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25日から年末年始休みに入っているのだけどあっという間に6日間が過ぎ去った。
去年は黙々と実家の掃除や整理をやっていたのに、今年はどうもやる気が出ない。
ダラダラと時が過ぎている。
でも、こういうのも必要なのかもしれない。
To Do Listを作っておいたのだけれど、無駄になってもいいや。
やる気が出ないから仕方ない。
そんな日々を過ごし中です。
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25日から年末年始休みに入っているのだけどあっという間に6日間が過ぎ去った。
去年は黙々と実家の掃除や整理をやっていたのに、今年はどうもやる気が出ない。
ダラダラと時が過ぎている。
でも、こういうのも必要なのかもしれない。
To Do Listを作っておいたのだけれど、無駄になってもいいや。
やる気が出ないから仕方ない。
そんな日々を過ごし中です。
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酔狂にも程がある?
こんな年末も押し迫ったときに映画会、しかも6時間6分の『輝ける青春』を見ようとはね。
天窓改装後、初の映画会。
正午から始めたのだけど、天窓を閉めると店内は夜の暗さに変身。
くっきり鮮やかに見ることができました。
参加してくれた人も楽しめたようでホッとしました。
反省点は寒さ対策で最初からエアコンに加えストーブもつけておかなくてはいけなかったこと。
じっとしてると足元から冷えるからね。
今回もぼくはしっかり泣いて、今年の泣き納めとなりました。
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曇天で時折雨混じり。
こんな冬の日は寒いね。
リサイクルセンターに資源ゴミを持って行って銀行にも寄った後、池のほとりのカフェに向かった。
こんな天気だから今日はモーニングを久しぶりに店内で。
灯油ストーブの炎を見つめる。
心地よい炎の揺らぎ。
視覚的にも暖かく感じさせてくれる。
年の瀬。
今月から夜営業を始め、メニュー価格も改訂したらしい。
原材料の高騰がそのまま高止まりだからね。
どこの飲食も値上げしなければやっていけない。
本当に大変だよね。
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ココロがちぢこまってしばらく経ってしまっていた。
ずっと海を眺め、ココロを解放したいと思っていた。
しかしタイミングが取れず、秋の海を見逃した。
天気は必ずしも良くなかった。
早朝の雨。
曇天。
しかし、行くことにした。
いつものスポットに着いた時、間隙を突くように、海は輝いていた。
風も凪いでいた。
冬の海に他に人影はなかった。
水平線を見るとココロが一瞬で解き放たれた気がした。
それだけでもう満足だった。
すぐに空は厚い雲で覆われていった。
ありがとう。
トンボ帰りした。
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2024年の営業も今日で終わった。
ここしばらく慌ただしい日々が続いてたからブログも手付かず状態だった。
やっと一息。
ふ〜って息を吐く如く。
ぼくなんかでも今日みたいな日に感慨深いものが無いわけではない。
今年の営業も終わったんだなぁと。
今年も新しい常連さんが加わったり、新しい作家さんと知り合ったりと多くの刺激をもらった。
一年前からやりたいなと思った個展が実現したり、オツベルくんの2回目のライブやったり、天窓を改装してもらったり、最後は4年ぶりのグループ展を始めたりと今年もいくつものぼくにとっては大きな出来事があった。そんな節目の出来事を繰り返しながら10年目を迎え、やっと今日を迎えたって感じかなぁ。
感慨深い。
でもこれはVOUSHOに来てくれる人があってこそ。
間隔はそれぞれ違っても、VOUSHOにリピートして来てくれる人があってこそだと。
できれば10人のお客さんのうち1人でもリピーターになってくれればありがたいのだけどね。
今年もありがとうございました!
