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午前9時頃に携帯に着信。
母が入所している施設で早朝母が転倒し意識を数分消失したので病院へ連れて行くとのこと。
ぼくも準備をして病院へ向かった。
施設の看護師さんがCT撮影室の廊下にいた。
母は少しリクライニングさせた車椅子に乗って、眠っているように見えた。
そこで看護師さんから引き継ぎ説明を受け、彼女は施設に戻っていった。
すでにレントゲン撮影は終えていた。
整形と脳外科の両方の指示で結局下肢のCTと頭のCT、血液検査、心電図、点滴に母を連れて行った。
整形の診断で、『右大腿骨転子部骨折』と判明。
脳外科の診断では特に異常はなかった。
母はそのまま緊急入院しボルトで骨をつなぐ手術をすることになった。
午後3時15分頃に手術のために母は車椅子からストレッチャーに移され手術室に向かった。
この時点で既に5時間ほど過ぎていた。
手術中は母の病室で3時間ほど待つことになった。
その間、看護師さんから渡された入院のための書類を書いたりした。
手術を終えた母は目を瞑っていて、まるで全身麻酔からまだ醒め切ってないような感じだった。実際は下半身麻酔で意識はあるはずだった。
母に声がけし「痛い?」と訊くと少し薄目を開けて「痛くない」と蚊の鳴くような声で答えた。
「手術は無事終わったよ。よくがんばったね。」と言ったけれど、またすぐ目を瞑って眠りに落ちたようだった。
急速に筋力が衰えていて、ベッドや椅子から独力で立ち上がることができなくなっていたのでシルバーカーで移動時の転倒を心配していたが、おそれていた通りになってしまった。
順調に行けば2週間ほどで退院予定だけれど、高齢なので予想外に入院が伸びるかもしれないと思ったりもしてる。
母と言葉を交わしていると自分が今どういう状態になっているのか、転倒し、骨折し、手術し、入院してるんだということもわかってないようだった。
せめて母が痛みを我慢したり痛みで苦しんだりしないよう願わずにはいられなかった。
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