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柘植さんの計らいでぼくは時を30年さかのぼった。
大学の同級生と元同僚を連れてきてくれた。
彼は半月前に「今度連れてくる」と言っていた。
相変わらず有言実行の人だ。信頼のおける、情にすこぶる厚い人だ。
ありがとう柘植さん。
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人と人の出逢いの不思議をいつも感じる。
たとえすぐ近くに住んでいても一生逢わない人もいる。逆に、遠くても出逢う人もいる。
そして出逢ったあと、お互いの関係を維持・継続していくには双方の意思が要る。
ぼく自身振り返ってみても、自然消滅していった付き合いがどれほど多いことか。
ぼくがお店をはじめ、復活した付き合いもあれば、やはり消えていった付き合いもある。
人生とはその繰り返しであり、その集成なのかもしれないね。
記憶といっしょに消えて無くなっていくものだからこそ、いとおしかったりするんだろうか。
いつも同じことを言うけれど、人生はほんの一瞬、まばたきする間に闇に飲み込まれてしまう季節外れの打ち上げ花火のようだ。
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