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「 ジュンらしい」と言われることがある。
「ぼくらしさ」とは一体何だろうって後になって思う。
ぼくは気が小さくて、臆病だし、ちょっとしたことで腹がたつし、気難しくて、面倒臭がりで、こだわりが強くて、頑固で、器が小さい卑屈な男だ。
それ以外にもマイナス面をあげたらキリがない。
プラス面はほんの少ししかないし・・・自分ではおこがましくて言えないな。
そういう自分が嫌いなので、歳を重ねるにつれ怒りの矛先は自分に向けらることが多い。
「ジュン君らしい・・・」と言われるたびに、ぼくの人物像をどう捉えてるんだろう?って不安になる。
もしかしてとんでもなく美化してるんじゃないか・・・とか。
実際のぼくとかけ離れてるんじゃないか・・・とか。
自分以外の他の人の思うぼくの人物像に、無理やり自分を当てはめるようなことはず〜っと昔に放棄した。
ぼくはこうでしかありませんってありのままの自分に近い言動をすることで開き直ってしまった。
それで随分と気が楽になったと思う。
100人いたら100人に好かれる必要はないもの。
数人理解してくれる人がいたらそれでいい。
一人もいなかったとしても、期待してのことではないから仕方ない。
要は自分に嘘をつかないでいられたらいいだけ。
これからは「ジュンらしい」って言われたら、「そうかぁ。ぼくらしいって具体的にはどう言う感じ?」って訊いてみよう。
きっと即座に否定ってことになりそうだけどね。
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