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今日は昨日みたいにお店が混むことはないだろうと正常性バイアスが働いていたのかもしれない。
そう思い込もうとしていた節もある。
昨日だってそうだったように、まぁなんとかぼく一人でもやれるさ・・・と。
が、しかし!
突然、胸騒ぎがしたのだった。
なんだこの不整脈のような胸のざわめきは。
そしたら急に不安になった。
まるでココロのドミノ倒しと言ったらいいのか、またはオセロの駒のように一気に気持ちがひっくり返ったと言ったらいいのか。
そこで、ダメ元でYちゃんにバイト依頼のメッセージを送信した。
『Yちゃん、おはよ。
ダメ元でなんだけど、今日いきなりバイトに入ったりできる?』
午前10時40分のことだった。
Yちゃんの都合が付かなければ仕方ない。
一人でやる覚悟を決めるだけだ、もちろん潔くキッパリと。
そしたら、Yちゃんから『おっけーです。』の返事!
『そうなの?! ありがとう。じゃいつものようにお願いします!』
最後はびっくりマークでなく手を合わせた絵文字でね。
一気にぼくの気持ちは楽になり胸騒ぎも消えていた。
胸騒ぎは・・・大当たりだった!!!
Yちゃんがいなかったらどうなっていたことだろう。
まるで瀬戸もの祭り級の忙しさだった。
おそらく今までで1・2番目にランクインしただろう。
(と、言ってもこれはぼくのお店の基準なので差し引いて捉えてね。)
Yちゃんには本当に感謝だった。
そして、もう一つ。
ぼくの胸騒ぎにもね、感謝だった。