首相のほぼ「功」しか語らなかった。出演者に罪はない。自分の考えを話しているのだから。しかし人選をしているのはNHKだ。それは一体誰に向けられているのか。ジャーナリズムの最も重要な役割は権力の監視である、などということは、釈迦に説法だと信じたいのだが。 (ドキュメンタリー監督)
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