*久しぶりに母の手をじっと見ると、(おそらく5年前に亡くなった父の手を見たとしても同様に)ちょっと胸がつまった。手は年相応に年齢を刻んでいて、母の人生をそのまま凝縮しあらわしてるように思えたからだった。妹とぼくを育んでくれた手でもあったのだ。
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4年ぶりにVOUSHOでのグループ展が始まった。展示作業を終え、各作品を見回してみると、手前味噌だけどすごく見応えのある展示になったと思った。
それはなぜかというと印象に残った外国映画をモチーフにというお題に対して、各作家が文字通り考え抜いて制作してくれたからだった。
絵画も立体も力作揃いだ。
忙しいなか、時間を割いて作品を提供してくれた作家さんたちに、そしてグループ展のタイトルに真摯に向き合ってくれた作家さんたちに感謝しかない。
多くの人に見ていただきたいと本気で思ってます!タイミング合ったら是非にね。
母と同じ歳の詩人谷川俊太郎が亡くなったり、元気そうにペダルこいでスタッフ引き連れて全国を自転車で走っていた火野正平が75歳で亡くなったりと今年も有名人の訃報がいくつもSNSのタイムラインに流れていた。
92歳の谷川氏はおいておくとしてもぼくと10歳ほどしか違わない火野氏の訃報は改めてぼくの人生のロスタイムについて考えさせるものだった。
例えば癌のような命に関わる病気に罹患しない限り、ぼくらは今と変わらない状況が今後も続いていくことを前提として物事を考えがちだ。
『老後』って言う言葉もぼくにはよくわからないのだけど、『老』の後にくるのは『死』でしかない。だから「老後に海外旅行とかしてのんびり暮らしたい」なんて思ってたら、その前に死んでしまう可能性の方が高いとぼくは思う。
しかし、ぼくだって同じようなものだ。
「小屋を建てたい」なんて思っていても、「いつか」なんて言ってたら、仮に建てたとして何年それを楽しむことができるかだ。
過ぎてしまえば人生ってものすごく短い。
20代の頃の感覚で先送りにしていたら何もできないまま終わってしまう。
『いつか』はやめよう。
会いたい人とはすぐに会う。
やりたいこともすぐにやる。
それが自分勝手だとかわがままだとか言われてもね。
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気になっていた天窓。
ぼくのイメージと異なっていた部分。
これをイメージ通りに修正してもらった。
8分割。
それは鉄の手すりの間隔と同じくらい。
一体感が増した。
午前で天窓の下にもう一つ窓をつける作業はほぼ完成。
午後からは天窓を遮蔽する蓋の設置とダクトレールの配置換え。
5時半頃に全て完了!
これだけの仕事を1日で済ませたワタナベさんに感謝!
VOUSHOの天窓が初めて塞がった。
これでどの季節の晴天の日中でも、店内を暗くすることができるようになった。
天窓の蓋の仕組みが無い方が天窓自体の素敵さは伝わりやすいけれど、映像を壁面に投射したりするには無くてはならない機能。
ぼくはそちらを選択した。
改装したことに気づかない人も多いと思うけれど、ぼくにとってはとても意義のある工事だった。
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名古屋市長選挙が11月24日(日)なので、その期日前投票を行うために天白区役所に行ってきた。平日の日中だったので、先日の衆議院選挙の期日前投票に午後7時過ぎに行った時よりも投票所はずっと空いていた。
それが曜日や時間的なことなのか、それとも関心の度合いによるものかはぼくにはよくわからない。
立候補者の推薦政党をネットで調べて見ると、結果は予想される。それでも自分の意思表示をすることに意義がある。たとえ死票になったとしても。
投票した後、ショッピングモールに寄ってみたら、平日なのにお客さんが多かった。それに学齢の子が家族連れで普通の土日みたいに居たけど、それはなぜなんだろうって不思議だった。
もう期末試験中なのかな?
