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数年ぶりのことだ。
今まで4回くらい行ったことのある場所。
行ったことのない人にはおすすめのスポットだった。
6月第1週の水道週間の日曜日だけ一般公開される馬ヶ城浄水場。
お店の開店準備をいつもより早く済ませ自転車で行くことにした。
今年は駐車場もなく、公共交通機関か自転車、バイク、あるいは徒歩で行くしかないとの情報。
ぼくは迷わず自転車にした。
お店から10分ちょっとで到着。
コロナ禍以後一度行ったのだけど、その時は無粋なロープが張り巡らされ、立ち入り禁止だらけになった。
もちろん地元高校茶道部のお茶の席もなくなった。
コロナ禍が完全に無くなったわけではないから一時的には仕方ないかとその時は思った。
今年は駐車場もないため入場者も減ると予想したことと、コロナ禍も過去のこととなり以前のような(無粋なロープと立ち入り禁止の標識もない)一般公開日になるかもしれないと淡い期待を抱いたのも行く気になった理由だ。
結果。。。
淡い期待は見事に吹き飛び、ぼくが最後に行った数年前よりひどくなっていた。
明治村にあるような板張りの事務所(その建物内の右の部屋は展示室だった)さえ、手前の橋の前にロープが張られ立ち入り禁止になっていたのだ!
コロナ禍以前の公開日は立ち入り禁止区域などあったのか覚えてないくらい自由に見学できた。
浄水プールの奥の百葉箱のあるところだって自由に行けて写真を撮ったりしたものだ。
ぼくにはこのような立ち入り禁止だらけにする公務員気質が透けて見える。
ぼく自身も教育公務員だったからその理屈は想像に難くない。
にしても、今更の何故の立ち入り禁止区域なのだろう。
譲れない理由があるならその理由を文面にして公開すればいい。
これは昔の馬鹿げた校則に似てる。
今ではその校則すら人権侵害等の観点から現代の常識に照らし合わし改定されたり削除されたりしてるわけだ。
「禁止だから禁止!」では通用しない。
せっかくの景観も無粋なロープが邪魔をする。
写真を撮ろうにもロープを避ければ画一的な画角になって面白くない。
年に一度きりなんだよな。
昔の映画のようにことごとくヘアにボカシを入れるような無粋がここでは今なお大手をふるってまかり通っている。
残念なことだ。
そういえば、今年はこの街でトリエンナーレが開催されるという・・・。
【追記/20250708:火】
昨日お客さんから聞いたのだけど、水道週間中年一回の公開時、馬ヶ城浄水場の立ち入り禁止区域が多いのは、事務所の建物もダムも浄水施設も耐震基準を満たしていないからとのことだった。コロナ以後一律立ち入り禁止ということではないらしい。納得した。
それならその理由を記して(どこかに記してあったならごめんなさい)掲示しておいてくれると不必要な誤解も回避できるのにと思うのだった。
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