■□
夕方から7月個展の熊本さんと打合せをした。
打ち合わせの中でぼくが個人的に感じたキーワードは、
彼女独自の強い『こだわり』だ。
当たり前だけど、こだわりの無い作家なんて居ないわけだけど、彼女のは竹を割ったような、手抜きを一切しない、モノづくりに対する飽くなき『こだわり』だった。
しかも、生まれながらの性質に任せてのことではなく、冷静に考えて選択されている、いわばコントロールされた『こだわり』なのだ。
自分の好きがはっきりわかっている人が羨ましい。彼女もそんな一人と言える。
彼女が興味をもって注目するモノの対象は電線だったり、工事現場で見られる重機だったり、それ自体もユニークだけれど、その質感を自分が好きと思えるようになるまで徹底的に手間と時間をかけて作り込んでいくわけだ。
彼女にとって、その手間と時間はどうでもいいことで、自分がこれだと思えるものを作り出すこと、自分の好きに嘘をつかないことこそが最優先事項というわけだ。
そんな潔さも彼女の特徴の一つかな。
マニアックな磁器展になると思う。
楽しみだよ!
0 件のコメント:
コメントを投稿