2024年9月26日木曜日

【20240926:木】+++YOKOZCO展とアンティークショップ+++


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久しぶりにYOKOZCO展に足を運んだ。

進化し続けるYOKOZCO。

軸は変わらない相変わらずのYOKOZCOテイストだけど、絵も額も木彫も完成度がどんどん上がってる。そんな印象をぼくは持ってる。さらに、最近はやきものがとても味わい深い。

ぼくは取り立てて猫好きでも犬好きでもないけれど、彼女のやきもの作品の動物とおじさんたちとの触れ合ってる雰囲気のなんと愛情豊かなことか。

彼女の動物好きなことがぼくにだってビシバシ感じられるほどだ。

YOKOZCOはモコディーで初個展。

ほとんどの作品がsoldoutなのもすごい。

そしてぼくも実は初モコディーだったのだ

物販で置いてあるもののセレクトはもちろんのこと、お店の雰囲気もロケーションも全て洗練されていておしゃれだった。


その後、藤ケ丘へ向かいこれまた久しぶりにミュゲさんのお店のドアを開けた。

変わらないミュゲの世界観。

老眼のぼくには薄暗くて文字も小さいから値札に書いてある数字もはっきり見えない。

でもこれもミュゲさんの世界なんだよね。

帰り際に『VOUSHO Coffeeです』って名乗ったら、ぼくと認識してくれた。

何年ぶりかなぁ。

7〜8年は経ってるかも。

帽子にマスクにメガネで誰が誰だかわからないわなぁ。

ミュゲさんとお互いの近況報告が少しできてよかった。

2024年9月20日金曜日

【20240920:金】+++3つの空間へ+++

 

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残暑厳しいね。

今日は3つの空間を訪問した。

一つ目。

ランチを食べに久しぶりに那古野の近くの大島屋へ。

相席させてもらってランチを食した。

相変わらずのやさしい味。

ほっとする。

名駅に近いのに京都の町屋のような風情。

店主さんとも話せてよかった。

 

二つ目。

中村区にあるEUREKA Gallery&Cafeへ。

オーナーは写真家。

ここは元銭湯。

コンクリートがはつられて剥き出しだったり、銭湯時代のタイルをそのまま利用したりと空間作りのセンスも高い。

写真スタジオも兼ねた広大なスペース。

天井も高くとても気持ち良い空間。

全てがおしゃれ。

 

 

そしてこの空間に負けない作品を展示してるのが、イラストレーターで絵以外にも立体作品も作られる4coさん。

今日はその4coさんの作品を堪能させてもらった。

4coさんの作品はどれも丁寧な仕上がりで完成度の高さを感じた。

学ぶところが多かった。

4coさんの作品や店内をたくさん撮らせてもらった。


 

 

最後は中区錦2丁目のantique Salonへ。

企画展「本の標本、本のオブジェ」を見に行った。

自分の本が飾られてるのが不思議な気分。飾り方や飾る場が違うと本の雰囲気も変わるものだね。


店内どこを見ても重厚でカッコいい。

こうした独特の雰囲気のお店が名古屋にあることが本当に嬉しい。

また、ぼくが選んで展示してもらった本が他の参加者とかぶったことも嬉しかた。

 

 

今日はそれぞれ個性ある空間と作品を堪能でき大きな刺激をもらえたのだった。

2024年9月18日水曜日

【20240918:水】+++太くんとの夜+++

 



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夕方、太くんとVOUSHOで二人だけの小さな酒宴。

9時過ぎに彼を見送った。

3時間が矢のように過ぎた。

話題はいつも尽きない。

今夜のキーワードは『浮き足立つ』だった。

マイナスイメージの言葉だけれど、振り返って見るとぼくの人生はいつも『浮き足立った』ものだった。

でも、そんな『浮き足立つ』自分も、あるいは『浮き足立ってる』他人も愛おしきものではないか、とも思う。

自分自身が『浮き足立ってる』ことを自覚して『浮き足立って』いるならいいじゃん!という結論にぼくらは達した。

あとはぼくらの共通の友人であるタカさんが以前ぼくに言ってくれた『やっつけ(or だだくさ)はいけない』ことだけ肝に命じておけば。 


宴も終盤の頃。

ぼく自身も驚くことが起きた。

太くんがぼくに『キヨサクの「想うた」もいいけど、吉田拓郎の流星(森七菜)バージョンがすごくいいよ』 と教えてくれたのでその場でyoutubeで検索して聴き始めた時だった。