教職を離れて10年以上経つので全くわからなくなってしまったな。
2024年12月7日(土)から2月2日(日)までVOUSHO企画グループ展『KINEMA+』(キネマプラスと読む)の搬入が今日から始まった。最終搬入日は11月19日(火)の4日間。
バタバタしないようにと思ったけれど、お客さんの対応もあってぼくはプチ・テンテコ舞いになりかけてた。結局、共同企画の手島さんに搬入関係は完全にお任せしてしまった。
さらに、かねてからの懸案事項だった天窓の改良工事の打ち合わせにSACCOちゃんと大工のワタナベさん(SACCOちゃんのお兄さんなのだけど)が来訪。お客さんへの対応の合間にぼくの意向を説明した。改修ポイントは天窓の内側にもう一つ枠を作ること。イメージとしてクェイ兄弟の「ストリート・オブ・クロコダイル」の工場天窓のスチール画像を用意しておいた。それに加え、天窓からの光の加減を調整できるよう移動式の遮光板を天井に新たに敷設すること だった。
調光板をつけるために電気のダクトレールの配置も変更することになった。
今月27日に工事予定。
1日で工事が済むようなプチ改装だけどぼくは結構大きく印象が変わる改装になると期待している。
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急遽太くんが夜来ることに。
飲み会の後。
9時少し前に連絡が入り、歩いてくるとのこと。
鳥取、神戸を旅して今夜は瀬戸のホテルに宿泊とのこと。
1時間ほどコーヒーを飲みながら話す。
太くんおすすめの唄をYouTubeで聴く。南部弁で歌う「雪の華」「君をのせて」に涙した。
方言ってグッとくる。
短い時間だったけれど、密度の濃い、良い時間だった。
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名古屋市南部ステップアップルーム「ミライデア」は若者の自立と就労支援を目的にした場所。昨年は11月1日に初めてここでコーヒーを淹れながら利用者さん達と交流した。
今回は10人の利用者さんが参加してくれて、そのうち3人は昨年も参加してくれた人たちだった。
午後12時半頃到着し、コーヒーを淹れるためのセッティング。
そして午後1時ちょっと前にスタートした。
最初利用者さん達はぼくがまるで新年度のクラス担任のように、どんな人間なのか品定めしているかのように緊張して固い表情のように思えた。
そこで少し長く自己紹介し(気づいたら30分も経っていた!)、ぼくという人間の大枠を知ってもらうことにした。ぼくは、コーヒーについてレクチャーできるほどコーヒーに詳しくないし勉強もしていない。そこでコーヒーという嗜好品を媒介にし、利用者さん達とコミュニケーションをとることをこの講座の目的にした。
その後1時間半、コーヒーの淹れ方から様々な話題を楽しくやりとりした。
利用者さんたちはどうかわからないけれど、ぼくにとっては有意義な時間だった。
昨年はコーヒードリッパーを忘れ、大須商店街のコーヒー屋さんに急遽買いに行くという失態をしでかしたので、今回は忘れ物をしないように注意したのにタイマーを忘れてしまった。本当に情けない。
それから、ミライデアの職員の方に貸してもらえて助かったのだけれど、コーヒーサーバーの取手がガスカートリッジ式のコンロだと熱くなりすぎるので軍手や鍋つかみが必要だとわかった。
声がけしてくれた代表の久保さん、細かな配慮をしてくれた職員のお二人、それにお手伝いしてくれた友人の佐藤さんに感謝。ありがとうございました。
そんな今年のコーヒータイムだった。
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グループ展が1ヶ月後に迫ってきた。半年以上があっという間に過ぎたね。
久しぶりのグループ展。メンバーも半数が初参加なのでどんな展示になるか楽しみだね。
以下、SNSに投稿した告知文より。
今回14人の参加作家さんにお願いしたのは、思い出に残ったり影響を受けたりした外国映画を一本選び、それをモチーフにした作品づくりでした。今回初参加してもらった作家さんは7人ということもあり、今までとまた一味違ったグループ展をご覧いただけるのではないかと思います。
