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師走で何かと慌ただしい中、真冬のVOUSHO映画会を行った。
今回は小栗康平監督の第一回作品『泥の河』(1981年)にした。
遠くを見つめたり、お互いを見つめ合うだけの無言のシーンの切なさに毎度のことながら涙してしまった。
戦争の傷跡が市井の人々に色濃く残っている昭和31年の大阪の運河が舞台となっている。
それから70年ほど経つ現在の社会の有様は本質的に変わったんだろうかと自問したくなる。戦争を知らない無傷世代が多数を占めた今まさに与党だけでなく野党の政治家さえも勇ましいことを言い始め戦さへの道に踏み込もうとしている。さらにはそれを支持する大衆という名の烏合の衆が政治家の背中を押しその気にさせているから気が滅入る。
観終わったあと、良い映画であったという感想がきけてよかった。
年の瀬、本来ならハートウォーミングな映画でほんわかした気分になった方が良かったのかもしれないけれど、今だからこそ見るとよい映画だったのかもしれないね。
蛇足だけれど、女性総理になってからの一連の政治情勢に対し個人的に憤ったり、厭世的気分なったり、絶望しかけたりするたびに、ぼくを元気づけてくれる某国政政党に昨日のことだけど微力ながらカンパをするつもりで有料オーナーになった。既に無視できない勢力になってると思うけれど、更に成長し、キャスティングボートを握れる勢力になって欲しいと切に願っている。


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