ぼくは初めてだったが、サラリーマン役の仲野太賀とスタバ店員役の森七菜が演じる有名なPVらしい。 

キヨサクの野太い歌声は、あ〜なるほどな・・・と思った。竹原ピストルのようなメッセージ性の強い歌詞で多くの人が好むのも理解できた。

次に拓郎バージョンとなる「流星」を聴き始めて、ほんの数フレーズでぼくは動画をストップさせた。

「太くん、ごめん。ちょっとダメだ。胸が詰まってしまって・・・」と言うのが精一杯で涙が溢れて泣いてしまった。

こんなことは初めてだった。

自分自身に対して本当に驚いてしまった。

何がぼくのココロの琴線に触れたのかわからない。

ただただ吉田拓郎が数行の歌詞を歌っただけで胸が様々な想いでいっぱいになりココロの容量以上のものが一気に溢れた・・・そんな感じだった。

ぼくは嗚咽をこらえるのがやっとだった。

拓郎の『どうしてこんなに悲しいんだろう』を口ずさむたびに泣けてくるのだけど今回はそれ以上だった。


太くんが帰ってから、少し落ち着いた気持ちで再度この楽曲を聴いてみた。

今度は最後まで泣かずに聴けた。

 

『たとえば僕が まちがっていても』

『正直だった 悲しさがあるから』

『オーオーオオー 流れて行く』

この最初の3つの歌詞が引き金になったようだった。

 

不思議だ。

あの時の感情の高まりは一体何だったんだろう。

人のココロは不可解きまわりないものだね。

 



 

2024年9月16日月曜日

【20240916:月/敬老の日】+++せともの祭の花火に思う+++

 


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ぼくは4月生まれ。

今では自分の誕生日よりも、桜が咲いてるのを見てまた1年無事に過ごせたなと思う。

そしてあと何回ぼくは桜を見ることができるのだろうとも思う。

それと同じことを毎年せともの祭1日目の土曜の夜、花火を眺めるたびに思う。

桜以上に花火は刹那的だ。

人生も花火と同じようなものだと眺めていて思う。

 

花火についてはもう一つ別のことを思うようになった。

それは戦禍の国にあっては、花火が炸裂する音を爆弾の音と思って耳を塞ぎ怯える子どもたちがいるだろうと。

花火を美しいものとして楽しめるぼくらの今ある状況は実はとても幸運なことなんだろうなと思うのだ。

 

せともの祭の2日間、今年からVOUSHOは休業することにした。

廉売市の雑踏やその喧騒もここには全く届かない。

どこにも出かけず静かでのんびりとした時間を過ごすことができた。

これもありだったんだよね。

 

 

 

2024年9月7日土曜日

【20240907:土】+++実はantique Salonの企画展に参加した+++

 



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名古屋市中区の長者町(住所的には錦2丁目)のえびすビル2Fにあるantique Salonさんの企画展『本の標本、本のオブジェ』。

オーナーの市さんが先日ぼくのお店にいらした時にお声がけしてくれて、なんと!ぼくもこの企画展に参加することになった。

いいのかな?・・・とちょっと思ったけど面白そうだから参加させてもらうことにした。

 

2冊、本を選ぶ。

1冊は装丁の好きな本、もう1冊は自分に影響を与えた本。

その2冊と一緒にその選択理由を文章にして提出するというもの。

ぼくはantique Salonさんの独特のダークで高級感漂う雰囲気を考慮せず、敢えて直球で本を選ぶことにした。

空気読んでない。

他の参加者がどんな本を選択し、それをantique Salonさんがどのようにディスプレイしてるか興味が湧くところだ。

ディスプレイの勉強になるだろう。

もちろん見にいきます。

2024年9月7日(土)〜23日(月)

12時〜19時<水・木定休日>

お近くに用事があったらお立ち寄りください。

店内をリニューアルされたので、店内を見るだけでも価値あるはず。

 

2024年9月1日日曜日

【20240901:日】+++瀬戸もの祭りは休業します+++

 


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10年目に入ってのシフトダウンの第一弾というわけではないけど、今年の瀬戸もの祭りから、この祭りの両日とも休業することにした。

瀬戸にとって一年で最大のイベント。飲食も物販も瀬戸もの祭りはまさにかきいれどきだ。いつもお客さんが少なくて静かなVOUSHOもこの時だけはイケてる人気店みたいになる・・・こともある。ほとんどが初めてご来店のお客さんで常連のお客さんは少ない。VOUSHOでありながらVOUSHOでない、そのように毎年感じていた。


アルバイトさんも半年くらい前から頼んでいた・・・のにだ。アルバイトさんに真っ先に連絡したが本当に申し訳ないことをした。

無理すればできるけれど、無理した影響を後日まで残すのはやめる決心をした。

今月の売り上げももちろん減るけど仕方ない。

でもその分、他の営業日をいつも通り変わり映えなく気持ちよく営業できるはずだ。


というわけで、9月14日(土)と15日(日)の瀬戸もの祭当日は休業します。


飲食店店主として、あり得ないことかもしれないけれど、それがぼくなのだと思う。

ご理解いただけたら嬉しいな。