会期は約2ヶ月と長いので、タイミング合いましたらVOUSHOに足を運んでご覧いただけると嬉しいです。
*会期中に年末年始休みもありますので、定休日同様、営業日を確認してお越しください。
以下、チラシより。
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KINEMA+ vol.1
会期:2024年12月7日(土)〜2025年2月2日(日)
午後1時から6時まで
<会期中の休業日>
定休日の水・木・金曜日
年末年始の12月25日(水)〜1月10日(金)
*カフェギャラリーのため、ご来店に際しドリンクのご注文または自家焙煎コーヒー豆のご購入をお願い致します。
*P3台分有り
VOUSHO
〒489-0817
瀬戸市銀杏木町1番地
070-5258-1958
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キネマプラスに込めて
私たちと映画との関わり。劇的な変化を経験中と言っても過言ではない。配信サービスも定着し、より身近になった映画からより多くの刺激を受けるようになった。玉石混交は加速する。
情報過多のネットで主体的な情報選択が重要なように、どの映画を観るかにおいても自分軸の座標が欠かせないのかもしれない。
今回、各作家にお題として提示したのは、今まで観てきた外国映画の中で特に印象に残ったり、影響を受けたりしたものをモチーフにした作品づくりだった。
このグループ展で各作家が題材とした映画、そしてそこから導かれた作品が、あなたをも導く座標軸の一つとしてプラスされたら・・・。そんな想いからの、キネマプラス。
あなたのフェイバリットが見つかりますように。
参加作家14名
阿部未来
井田亜矢
小澤章子
カトウジュン
川島 泉
澤口 聖
空西あかね
手島史湖
増田英幸
むらせゆか
森田 朋
4co
YOKOZCO
若月陽子
<チラシ:designed by 手島史湖(teto design)>
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気づいたらとっくに11月になっていて、巷は秋の3連休で行楽日和。
天気がいいと皆外に出る。
その気持ちはわかる。
ぼくだって人さえ居なければキャンプ用の折りたたみベッドを軽トラの荷台に積んで海や里山で高くて広い空や海を横になって眺めていたいからね。
こんな時はお店は閑古鳥でついつい眠くなったりする。
でも、それも悪くないね。
天窓をぼーっと眺めてるのも贅沢な時間でいいのかもしれない。
それはさておき
実は10月29日からプライベートなことで慌ただしくしている。
役所に行ったり、電話かけまくったりね。
それでいろんなことを新たに知ったし考えさせられることも多々あった。
それについてはまたいつか別の機会に記すとして、とにかくお店の仕事と、12月のグループ展のことと、プライベートでやるべきこととが重なり、毎日段取り組んでそれらをこなしていくので、疲労がさらに蓄積しているわけだ。
グループ展のしおりも10月末に印刷完了して手元に来てる。
1か月前には告知しないといけないから、次回のこのブログで告知することになるね。
店内には既にチラシは置いてあるので、興味あったら是非どうぞ。
特に夜、急に冷え込んで来てるので、お互い体調を崩さないようにして、秋を存分に享受したいね。
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衆議院選挙結果をみて、久しぶりに少しこれからの政局が楽しみになった。
与党が過半数割れで立憲が大躍進ということより、ぼくに期待を抱かせたのはれいわが9議席と数をのばしたことだ。共産の8議席と合わせたら17議席の数となる。これは無視できない勢力ではないかと思うからだ。
第一野党と言っても自民党もどきみたいなものとぼくは思っている。本当の意味で権力の暴走を阻止できるとは思えない。中途半端な落とし所でごまかすにちがいないと疑り深いぼくは考える。
ぼくが「れいわ」を評価するのは、『空気を読まない』ことだ。
猪突猛進かもしれないし、令和のドンキホーテかもしれない。それでも今までの政党とは異なった政治へのアプローチが少しずつ国民に浸透してきたのではないか。
