2020年12月27日日曜日

【20201227:日】+++2020年仕事納めの日に思う+++



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予想以上に暇だったので、店内そっちのけで除草作業に2時間ほどいそしんでしまった。廃屋感すごかった空き地が蘇った気がした。早速、野良猫なのか飼い猫なのかわからないけれど、糞をする場所が復活したのを確認するように遠くから様子見していた。勘弁してほしい。

しかし、営業後半からお客も来始め最後は新しい出会いもあって、延長して終わった。パズルのピースがまた一つはまった感じだった。

そんな常連客を見送りながらふとぼくは思った。

人は来て、そして去っていくというごく当たり前のことをね。

さらに、人との付き合い方には、各々に間合い、距離感があるということを。なかにはいきなり懐に飛び込んでくる人もいる。そんな人が新規のお客として来た時の言葉は概ねこんな具合だったりする。

『このお店、どストライクです』

短期間に何度か来店してくれるのだけど、これまた比較的短期間にその頻度は下がり、自然消滅していくパターン。男女関係に似てるのかもしれないね。一目惚れして、すぐ冷めるタイプ・・・かもね。

また、こんなことを言う人もこのタイプに似てるのかもしれない。 

『このおあ店が近所にあったら毎日来るのにな』

いやいや、近くにあっても毎日来る人はごくごく少数。毎日くるような人なら遠くても定期的に来るでしょう。

これも恋愛の時と同じ。そう口に出して言った時、本心からそう思ったから言ったのだとぼくは思います。でも現実的には近くにあっても毎日来る人はいないとぼくは断言できます。少なくともぼくのお店はチケットサービスもモーニングサービスもないのでそんな人はあり得ません。

そしてこれらの人とは少し人間関係としての間合いや距離感はあいてるのですが、ぼく的にこう表現する人たち(=お客たちや友だち)がいます。それは『縁が賞味期限切れになりかけてる人たち』です。誤解しないように付け加えておくと、ぼくの賞味期限であり、ぼくに対する賞味期限ということです。

一週間に一度が、半月に一度になり、一月に一度になり、気づいたら数ヶ月、さらに半年と徐々に遠のくタイプの人たちです。

これはもう仕方ありません。人間関係というものはそういうものだからです。好きだからなんの努力もせず永久に近しい関係を続けられるものではないからです。お互いの思いやりや努力無しでは続くことはないとぼくは思っています。結局、その程度の付き合いだったというときつすぎるのかな?でも賞味期限内の時は楽しい思い出がお互いたくさんあるはずなので互いの人生をそれなりに豊かにできたということで十分でしょう。

お店を始めてから、年末のこの時期に、期限切れした縁の人たちのことを思います。そして、新たに縁のできた人たちのことを思います。

寺山修司が言うように、『サヨナラだけが人生さ』だとぼくも思います。だからこそ、縁が薄まる前に精一杯楽しもうよと思うのです。

さらに一言付け加えておくと、ぼくに友だちが少ないのは、ぼくの不徳のいたすところで、コンスタントなまめさがなく、気紛れだから、相手方が否応なく賞味期限切れを起こしやすいのだということです。

仕事納めに考えることではないかもしれないね。失礼しました〜!


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