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自分には落ち度がないはずなのに、不利益を被ったり、面倒な手続きややりとりが発生したり、何より苦情や抗議するのも大きなストレスだ。
そんなことがまた起きた。
それは先週金曜日の浄化槽点検時のことだった。
点検作業を行う人が浄化槽に空気を送るポンプが壊れて動いてないから交換しなければならないとぼくに報告に来た。
設置して11年目に入る浄化槽用ブロワポンプだった。
24時間動いてるのだから寿命だと言われれば仕方ないことだ。
彼の会社で取り替えると5〜6万円くらいかかるので通販サイトで自分で購入して設置すれば安くできると助言してくれた。
そして親切にもメモ用紙に購入するならこれがいいと言う機種の番号を2銘柄3種類書いて教えてくれた。ここまでの経緯について、ぼくは彼の心遣いに感謝したくらいだった。
彼は5年ほど前にぼくの信用を失くさせる行為をしたので、その時から少し距離を置いていたのだけど、このポンプ交換のことで彼の株は大いに上がったのだった。
ぼくはこの日に彼の薦めた中で20,000円のポンプをただちに注文した。
翌日土曜日の夜にそのポンプは届いた。
暗い中で無理して作業することはないので、翌日日曜日の午前中に取り替え作業を始めようとした。
彼は壊れたポンプのチューブを外して新しいポンプのチューブと交換するだけだと言っていた。
ところが壊れたポンプと購入したポンプの形状が根本的に違っていた。
壊れたポンプのチューブは二つ口なのに、購入したポンプは一つ口だったからだ。
これは素人のぼくでも瞬間的におかしいと思った。
作業をやめYouTubeで浄化槽ポンプを検索して取り付け方を調べてみた。
注意点として二つ口か一つ口かを確認し、二つ口なら左右どちらがばっ気になってるか間違えないように言っていた。(ばっ気は散気ともいい、もう一方は逆洗という。深夜に数分空気が送られる方向が変わる仕組みになってるのかなと思う)
これはきっと根本的な間違いに違いないと思ったけれど、水道工事を仕事にしていた同級生に電話で確認のため訊いてみた。やはり二口のポンプに一口のものは使えないと返事をもらった。
ぼくにはこの点検員がどうしてこんな初歩的すぎる間違いをおかすのか理解できなかった。
彼は年齢からしてもベテランに属する人だと思う。
ぼくは月曜日の昼前にこの会社に電話し電話口に出た女性に、社長と電話で話したい旨伝えた。
しばらくすると、社長ではなく、この間違いをおかした点検員の彼から電話が来た。
「どうしました?」と言われ、「どうしましたじゃないよ。教えてくれたポンプをすぐ購入したけれど、一つ口のポンプで、壊れたのは二つ口のポンプだから使えないじゃん!」とぼく。
そしたら「大丈夫ですよ。使えます。壊れたポンプのタイマー部は動いてるのでそちらはそのまま使って、新しいポンプの一つ口をタイマーから出てるチューブに繋ぎ直せば使えますから」と。
素人のぼくが何を言っても「大丈夫ですよ」の一点張りだった。
彼との電話を終えた後、再度会社に電話し、社長と直接話したいことを電話に出た女性により強く告げた。
さすがに今度は社長から電話が入り、購入した浄化槽ポンプが一つ口なことと、点検員の言うように無理矢理繋げようとしたら新しいポンプの電源コードを切断したりしないといけなくてそれではメーカー保証も効かなくなること、この一口のポンプは会社の方で買い取ってもらわないと困ることを繰り返し説明した。
結果的には買い取ってもらうことになったのだけど、購入してからのこの一連の心労はとても大きなストレスだった。
ちなみに教えてくれたポンプは3台とも全て一口タイプのもので、どれを買っても使えないものだった。
その後買った二口タイプの浄化槽ブロワポンプは33,650円の左ばっ気タイプ。
取り付けたのは6月30日月曜日だったから会社に電話してから1週間後になった。
2万円を持ってポンプを引き取りに来た点検員の彼は電話では一度も謝らなかったけれど、この時は何度も申し訳ありませんでしたと謝っていた。勘違いしていたと言っていたけれど、今回のことで素人のぼくですら、決して勘違いすることがないくらいのこと。またしても彼の信用は地に堕ちた。
今後も4ヶ月ごとに彼に点検してもらうのかと思うとそれも気が重い。
今度また何かあったら別の会社に替えるか、工事にお金がかかっても下水道に切り替えるか、そんな決断をしないといけない日が来るような気がしてる。
やれやれだ。
