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今日のタイトルは南方熊楠のことばだ。
孫文と熊楠はロンドン時代に交流を深めたものの、後に自然と疎遠になったと言う。
家族ぐるみの付き合いもしていたみたいだけどね。
そこで熊楠が残したことばが今日のタイトルの『人の交わりにも季節あり』なのだ。
ぼくは熊楠のこの言葉にとても納得した。
自分の限られた経験からしてもまさにそうだ。
一時期あつく交わったと思ったら、知らぬ間に季節が移り変わったように疎遠になった人がどれほどいることか。
自然と疎遠になっていくのが人付き合いのデフォルトであって、消えそうで消えずに細々と続いていくことの方が珍しいことなのかもしれない。
季節の変化とともに疎遠にならないためには、少なくとも一方の人が強い意志を持ち、マメにアクションを起こすしかない。世の中そんな人ばかりでなく、ぼくのようにズボラで気分がムラな人の方が多いから大半が疎遠になるんだと勝手に決め込んでいる。
だから仕方ないのだ。
誰のせいでもないのだ。
成り行きに任せるしかないのだ。
そう考えると、「ま、いいか」と思える。
『人の交わりにも季節あり』
ぼくの座右の銘の一つにしよっと。
〈追記〉
季節の移り変わりを乗り越え続いていく交わり。それを可能にする一つの目安があるのかもしれない。ぼくの限られた経験から言わせてもらうと、10年と言う年月かなと。10年を超えてなお細々とではあれ、付き合いが継続していたら、その後も続いていく可能性が高いのではと。ふとそんなことを思ったので追記してみた。
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