『空気を読み』『忖度する』ことが節度ある大人という誤った認識が蔓延るうちはこの国の悪しき政治風習並びに社会風習は刷新することはない。
それに山本代表に対する質疑応答を聞いてみると、山本代表は質問に対し真っ直ぐに答えてることも好感が持てる。これは当たり前のことだと思うのだけど、記者からの質問に対してはぐらかす答弁をする政治家のなんと多いことか! もちろん与党幹部議員に多いのだけど、そんな返答されて、怒る記者もいないどころか、それが政治の世界だと言わんばかりに馴れ合いになっているマスコミも情けないし、腹立たしい。これだって『空気を読み』『忖度する』からだ。だからこそ、国会において『空気を読まない』集団の存在は何かの突破口になる期待をぼくにいだかせるんだと思う。
話は逸れちゃうのだけど、ぼくは『○○のため』なんて言う人を疑ってかかるし、そう言ってはばからない人を信頼しない。ぼくが経験した社会でいうなら『生徒のため』とか言う教員に限って『自分のため』だったりしたからだ。本当にそう思う人は軽々しくそんな言葉を吐くことはない。例えば『地元の発展のために』とか聞いたり読んだりするたびにぼくは同様に胡散臭く思ってしまうわけだ。
党員とか労働組合のような組織を持たず、ボランティアだけでれいわがここまで議席をのばしたことは称賛に値する。比例区だけでどれだけ議席を増やせるかわからないけれど、実績がさらに伴ってくれば小選挙区でも議席を獲得できる日が来ることもそんなに遠くないかもしれない。
次回は二桁。
そんなことをぼくに期待させてくれる今回の選挙結果だった。
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天気がいいのでリサイクルセンターに資源ごみを出すついでにお気に入りのカフェまで足をのばした。
池を眺めるテラス席は陽がさして暑いくらい。
日陰に入るまで席を端にずらした。
心地よいモーニングをいただいてから、多治見まで愛岐道路をドライブすることにした。ここでもついでに多治見のスイッチ専門店に寄ることにした。
「行き当たりばったり」が好き。
志段味から東国橋交差点を抜け鹿乗橋交差点まで来たらもうあとは左手に土岐川を眺めながらのワインディングロードがずっと続く。定光寺や市之倉くらいしか信号交差点もなくほぼノンストップで走り続ける。
軽トラの窓は両方とも全開だ。
今日もメイ・シモンズのプレイリストをBGMにしながら一緒に口ずさむ。
涼しい風と緑の匂い、川の景色。
気持ちいい!
このコース、とても気に入った。
平日なので大型トラックだけ注意しながらね。
スイッチ専門店でMERCURYの超大型布バッグを購入し、品野のブラジル料理店でお昼を食べて戻った。
数時間の成り行きまかせドライブ。
満足!
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午後8時まで区役所で期日前投票をしているので夜間の期日前投票に行ってきた。
今までは昼間に行っていたのだけど、今回初めて夜7時半頃に投票することにした。予想外にたくさんの人が投票に来ていて一時的に列を成していた程だった。
毎回、今度こそと選挙結果を期待するのだけど、その都度落胆して終わるのだった。それでも政治に対して直接意思表示できる機会は選挙だけなので、ぼくの記憶する範囲では今まで一度も棄権していないはずだ。
裏金問題を見るまでもなく政治は腐敗し、職業政治家として世襲化が当たり前になり、何をしても開き直る政治家があとを絶たず、国民を愚弄するにもほどがあるとぼくは思っている。
税金の納得のいく使い道をしてくれるならともかく、相変わらず金持ちを優遇し、貧しい者から搾取し続け、まるで税金を自分のお金のように使うから腹がたつ。
変化の兆しを感じられる結果になることを願って一票を投じて来た。
どうなるかなぁ。
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4ヶ月ごとの業者の浄化槽点検が終わったあと、母をショートステイに送り出し、その後母のクリニックで薬を処方してもらい処方箋薬局に寄り、軽トラの修理代を支払いに自動車工場に行ったりと午前中バタバタと過ぎていった。
