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ネトフリで配信されてる『ブラック・ミラー』シリーズがとても好き。英国製だ。
最新のシーズン7は粒ぞろい。
その中でも特にここであげたいのがシーズン4の『宇宙船カリスター号』とその続編シーズン7の『宇宙船カリスター号:インフィニティの中へ』だ。
主人公のナネット・コールを好きすぎて、ほぼ毎日このどちらかのエピソードを見ていると言っても過言ではない。
疲れている時とかなんとなく寂しい時とか、気持ちが沈みがちな時に見ると明らかに心がいっとき浮上するのがわかる。
米国の宇宙テレビドラマをおちょくりつつも、現代のオンラインゲームの先をいく没入型体験ゲームとクローンテクノロジーの倫理的危険性を合体させてストーリーを構成しているのもさすがだ。
シーズン7でゲーム開発会社カリスター社のCEOであるウォルトンがインフィニティ・ゲーム内の自分自身のクローンと初対面する時の『よー、ナマステ〜』と言って登場するシーンはいつ見てもその脱力感に笑える。
『ブラック・ミラー』とは別に『After Life/アフターライフ』もシーズン3までで18エピソードあるのだけど既に3まわり目だ。
ぼくはこのドラマの主人公トニーに感情移入できないタイプだけれど、彼の孤独感と喪失感は理解共感できる気がする。
彼と接する人々は個性的で、どちらかと言えば負け組(ドラマ内では負け犬と言われている)に属するのだけれど、そんな人たちや愛犬と接することで彼はギリギリのところで自死することなく、徐々に立ち直っていく。
その中心には乳がんで亡くなった妻への絶対的な愛がどーんと位置を占めているのだけど。。。
気難しく皮肉屋の彼が同僚や街人と触れ合い、彼らとのちょっとしたセリフの中にこそぼくはかえって涙した。
いずれにせよ、ぼくは英国ドラマが自分の好みに合うみたいだ。
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