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今朝見た夢は衝撃的だった。
とても単純で短い夢だった。
こんな夢だった。
ぼくは軽トラで名古屋市内のどこかのギャラリーの駐車場に居た。
しかし門がまえといい、行ったことのない和テイストのギャラリーの駐車場だった。
軽トラから降りたとき、車内に置き忘れたスマホに着信があった。
それに気づいたのは3度目くらいのコールの時だった。
助手席に置いてあったスマホを急いで手に取り、応答ボタンを押し、耳に当てた。
『どこにおる?』
野太い声がぼくの耳に飛び込んだ。
ただそれだけの問いだった。
しかし、それは紛れもなく5年前に亡くなったぼくの父の朴訥な声だった。
父が他界してから初めてきく父の声そのものだった。
『今、名古屋にいるよ』とぼくは返事して夢から覚めた。
夢から覚めても父の声がしばらくぼくの耳に残っていた。
いや、残っているような気がした。
父の声は怒っているようにも思えた。
でも母親似でおしゃべりなぼくと違い、父は要件だけを伝えるタイプの人間だったし、お酒を飲んでいい調子になった時以外は愛想のない話し方だとも言える。
だから夢の中の父の心情を察することはできなかった。
きっと夢ってそういうものなんだろう。
あまりにインパクトのある初夢だった。
どうしてもそのことを他の人にも聞いてもらいたくて、夕方来店してくれたSさんに話してみた。
Sさんは『それはいいことよ』と言ってくれた。
そんな初夢を今朝ぼくは見たのだった。

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