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慣れっていうのは恐ろしい。
緊急事態宣言というただごとではない、のっぴきならない事態にぼくらは陥ってるはずなのに、それにも適応してきている。きっと何にだって慣れてしまうんだろうな。
緊急事態と言いながら、オリンピックは相変わらず何があってもやるつもりなんだから、緊急事態の説得力は薄れるわね。さらに首相の答弁もはぐらかし一辺倒で、リーダーシップのかけらもないときてる。そのことを見透かしてるように、国際オリンピック委員会の意向が開催国の事情よりも優先するって、いくらなんでもそれに甘んじてはいけないんじゃないの?
どんどん話が5月のことと離れていくけれど、あとで振り返れば、これが今年の5月の特徴的なイメージなのかもしれないからもう少し思ったことを綴っておこう。
ぼくはJOCの会長を女性に代えたからと言って、現在の組織の体質はほとんど変わっていないと思っている。生物的に女性というだけで、女性を起用するのは、あまりに形式的にすぎる。仮に構成メンバーの半分を女性にしても、総合的、俯瞰的に考慮し、判断、決定しようとせず、男性社会に忖度するばかりなら意味がない。
平時でない、非常時に、リーダーの真価が問われると言われるけれど、リーダーの不在だけが、そして旧態依然とした組織の在り方があぶり出されただけになってしまったな、とぼくは思ってる。
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お客さんも先月に比べると宣言のために(と思いたいのだけど)減ったけど、それは仕方ないね。
ぼくはいつも通りお店を開けて待つだけです。
ぼくにとっては、そんな5月だっなぁ。
*今日の写真はぼくの『号泣映画』、6時間という長編イタリア映画『輝ける青春』の登場人物マッテオ。一緒に見たいけど、長すぎるよね〜。
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