ちょうど正午になった時、ふと思い立って岐阜県恵那市山岡に数ヶ月前にオープンしたばかりの本屋に行ってみることにした。
軽トラ修理後の中距離試運転も兼ねて。
両ドアの窓は全開にし、BGMはメイ・シモンズのプレイリストで。
風があって、曇天。
雨が降りそうで降らない、そんな感じの山並みをドライブ。
気持ちいい。
信号が少なく、ノンストップで距離がかせげる。
1時間ほどで目的地に到着した。
この本屋は正直ぼくのお店以上に場所がわかりにくいかもしれない。
明智鉄道の線路のすぐそばで、お店の庭の向こうを車両が運行していくのを2度見ることができた。
なんてイカしたロケーションなんだろうね。
平日の午後ということもあって、ぼく以外にお客はいなかったので、じっくりと本の品揃えを見ることができた。
新刊本以外に古本が少し置いてあった。
はじめは古本の一冊を購入するつもりだったけれど、結局新刊本とshunshunという作家のポストカードを購入した。
また支払いを終えた後、お店のそばを散策した。
フォトジェニックな場所だった。
帰り道はナビに頼らず、明智経由で戻ってきた。
明智を通るのは10数年ぶりだと思う。
それでも街並みの見覚えがあった。
3時間のショートトリップ、ショートドライブだったけれど、里山の秋を感じることができ、良い気分転換になったと思う。
そして軽トラも快調に走り続けてくれて安心したのだった。
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軽トラを自動車修理工場に引き取りに行った。
なんと!ラジエターに穴は開いてなくて、ラジエターキャップのサーモスタットが破損してたとのことだった。
エンジンも大丈夫だというので、本当に良かった。
ラジエター交換だとかなり修理代がかかるだろうと覚悟してたから、それも予想したより少額でホッとした。
不幸中の幸アゲイン!
自動車修理工場からそのまま慣らし運転を兼ね、お店で使う食材等の買い出しに長久手の2店舗をはしご。そのついでに友人の銭亀さんに教えてもらった個展をみるために久しぶりにギャラリーIDFにも足をのばした。
最後はまた長久手のショッピングモールで買い物。
とりあえず軽トラは普通に乗れるので安心したのだった。
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代車でカフェ・レイドバックのモーニングに行った。
代車はスズキの白のワゴンR。
コラムトルコンも慣れると使い勝手がいいね。
先週の金曜日、ここでぼくの軽トラはラジエターから液漏れでレッカーだったからね。
その時、マスターから今日水曜日から金曜日までの3日間、開店12周年、移転後2周年記念でコーヒーチケットがいつもより安く購入できると教えてもらったのだった。
まだコーヒーチケットは使い切ってないのだけど、新たに購入した。
4個入りの卵もいただいた。
また友人をさそってここでモーニングしよう。
もちろんゴチしますよ。
曇天もいいもんだね。
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昨夜高橋源一郎の飛ぶ教室を聞いていて吉田ルイ子が5月に89歳で亡くなっていたのを知った。
ぼくの学生時代、フォトジャーナリストの草分けとしての吉田ルイ子の仕事にぼくは注目していた。著作はもちろんのこと、彼女が唯一監督した映画『ロングラン』も映画館に観に行った。その原作だった『ローラースケートでアメリカを横断した』もその当時のぼくのバイブルの一つとなったし、大学卒業後北米大陸一人旅を行う動機の一つともなったのだった。ローラースケートは無理だからせめて自転車でとロードバイクをアメリカ合州国に輪行したのもその影響の現れだった。
吉田ルイ子の著作『ハーレムの熱い日々』がぼくの人生に及ぼした影響は今振り返っても決して小さなものではなかったと言える。今のぼくがここで自家焙煎珈琲店を営んでいるのも、大げさではなく、彼女がぼくの内的世界に一石を投じたその余波によるものだ。
そんな彼女も故人となってしまった。
時の移ろいと人生の短さを思わざるをえない。
人生は大いなる暇つぶしだとしたら、どうせなら死ぬまで暇を潰せる何かを持ち合わせたいものだ。
吉田ルイ子にありがとう!
*VOUSHO店内に置いてある吉田ルイ子の本。なぜか2冊ずつあるものも。
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お気に入りのカフェ・レイドバックの駐車場に軽トラを停めた時、すでにボンネットから湯気がたちのぼりプシュー、ジュワーっていう不気味な噴出音が車内にも響いてきていた。
5分ほど前からインパネの水温計の赤い警告ランプもつきっぱなしだ。
これは非常事態。やばい!
車から降りるとレイドバックのオーナーが「水が結構漏れてますよ!」と駐車場で声をかけてくれた。
ラジエターだよね。
フィンが劣化して穴があいたんだろうなぁ。
緑色の液体が右のフロントタイヤの下あたりにだだ漏れだった。
エンジンが焼き付いていないといいんだけど。
店内に入りぼくはとりあえず、モーニングサービスをいただくことにした。
まずは馴染みの自動車整備工場に状況を報告し車の修理受け入れの了解を得、その後自動車保険のロードサービスに連絡した。
こんな時は焦っても仕方ない。
段取りだけとって、あとはなるようにしかならないからね。
でも、良かったことは交通の妨げにならない駐車場に停めることができたこと。
それに店内で普通にモーニングしながら待てたこと。
お代わりのコーヒーを半分飲んだ頃、連絡入れてから1時間を過ぎたあたりでレッカー車が到着した。
運転してきた人が気さくな人でこれもとてもありがたかった。すぐに意気投合した。
ぼくが指定した自動車整備工場に軽トラを移送してもらい、そこで代車を借りてVOUSHOに戻った。
故障したことはついてなかったけれど、考えようによってはとてもラッキーだったし、スムースに事が運んだ。
これが住宅街の狭い道路だったり、交通量が多くて駐車しにくい道だったり、高速道路だったり、または人里離れた山中だったりしたらすごくストレスを感じたことだろう。
同じ1時間であってもレッカー車の待ち時間もずっと長く感じたことだろう。
そういう点を考えるとカフェのマスターをはじめ、ロードサービスの人も修理工場の人も関係した人たちが全て気さくな人たちでぼくはなんてついてるんだ!と思ったのだった。
絵に描いたようなぼくの「フコウチュウノサイワイ」ではなかったか。
あとは修理代だけだね〜。エンジンまで修理が及ばないことを願う。
ロードサービスの彼がラジエターに水を補給してくれたのでとりあえず自走できたから、それも良かったね。
■□
多治見までパフェ・モーニングへ。
期間限定パフェは秋色フルーツパフェだった。
今回については、柑橘系が好きなぼくには洋梨やマスカットでは少し物足りなかった。もちろん、美味しくいただいたのだけどね。
今日はエアコンをつけず軽トラの窓を開けて走った。
天気もよくて涼しくて気持ちよかったからだ。
青く高い空を眺めながら運転していて、ふと寄り道する気になった。
岩屋堂へ向かった。
無料駐車場に着いて車から降りると更にひんやりしていた。
ぼくは川べりに降り、水の音に耳をすまし、水の煌めきをしばらく腰をおろして眺めていた。
ぼく以外に誰もいない贅沢な時間だった。
その後瀬戸大滝まで歩いて行った。日陰の道はとても涼しかった。
久しぶりにこの小さな滝を見た。名称は瀬戸大滝だけど水量もおおくなく小さな滝だ。
ちびっ子の頃、滝浴びをし、滝の下にある岩を滑り台にして遊んだ思い出がある。
人の住む街の景観は時とともに移り変わってしまうけれど、自然の景色はほとんど変わらないから10代の頃の思い出の世界に一瞬にしてタイムスリップするみたいだ。
懐かしいなぁ。
いい季節になったね。